アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

三人組は仲間割れしやすい

2015年07月22日 | Weblog
日本の最北端へ行ってきました。何度も行ってるだろうって?宗谷岬へは何度か行っていますが、今回は、「礼文島」まで行きました。天気に恵まれ、「サハリン」がよく見えましたよ。ホント、ホント!カチューシャの踊りまでは見えませんでしたがね。
 「最北紀行なんたらかんたら」というツアーに潜り込んでの旅行でした。ビザが不要なのにどうしてツアーに潜り込んだかって?それはですね、個人で行く経費と、ツアーで行く経費を比較したところ、「あまり変わりがない」ということが判明したからです。レンタカーだ、なんだかんだを入れると、ツアーのほうが安くなります。目的は、「ウニを鱈腹食う」ですから、旅行の形態などなーんも関係ないのです。

 「飲んだ飲んだ!」「食った食ったウニ食った」の三日間でした。たった三日で、体重が2kg増えました。困ったものです。
 で、イラストレーターの糸井なんとかさんの、「旅行はツアーに限る。人を見るのがおもしろいから」という言葉…よーく分かりました。日本の最北端を目指した37人…それぞれに物語があるのです。私から同じツアーの方に話しかけることはありません。しかし、会話が聞こえます。それだけで、人々の生き様がよーく分かる。おもしろいです。

 70歳過ぎの仲良し女性三人組…。声が大きい…。JR宗谷本線の「名寄(なよろ)」という駅で停車したとき…
 「あっ!ここ、松山千春の出身地よねぇーっ!」
 「そうそう!ここね、名寄ね!」
 「(車窓から駅構内を覗いて)松山千春、いないかな?」(まったくぅ!いるはずないだろうがぁ!ポッポ屋じゃないんだから!)

 こういう会話を稚内に到着するまでずーっと!JRで行ったのかって?そうなんです。JR札幌駅集合で、稚内まで。稚内→利尻島はフェリー(1時間45分)。利尻島→礼文島は近いので、泳いで行きました。ウソです。フェリーで45分。礼文島→稚内はフェリー(1時間55分)。復路の稚内から札幌は、JR。遠くは九州、四国からの参加者もおりました。

 さてさて、三人組、名寄での会話から数時間後…
 「松山千春の出身は、名寄じゃなくて足寄(あしょろ)だったわ!」
 「そうそう、足寄、足寄」
 松山千春さん、名寄出身にされるところでした。

 翌日。仲間割れ!三人部屋で、一人がものすごくでかいイビキをかいたらしい。イビキ女性が居ないところで、悪口三昧!悪口って、ここまで言えるものなのか!さすがの私でさえ、呆れましたよ。で、イビキ女性を特定し、観察しました。…たしかに…仲間はずれにされる人になんの罪もないのですが、ADHDがそのまま70歳を過ぎた…。この表現がピッタリの人でした。ツアーなのに、集団行動が出来ない。バスから降りたら、糸が切れた凧のようにフラフラ、ウロウロとどこかへきえる!

 バスガイド嬢(還暦間近ぁ…かな?お化粧はかなり濃いめ)が…
 「前方左手に見えております島は、礼文島でございます。面積80平方キロメートル、人口はおよそ3000人。礼文高等学校の生徒数は23名。今春入学した6名は全員男子…」
 礼文島の概略の説明が終わった直後…イビキ女性がガイド嬢に質問した…!
 「ガイドさん!あれ、あそこに見える島、なんという(なまえの)島?」