ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

詩 作業服(バイリンガル)

2015-07-08 11:56:04 | 詩・コラム



作業服

            ニョニョ

作業服をたたんでいたら
目に付いたズボンすそのほつれ
“忙しいから明日明日”と言っている間に
溜まってしまった 傷だらけの作業服

ホコリをかぶった裁縫箱を開け
ぼんやり見える目をしばたかせて
やっとのこと 針の穴に糸を通す

一針一針 繕う
もう何年になるだろう
白いチョークしか持ったことのない人が
油だらけの作業服に身を包んだ日から

作業中 思いがけない事故にあい
七針も デコを縫ったこともあったっけ
溶接の火花であちこち穴だらけの作業服

洗濯機が汚れると言った日が 恥ずかしい

でも いつも家族のために汗を流し
愚痴なんて云ったことが無かった あなた
ただ黙々と働いていた あなた

何も言わないけど 家族は知っている
大きな不自由なく大学まで通い 留学もし
希望の道を進んでこれたのは
この作業服のおかげだと

油まみれの作業服 小穴だらけの作業服
でも そんな家族愛の染みついた作業服が
今日もベランダで風になびいている

7月8日

작업복

    녀 녀

작업복을 개더니
눈에 든 바지자락의 흐트러짐
“바쁘니까 래일 래일” 하는새에
쌓이고만 여기저기 터진 작업복

먼지 쌓인 바느질함을 열어
희미하게 보이는 눈을 깜박거리며
겨우겨우 바늘구멍에 실을 꿴다

한바늘 한바늘 깁는다
이제 몇해가 되였을가
새하얀 백묵밖에 못가져본 그이가
기름투성이 작업복을 입기 시작한지

작업중 뜻밖에 일어난 사고때문에
일곱바늘이나 이마를 꿰맨적도 있었지
용접의 불꽃으로 수없이 구멍난 작업복

세탁기가 더러워진다고 한 날이 부끄럽다

그래도 언제나 가족을 위해 땀을 흘리고
푸념 한번 해본적이 없었던 당신
그저 묵묵히 일하던 당신

아무말 안하지만 가족들은 안다
큰 불편없이 대학까지 다니고 류학도 가고
희망의 길 걸어올수 있었던건
이 작업복 덕분인줄을

기름 배인 작업복 구멍 뚫린 작업복
하지만 그런 가족사랑 스민 작업복이
오늘도 베란다에서 바람에 나붓거리네



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月7日、155回目の「火曜日行... | トップ | 今週のお弁当と花たち »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
生活、労働、家族 (中山 茂)
2015-07-08 12:28:10
いい詩ですね。お連れ合いの労働を描いた詩、以前のがありましたら、どんどんアップして欲しいです。音楽教師から肉体労働者、さぞご苦労されたことでしょう。そして、今でも合唱団の指揮、そして火曜行動歌の作曲、金属労働者と二足のわらじ、尊敬します。
返信する
中山さまへ (ニョニョ)
2015-07-08 12:32:37
コメント有難うございます。
忙しいことを口実に家事をちゃんとできなかった懺悔の気持ちで書きました。
返信する

コメントを投稿

詩・コラム」カテゴリの最新記事