ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月28日、477回目の「火曜日行動」です。

2022-06-28 15:41:00 | 火曜日
夏のような暑さです。



477回目の「火曜日行動」始まりました。



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいりますね。応援よろしくお願いいたします。



大村さんの第一声始まりました。

大村さん

府庁で働くみなさん、ご通行中の皆さん、こんにちは。今日はとても暑い日ですね。477回目となりました。火曜日こうやって集まって、10年と3か月近くたっています。毎年毎年だんだん暑くなっていますが、私たちは暑さにも負けないで、10年前はほんの10人くらいでしたが、今はこんなにたくさんの仲間が増えていっています。

2010年、民主党政権が目玉政策の高校無償化法を通しました。その年の拉致問題担当大臣が、拉致問題を理由に朝鮮学校の除外を文科省に言いました。高校無償化法というのは。教育の機会均等をうたっているわけです。この高校無償化法は1条校でない外国人学校、各種学校である外国人学校も含めて無償化にするという趣旨であったのに、拉致問題を理由に朝鮮学校のみを除外してきました。そのことを受けて、当時の鳩山首相も朝鮮学校除外になったわけです。そして、2010年4月から朝鮮学校を除いた形で実施されました。そして朝鮮学校への審査基準を設けて、朝鮮学校を無償化法に組み入れるかという話し合いがもたれていったわけです。

ところがその年のヨンピョンド事件を機に、また朝鮮学校の審査の手続きが中断してしまいました。しかしそののちにも審査手続きを再開するということを当時の菅首相が述べました。だから私たちもこれで朝鮮学校にも適用されるという思いで待ち望んでいたのですが、とうとう民主党政権が破れ自民党政権に代わったその年の12月の28日、当時の官房長官がまず最初に手を付けたのが、朝鮮学校の高校無償化停止でした。そして次の年の4月20日、朝鮮学校がその規定から外れるような、今までの規定を変えていくようなことをしたわけです。

本当に、この高校無償化法は、教育の機会均等、それをうたっているのに、教育的観点は一切抜きにして、政治外交的問題が浮き彫りにされていく、そして朝鮮学校を除外して今日に至っているわけです。この間自治体では、特に自民党の意向を受けたような自治体では補助金を停止していく。特に大阪ではいち早く、当時の府知事が、今までなかった4要件を出してきて、補助金の停止に、そして大阪市も同じように補助金の停止をしていく。そういったことで私たちは、これはおかしいのではないか、朝鮮学校をなぜ外さなければならないのか、政府・自治体にとって、朝鮮学校の無償化を認めたり、補助金の支給を認めることは、すなわち、朝鮮学校が植民地支配の結果できた学校である、その植民地政策の精算を、今、政府は行っていない。日本政府がこの朝鮮学校を認めるということは、植民地政策の精算を行うということ。だから、政権にとっては朝鮮学校は目の上のたんこぶ、絶対これを許してはならない。こういったことがこれまでの裁判にも表れていると思います。

大阪での1勝、地裁判決の1勝は、朝鮮学校の価値を認め、そして民族教育の価値を認めている、そういったものでしたが、他の判決については、すべて教育の観点はそこに現れてはいません。ただただ朝鮮学校と朝鮮民主主義人民共和国、そして在日朝鮮人の人たちの組織である朝鮮総連を除外しようとしています、そういったそれを不当な支配と言う風にかたづけた、政府に忖度した判決が出されてきているわけです。だから私はこの日本が本当にまっとうな日本になってほしいと思っています。

今、選挙でも、この選挙を利用して在日朝鮮人や朝鮮学校のことに関しての、ヘイトスピーチを出しているような選挙宣伝が行われています。またウトロへの放火にも見るように、日本の中での人種差別、そういったものが出されています。こういった問題を私たちは、絶対許してはいけない。これでは日本はもっともっとひどくなる。そういった思いで、この朝鮮学校の問題を考えてほしくて、ここに集まっております。

