温泉クンの旅日記

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高瀬温泉 新潟・関川村(1)

2015-07-26 | 温泉エッセイ
  <うさぎの宿(1)>

 宿は近場の瀬波温泉でなく、村上から車で山形方面に三十分ほど走ったあたりにある高瀬温泉にした。理由は単純明快、一度もいったことがなかったからだ。



 季節外れの菜の花が一面に無数に咲いて出迎えてくれた。



 北越後、荒川の清流が流れる川辺の宿である。





 宿に一歩入って驚いたのは、夥しい兎が館内に飾られていたことだ。





 このいずれも可愛いコレクションの数々、かなりな時間とお金をかけたのではあるまいか。



 どうやら霊峰と神社にゆかりがあるらしいとあとでわかり納得したが、それにしてももの凄い数の兎だった。きっと数百体くらいはあるのではないか。



 関川村の霊峰「光兎山(こうさぎさん)」は古人から修験の山としてあがめられ、山頂には光兎神社が鎮守されている。雪どけのころ山頂付近に兎の形をした雪形が現れることからその名が付いたと言われる。

   『ある日、月の兎が
     金の光の雫とともに、
      ある村の山に降りたった。
    山からふもとへ遊びにおり、
     大自然に囲まれた村が
      とても気に入りました。』

                 高瀬温泉HPより



 売店の品物もうさぎだらけであった。



 気持ちいいくらい徹底している。ただ、ここまでするなら一匹くらいホンモノの兎を飼ったらどうだろうかとつい思ってしまう。そのほうが泊り客の子どもが喜ぶだろうに。



  ― 続く ―


   →「鮭の町、村上(1)」の記事はこちら
   →「鮭の町、村上(2)」の記事はこちら
   →「鮭の町、村上(3)」の記事はこちら
   →「瀬波温泉」の記事はこちら
   →「旅の空 新潟」の記事はこちら

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