ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

3月7日、510回目の「火曜日行動」です。

2023-03-07 15:51:56 | 火曜日
3月7日、510回目の「火曜日行動」です。




今日はなんとなんと韓国から「ウリハッキョ」の映画監督である金明俊さんがモンダンヨンピルの若者と一緒に「火曜日行動」に参加されました。













今日のレポーターは、ハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心ひとつに発信してまいりますね。発言者の順番が前後しておりますがご了承くださいね。




















長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

昨日いい知らせがありました。
働く人の権利を守り朝鮮学校にも支援をしている全日建連帯労組が大阪高裁で逆転無罪を勝ち取りました。高裁では労働組合が組合員のために行う争議などは労働組合の当然の権利であると述べられました。人々に無力感と分断をもたらす弾圧が続きますが、諦めない闘いによってこの勝利が勝ち取られました。

今日は、映画『ウリハッキョ』の監督金明俊監督が、朝鮮学校を支援する市民団体「モンダンヨンピル」のメンバーと共にいらっしゃいました。








火曜日バンドは不滅です!





城北初級のオモニのみなさん方






城北初級のオモニがマイクを持たれました。

☆城北朝鮮学校のオモニたち

・オモニ

 私は4人の母親です。近ごろ子育て支援や出生数が80万人を切ったというニュースをよく耳にします。私の子どももその中の一人なのに、と差別を悲しく思います。
 私自身も四人きょうだいで神戸で育ち、震災も体験しました。神戸の朝鮮学校にはいち早く支援物資が届きましたが、まだ支援が届いていない周囲の地域に声をかけたところ、国籍を問わず支援を求めに来ました。ここには日本人、外国人という差別はありません。大阪でも温かい交流があり、近所の人たちに朝鮮学校の教科書やカリキュラムを見せて、うらやましがられたこともあります。震災を通じて皆平等であることを学びました。未来の見える希望のある社会にしていきたいと思います。





金監督とモンダンヨンピルの若者が火曜日行動に共に参加しています。







城北初級のオモニ会の会長さんと、元保護者の方もマイクを持たれました。

・キムさん

 私は城北朝鮮初級学校オモニ会の会長です。私たちの学校はこの3月26日で63年の歴史を閉じることになりました。朝鮮学校に対する状況も相変わらず悪いです。どうしたらいいかと思うこともありますが、子どもたちが居る限り諦めることはありません。朝鮮学校の子どもたちのことをもっと思ってください。



・オモニ
 私の次女が先週日本の高校を卒業しました。中学校までは朝鮮学校に通っていたのですが、本格的にバスケットをやりたいと運動場の広い日本の高校に進学しました。娘が高校に入るときに言ったのは、自分は本名のまま高校に行き、そこでみんなの考えを変えたいと。そして卒業の時の最後の手紙には「日本の高校に行かせてくれてありがとう。そしてチョソンサラム(朝鮮人)として育ててくれてありがとう」と綴られていました。






南大阪から来てくださった田村さんがアピールです。

☆田村さん
「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」では、来る5月6日に朝鮮学校の子どもたちと一緒に今年もお米作りをします。みなさんもよろしければ一緒にどうぞ。

 全ては朝鮮侵略に端を発しています。日本政府は心から謝罪し、一日も早く高校への無償化適用と小中学校への補助金復活をしてほしいと思います。






大村さんもマイクを持たれました。

☆大村さん

 先日国会で一人の議員からの「ウトロ平和記念館にぜひ来てほしい」との発言に対し、岸田首相は「あらゆる差別は許されない」と返答していました。しかし、なぜ日本の中で差別が起こるのでしょうか。それは官製ヘイトと言うべき朝鮮学校への差別政策があるからです。メディアを使った朝鮮学校へのヘイトも許しています。

 昨日から新聞で「徴用工問題が韓国で解決した」と大々的に報じられていますが、これは日本人の歴史観の問題であり、日本人自身が闘い、解決すべき問題です。

























金明俊監督のアピールです。僭越ながら即興で同時通訳をさせていただきました。

☆金明俊監督

韓国で私たちは2011年から朝鮮学校を支援する会を立ち上げました。会員は今3,500名以上います。会員はみながんばっているのですが、この3年間はコロナ禍で、日本にも来れず、残念に思っています。これから活動を再開していき、現場だけでなく、オンライン上でも発信していきたいと思っています。













モンダンヨンピルの若者もアピールです。

☆カンスニョンさん

 「モンダンヨンピル」から来ました。2018年に京都朝鮮学校を初めて訪れました。その時に『パンガプスムニダ』という歌で歓迎してくれ、涙が出ました。それからみんなで食事をし、朝鮮学校の子どもたちや先生方の気持ちをしっかり受け止めることができました。これからも活動をがんばりたいと思います。
































オモニたちを先頭にシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ 歌となれ」が繰り返されています。

☆オモニたちの歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校の補助金支給を復活させよう!

・行政が差別するな!























最後の歌は「勝利のその日まで」!!





記念撮影です。









駐輪場での申し送りです。金監督始め、モンダンヨンピルの若者たちに大きな拍手が送られました。















今日は、遠く故郷の地から応援に来られたので大変盛り上がりました。本当に嬉しいですね。祖国は一つを実感いたしました。



来週も頑張ろうと約束して解散しました。


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