マイクを回していきます。



火曜日バンドは不滅です❣️

初めて来られたタツミさん。大林さんの後にアピールもしてくださいました。



アピールです。高江州さんです。

髙江洲さん

 大阪府庁の皆さん、大阪府民の皆さん、こんにちは。私は髙江洲と申します。沖縄出身で今年の3月に東京から大阪に引っ越してきました。

今月地元の沖縄にしばらく帰っておりました。沖縄の海はとてもきれいで、今日の青空のようにとても澄んで、海の中に入っているだけで癒されて元気が出る沖縄の海です。私は沖縄の海にほぼ毎日行ってたのですけど、子どもたちもすごく喜んでいて、また連れていきたいなと思いました。と同時に朝鮮学校に通っている保護者の方にも沖縄の海の画像を送ったら、皆さん喜ばれて、沖縄に行きたいと返事をいただきました。そこで私も一つ目標ができて、朝鮮学校に通う生徒さん達、いつか沖縄の修学旅行が実現できる日が来れるように、協力したいなと思いました。今後とも夫婦でこの活動に参加してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。

大村さん

この前沖縄は慰霊の日でした。本土に住んでいると、沖縄の問題は沖縄の人たちの問題みたいな感じで、無関心でありすぎるのではないかということを、現地に行くとつくづく思いました。朝鮮学校の問題でもヘイトスピーチ、ヘイトクライムの問題でも、ある在日の方がこうおっしゃっていました。一番怖いのは無関心だ。日本人の無関心が一番怖いのだ。私たちはもっともっと関心を持っていかなければいけないと思います。



岐阜から帰ってこられた大林さんが久しぶりに来られアピールされました。

大林さん

皆さんお疲れ様です。府庁の皆さん、ご通行中の皆さん、こんにちは。私たちは朝鮮学校の授業料無償化のために皆さんと一緒にがんばっている、私はカトリック平野教会のクリスチャンです。

6月の最初の日曜日に、岐阜朝鮮初中級学校の運動会に参加させて頂きました。その時に校長先生から頂いたTシャツを今日は来てきました。テントの中のイスに座って見ているだけではないんです。家族の方や見に来られている皆さんと一緒に参加出来るんです。

競技によっては生徒さんや卒業生の皆さん、親御さんも加わるんです。とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。日本の運動会とちっとも変わらない光景です。見方によったら、私が子供の頃に感じた、あの古き良き頃の、分け隔てなく誰でも応援でき、見に来れる運動会を思い出さしてくれました。そして皆さんからは、「遠くから来てくれてありがとう」と声をかけて貰いました。お礼を言われた私は、逆に恐縮しました。

なんでこの罪も無い子供たちが、生徒たちが、在日というだけで、朝鮮学校というだけで学ぶ権利が守られず、補助金が支給されないのか、なんでこんな差別するのか、日本政府と行政機関には強く腹立たしく感じます。今一度、なぜ在日の方々がこんなにも多く日本に住んで居るのか、府職員の皆さんはちゃんと考えてみてください。
そして、私たちと同じように税金を払いながら、かたや補助金を出さないなんてこんな馬鹿なことあるでしょうか!私も、ご参加の皆さんと一緒に、朝鮮学校への「高校無償化」「幼稚園無償化」の即時適用を求めます。

新しい仲間、タツミさん

南西諸島への自衛隊配備に反対する会というのを大阪で作って、事務職やっているタツミと言います。以前からこの取り組みは、松尾さんのFBで知ってたりして、今日はたまたまそこの病院に来て待つ間に参加しようと思ってきました。先ほども話しておられたように、税金払っているのに何で補助金カットするのか、大阪市今までずっと教育に対してはずうっと出していたのに、維新になってからですよ。なんで民族差別を煽るような施策をするのでしょうか。私たちは払った税金の行方をきちんと見ていかないといけないと思います。

お互いに自分の払ったお金が、人殺しのための道具を買ったりするお金に使われるとか、他国を侵略するために、使われたりするときに、やはりストップと言わなアカンと思うのです。差別を助長するような施策にもストップ、言っていかないといけないと思います。

