百子の部屋

日々のあれこれ思いのままに。。。

和風ホラー

2007年06月18日 | 読書

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★「蛇棺葬じゃかんそう 三津田信三

おどろおどろしい、横溝正史風ホラーミステリーです。

ある男の、幼い頃の体験を綴ったこの本は、
ぞわぞわと何かが背中を這うような感覚で読みすすめていくことになる。

逃れられない因縁を抱えた旧家である百巳家。
奥の部屋に住む祖母のおぞましい姿。。。
祖母の葬儀に消えてしまった父。。。
不気味な静けさを漂わす義母。。。
すべてが、陰湿で怪異に満ちている。。。

そして、不気味な「百蛇堂」に迷い込んだ、幼い頃の恐怖体験。。。
「ずるっ、ずるっぅぅぅ・・・」と暗闇を這うそれは、いったいなんなのか?
身震いがする、腐臭、音、などが上手く表現されていて、
恐怖がひしひしと伝わってくる。。。

今ひとつ、納得のいかない結末。。。と思ったら、
この続きがあるそうな。。。早速、読まねば!

コメント (2)
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