もて木みち子 オレンジニュースブログ版

今年のキーワードはゆっくりやさしく社会を変える

退職金あれこれ

2011-05-27 | 東日本大震災

市長が市費ではなく私費でコンサルを雇うという話をきいた。

やっぱりお金持ちは違うなあと思っていたら、供託された退職金なのだという。ごていねいに市のホームページにのっていた。

そして2期目は、三木にとって何のメリットもないので受け取るのだという。

そんなこと分かっていたはず。

1期目は確かにだまされた。私も実は退職金返上の主張で1票を投じたといってもいい。三木には何もメリットがないのを知らなかった私も私だが、それを宣伝文句に選挙運動を展開した、周りの人も知らなかったのだろうか?それを提案したという自慢していた方もいらしたはずだが・・・。

退職金をどう使おうと勝手だが、それをいちいち市のホームページを使って正当化する必要があるのだろうか。

ご自分の政党の広報でおやりになったらいいのではないだろうか。

下記のフレーズだってどんな意味かわからない。いきなり新着情報で出たのでクリックしてみると・・・。

最適な立地拠点「みき」からアジアそして世界へ。これって退職金の使い道がらみの広報ですよね。だって産業環境部ではなく、秘書課からでているんですもん。

市の広報ってなんだろう、情報公開ってなんだろうと思うきょうこのごろ

せっかく公平な意見を聞こうと思って傍聴に行った教育委員会が非公開といわれたので、ゴキゲンナナメなのである。だからちょっとつぶやいてみたくなった。みきの教育の最高機関である教育委員会の定例会がある予定日ぐらいHP新着情報で広報していただきたい。非公開ならその旨もあわせて記していただきたい。

例えば宝塚市はこんなふう 箕面市はこんなふう

そして三木は ・・・・


お金のない市の4億8000万

2011-05-27 | 東日本大震災

急に新聞記事になった、関西国際大学の看護系学科新設の話。

きょうも神戸新聞三木版にのった。

総事業費は13億6600万円。三木市はそのうちの設置経費9億6千万。関西国際大が独自の事業としておやりになるのなら、結構。北播磨総合医療セインターとの実習における連携も可能だろう。

しかし、これからが、どうぞご自由にと言うわけにはいかない。設置経費半額4億8000万を三木市で負担するという。

目的は北播磨総合医療センターの看護師確保と三木市の活性化だという。

三木市の活性化というのは具体的にどういうイメージなのだろう。学生が三木市に住み、三木市で働きということなのだろうか。

しかし関西国際大学の現在、三木市に住んでいる学生はどれだけいるだろう。三木市に住民登録している学生は何人いるだろう。近隣の住民から見ると、市外各地からの送迎バスの多さばかりが目だって、三木市に定着する若者がどれだけいるかは、予想できない。看護学生だからといって、三木市に定着するとは限らない。地方の看護学校は多額の経費をかけても、卒業後、資格をとったら、都市部に流れてしまうことを憂いている。

看護系大学や専門学校は、兵庫県は全国でも多い地域である。兵庫県立、神戸市立の大学をはじめ、専門学校も多い。しかし地元に残るかどうかは別の話である。全国から看護師志望の学生がやってきて、学んで地元に帰っていくことも含め、三木市は支援しようというくらいの太っ腹なのだろうか。いや地元の人優先といって、また奨学金などで市が負担するのかもしれない。

看護系の学校は確かに専門学校から大学へと流れが移っている。しかし、現在医療系の学部屋専門学校をもたず、これから教育スタッフを確保し、大学の教育機関として、育てるにはかなりの準備が必要だろう。

それをいきなり、市が設備費を半額も負担することが妥当なのかどうか。投資するならそれなりのマーケティングリサーチや、医療や看護の世界とのパイプも必要だと思うが、どうなのだろう。そもそもこの話、どちらから出てきた話なのだろう。

三木市の負担はそれだけではない。北播磨医療センター企業団は図書費1億を大学と負担を分担するのだという。

ひがむわけではないが、市立図書館のことで、新築より移転が1億5500万節約できるのだと、強調する理由は、お金がない!の一点張り。お金がないといわれるとお金のない市民は弱い。でもお金はあるところにはあるんだ。

ただそのお金は税金なので、市民が納得できる説明責任はきちんと果たしていただきたい。

計画そのものに反対なのではない。その計画が将来を見越して妥当な計画なら賛成。そして市の負担割合が適当なのかを、きちんと判断していただきたい。