7月10日に選挙がありますが、在日の方には参政権がないということで、私たちはみなさんの想いも含めて投票に行きたいと思っています。必ず自民党政権を倒して明るい未来を作っていきたいと思って、希望的観測をもって日々頑張っています。朝鮮の歴史を学ぶとともに、隣に居てる人たちと手を携えて平和を作っていくのが、私たち自身だと思っていますので、これからもともに頑張りましょう。



オモニたちのアピールです。



アギさんのアピールです。

 「気いつけや あんたのことやでその差別。差別からは何も生まれへんでえ。」
大阪府庁でお仕事中のみなさん、ご通行中の皆さん、そして暑い中、毎週毎週、ここで一緒に声をあげている皆さん、お疲れ様です。

私は朝鮮学校に子どもを通わす一保護者です。私自身、祖父と祖母が朝鮮半島から海を渡って日本に来て、父と母が私を朝鮮学校に送ってくれました。朝鮮学校で、うれしいことは一緒に喜んで、悲しいことは一緒に分け合う、そういう気持ちをたくさん学びました。

私自身大人になりながら、派遣会社でアルバイトをしようとしたときに通名を使ってくださいとか、学生の時期にチョゴリを制服で着ていくときに、何あのへんな服と心無い言葉をかけられたこともあります。でもそういう辛い思いや悔しい思いをしたときに、いっしょに聞いてくれて、辛さを分け合って悔しさを分け合ってくれた、そういう仲間を朝鮮学校で、また朝鮮学校に通うことでできた、たくさんの友人たちと分け合う、そういう幸福を味わってきています。

高校無償化が制度としてできるということで、日本の高校のポスターを見たときに私は愕然としました。「社会はあなたの学びを支えます」そう書いてあったのですが、朝鮮学校は高校無償化からは除外されていました。私たちが通った学校、私たちの後輩が通う学校は社会の支えを得られないのだ。なんでまだ認めてもらえないのか、とても悔しく悲しい思いでいっぱいです。その次には私の子どもは朝鮮幼稚園に通っていましたが、幼・保無償化の対象外とされてきました。でもやっと、新しい支援策という枠の中で対象として社会の支えを得ることができました。

朝鮮学校に通った私、朝鮮学校に通っている子どもたち、みんなたくさんの愛を感じています。大切にされていることを感じています。保護者や支えてくださる日本の皆さん、その方々の気持ちを一身に背負って、ほんとに元気にはつらつと学校で楽しく学んでいます。その学びを何のためなのか、私は私自身が何者であるかということを朝鮮学校の中で学んだと思います。自分自身を知るということは、社会の中で自分が何者として何ができるかを考えて行動に移す原点になると思います。その原点を大事に育てられる朝鮮学校をもっと理解していただきたいです。

なので、朝鮮学校に一度足を運んで子どもたちの学ぶ姿、はつらつした表情、真剣なまなざし、そしてその子どもたちを育てようとする先生たちの姿、支えようとしている周りの大人たち、それらひっくるめて見に来ていただきたいと思います。夏祭り、公開授業などこれからもたくさん予定されています。どうぞぜひ一度、遊びに来てください。

その気持ちを込めて、歌を歌います。

歌「声よ集まれ 歌となれ」



シュプレヒコールが続きます。


シュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ

・行政が差別するな



朝日新聞社の大瀧記者が今日も取材に来られています。



最後の歌は大村さんの音頭で「勝利のその日まで」❣️



いつものように駐輪場での申し送りです。



いつも大和高田から来られている森本さんがアピールされました。8月の11日から17日まで耳成の奈良朝鮮学園2階講堂で催される伊藤孝司 写真展「平壌の人びと」奈良展の紹介でした。



大阪でも見ましたが、応援も兼ねて行ってこようとおもっています。朝鮮に住む方々の日常が写されています。



私は今日も7月18日に行われる

 
歌で応援❣️

チャリティーコンサートの宣伝をさせていただきチケットも購入していただきました。^_^皆さんきてくださいね^_^



ではまた来週お会いしましょう。

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