「議会からの政策形成 ~議会基本条例で実現する市民参加型政策サイクル~」
という本が出たので早速購入した。
会津若松市議会は、以前より注目しており、昨年の視察にも建設水道委員会で会津若松に活かせていただきお話をうかがってきたところである。
視察は全国から140を超えるといわれており、議員自らが対応するということであった。
会津若松の特徴は、「市民との意見交換会」「政策討論会」を重視していること。
直接議会改革の視察ではなかったが、個人的に時間をとってくださり、野口英世ゆかりの喫茶店で、お話を伺い、その内容の濃さに驚いた。平成20年議会基本条例を制定しており、その柱は市民の参画である。定期的な市民との意見交換会が大きな力になったとある。
「議会基本条例」については、三木市議会での改革検討委員会でも検討材料に挙げられたが、具体的な動きにはならなかった。まだその具体的な論議にまで到達していないというのが実情である。会派からは「議会基本条例」を前提としての議会改革を迫ったが、数不足力不足で多数には至らなかった。
市長からも、「議会基本条例でお茶を濁すことのないよう」とか「他の市議会が制定しているなどおざなりな理由で議会基本条例を制定したところであまりに無意味なことです」など、さんざんなコメントをいただいているが、今の段階では、議会基本条例の論議まで行かない段階というのが議会の実情だと認めざるを得ない。
ところが、改革調査委員会では、定数削減しか出していなかった会派の議員さんが、次の選挙にむけての公約に「議会基本条例の制定」を挙げているのにはびっくり!市長さんご推薦の議員さんたちは議会基本条例をお茶を濁す発言にはどう思っていらっしゃらるのでしょうか?議論もしないでどうやって作るのだろう。そりゃあ他の市から条文そっくりもってくればカタチにはできますけれど。
会津若松の議員さんたちが作った本には、議会改革の論議の中身がしっかり書かれてある。同じ4年間で、この違いはどこにあるのだろう。本筋に向けた議論の蓄積ができずに、周辺の事象にふりまわされて、不毛な争いが生じているのが実情ではないだろうか。
それでも、できるところからコツコツとやるしかないと続けてきた
市民と議員の意見交換会 第4回目を開きます。
第4回 市民と議員の意見交換会
1月28日(金) 19:30~21:00
市民活動センターです
主催 議会のありかたを考える有志の会
巷ではもう選挙モードですが、この会は、選挙のときはお互いライバルになる議員同士が、議会としてのチームで市民との意見交換会をするというのが目的です。支援者の前で自説を主張するものとは趣旨が違います。市民のご意見も公正、公平な立場で反映させていきたいと考えています。
お寒い時期ですがどうぞご参加ください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます