地球に夢中研究所

肺ガンIV期。自身のガンを治しつつ、世界の人々の健康への貢献を目指す、「地球に夢中研究所」代表 太田和廣の日記。

Chicagoエピソード1・8/16(木)

2007-08-25 22:27:13 | 文化
逆順に進んでます。
NYへ独り発つ前日、まーくんを親戚に預かってもらい、夕方からまあちゃんとデート。
この日の前日独りでまわった店たちのなかから、選りすぐりの3軒をセレクト。

18:00 Jazz (Sax, Kb, Dr) @ Andy's

演奏レベルはイマイチながらもスピリットはビシバシ感じたよ、若い三人組。
Saxのボーイはなんと、テナーとソプラノを同時に銜えて鳴らす(!)。
早い時間からゆったり食事しながら楽しめるのがいい店。

21:00 Blues (Vo, G, EB, Dr) @ Blue Chicago on Cleark

まあまあなブルース。
いや、まったく悪くない。うまいんだけど。
でもなあ。。。ああ、こんな感覚的なことでごにょごにょ言って申し訳ない。
次回のレポート(逆順なんで、この日の前日のレポート)で、シカゴブルースの素晴らしさを報告できると思う。
この日のは、そいつが欠けてたんだ。。。おれの体調が悪かっただけかも。。。ごめん。

23:00 Bossa Nova (Vo, EG, AG, EB, Dr, Per) @ Underground Wonder Bar

泣きそうになったよ。
1曲目が、ミルトンの「トラベッシア」だぜ、しかも極上の!
2曲目、エラ・エ・カリオカ、ああ、こんな風にやっていいんだ、
パッパッパラララーてのシャウトしてたよ、
ギターソロ、泣きのフレーズだったよ、
パーカッションソロがあったよ、
しかも極上の!

名残惜しかったけど、23:30ごろ席を立った。
出口に向かってびっくり。
席にあぶれた人たちが20人ぐらい。
よかった、ブルースとジャズだけじゃない、ブラジル音楽も受け入れられてる、シカゴ、I LOVE U!


NYエピソード3・8/17(金)後編

2007-08-25 07:32:04 | 文化
前回のあらすじ:
 シカゴとニューヨークの時差をうっかり。
 エディ・ゴメスもカーチスフラーも見逃した私。
 こうなったら自棄酒だ!ビレッジのとあるライブハウスへ。

8月17日(金) 25:00

見事だった。
キップのよい太った黒人女性、ジョージアの歌いっぷり。
そして、オールブラックなバックバンド。
1曲の中で、スローやアップテンポやら、うまく織り交ぜつつ、どうどうたる展開。

「いいねえ。これなら気持ちよく酔えそうだ。ワン・モア・ビア・プリーズ!」

そのときだった。

「ガオワオガオワオ!」
「ウガーウゲーウゴー!」

喧嘩が始まった。
バーテンの女性と、お客さん。
口げんかだけど、相当激しく、怖い。
ジョージア、最初はふざけて「ヘイ!セキュリティー!」
次第にオドオド「ビー・フレンドリー・ヒア。。。」
次に、「サービスするから、やめて!」(推定)などといいながら、
服を捲し上げ、見事なおなかとブラジャーを、ちらりちらりと披露。
でも、だめ。喧嘩、どんどんエスカレート。場内騒然。
ああ、やっぱり今日は最悪な一日だった。
怖いよ。この場を逃げ出そう。
そのときだった。

ジョージアの顔つきが変わった。
カッと目を見開き叫ぶ。

「ウォッチ・ミー!」

音楽スタート。
おお、これは。。。
ごめん、なんだったか忘れたけど、普通はバラードでやるジャズの曲だったと思う。
ただし、超高速版。
喧嘩を見つめていた会場中の人々が、ジョージアのほうに向き直った。
スローを織り交ぜることなく、超高速で最後まで突っ走る!
ジャン、と演奏終了。

「ウワォー!パチパチ!」

私を含め、お客さん、大拍手。
問題の二人は。。。まだ喧嘩を続けていたが。
もう怖くなんかないさ。なんたって、ジョージアがいる。

「ああ、いいものを見た。
 俺もがんばろう。あの心意気を忘れちゃならねえ。
 そういえば、10年ぐらい前にNY来たときも、
 なんかこんな感じの店で、こんな気持ちになったなあ。
 はっ!!ここは。。。アーサーズ・タバーン!
 サムとデイブの物語の店じゃないか!」

そう、前回のNYで、私はこの店に来ていた。
サムとデイブの物語。
リメンバー・一途な心。
興味ある人は、リンクのHPの旅行記を読んでみて。

こんな感じでNY初日が終わった。

お待たせしました。
次回はシカゴを紹介します。