温泉クンの旅日記

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嬉野温泉(1) 佐賀・嬉野

2010-10-20 | 温泉エッセイ
  <ハミルトン宇礼志野(1)>

 車がエントランスの坂道を駆けあがると、どこかで見ていたのだろう宿の人が二名飛んできてくれた。荷物を持ってくれ、車も駐車場に廻してくれる。



 すこし早めに到着したのは、今日の宿が嬉野温泉で女性に絶大な人気がある「ハミルトン宇礼志野」だからで、なるべく明るいうちにいろいろとチェックして画像を撮りたかったのだ。



 洒落たロビーである。
 調度や家具なども厳選しているようだ。

 チェックインをすませるとロビーのソファでウェルカムドリンクをいただく。



 一角に黒檀で設えたような椅子が置いてあり、記念にちょっと座らせて写真でも撮ってもらいたくなってしまう。



 重厚な書架のなかには美術全集などがはいっている。客には貸出てくれるそうで、千冊の蔵書があるそうだ。



 案内された部屋は、なかなか広めでご機嫌な部屋である。



 窓からは中庭が一望できる。



 三角屋根は庭園露天風呂ということだ。

「あのぉ、貸切露天風呂ですが、入れそうでしょうか」
 荷物を置き、浴衣に素早く着替えるとフロントに電話をいれた。

 この宿には大きな庭園露天風呂のほかに貸切露天風呂がひとつある。ぜひ、入りたい。

「いまでしたら、ご利用できますが・・・ただ次のお客様のご予約がございましてお時間が少ないのですが」
「どれくらいの時間でしょうか」
「三十分ほどになってしまいます」
 その半分でも文句ない、わたしには充分すぎる時間である。「それでかまいません!」
 ここらが平日の強みだろう。取り急ぎタオル一本持って、フロントへ急ぐ。

 フロントからいったん外へ出て貸切露天へ案内される。
 無理すれば四人はいれるくらいの大きさである。



 掛け湯をたっぷりして、湯舟に身体を沈める。
 とたんに源泉のいい香りに包まれる。
 
 佐賀で温泉といえば武雄温泉と嬉野温泉だが、嬉野のほうが有名である。
 嬉野温泉で前回に泊った宿は、広い庭園にある露天風呂で湯口に嬉野茶がはいった大き目な布袋があって、温泉の香りがお茶の香りに負けていたので、今回は堪能できて満足である。
日本三大美肌の湯といわれても、なるほどと、前回のお茶温泉よりはたしかに頷ける。重曹泉で美肌に効果があるとされ、たしかに入浴後につるつる感がある。

 部屋に帰るついでに、中庭の砂利道を歩いて庭園の露天風呂にはいることにした。



 こちらの露天風呂は立派だが、やはり泉質はさきほど狭かった風呂のほうがよっぽどいい。


   ― 続く ―

   →「楼門のある温泉」の記事はこちら

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