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もんく [とある港街の住人]

脳の中の階層

何か深く考える時、考えない時間をわざと設けるということをする。
仕事のことでもその他のことでも、何か決めなければならないがどうしたら良いかわからない時にそうする。

考えない時間の前にできる限り多くの資料を頭に詰め込む。調べてあれやこれや可能性を考える。できるところまでやったらパッと止める。そして歩く。何時間も長く歩く必要はない。外へ出てお弁当を買いに行くだけでも良い。または音楽を聴くとか風呂に入るのも良い。


しばらくすると何かを思い付く。よくわからないが、考えてはいないのにパッと思い付く。自分が意識していないその下のレイヤーで脳が資料をネットワークに繋ぐ作業をしているような気がする。ネットワークに繋ぐとそこに答えが浮かんでくると思われる。

考えるというと、学校の勉強でのそれは「ああすればこうなる」式で考えるというよりどちらかと言えば「解く」だ。解くは考えるとはちょっと違う。パズルをやっているような、ただのゲームだ。しかしながら「解く」が考えるだと思っている人が多い。実際には解くのは、今時、単に検索すれば済む。同様に知識を得て頭やノートにストックすることも同じ。機械にやらせれば良い。


人間の脳はたぶん多くの階層を持っている。使っているか使っていないか、そして意識しているかしていないかは別として。けれども、意識していないと上手くは使えないだろう。(ここらへんのことは今回はあまり書かない)


人は毎日の生活を忙しくすればすることはできる。やる必要のあることはいくらでもある。でも、別のレイヤーに身を置くこともできるし、それは実際、必要だと考える。音楽を聴いて脳の抽象度の高い時間を作り出すというようなこと。そうでなければベッタリと地面を這って生きることになる。
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