ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

5月14日、342回目の「火曜日行動」です。

2019-05-14 20:43:46 | 火曜日



朝から天候がはっきりしません。一応カッパと折りたたみ傘をリュックに入れ家を出ました。





どんよりとした空、こんな日は身体中がだるくなります。ところがあれ不思議、仲間たちの顔を見た途端、元気になれるのは気のせいでしょうか^_^





今日のレポーターはハルモニ会の横道昭子さん。






出張写真撮影は松尾和子さんです。今日もよろしくお願いいたします^_^















長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

ご通行中のみなさん、府庁で働いておられるみなさん、お疲れ様です。
私たちは朝鮮学校に学ぶ子どもたちが、夢と希望を持って育ってほしい、その思いでこの府庁の前に立ち続けてもう8年目に入ります。
高校無償化制度から排除されて、もう10年。そして初・中級学校が大阪府と市の補助金を停止されて8年になろうとしています。


この府庁前の風景も大きく変わりました。目の前の大きな”がんセンター”も、火曜行動を始めた時はありませんでした。一緒にここに立った方で天国に行かれた方もおられます。
今も私たちと同じ思いで見守ってくださっている方々の声も届けたいと思います。


朝鮮学校では6月に運動会が行われる学校もあります。公開授業もあります
生野区のコリアタウンの真ん中にある朝鮮第四初級学校では、6月22日に公開授業が行われます。多くの日本の人や、特に日本の若者に朝鮮学校に出会ってほしいと思います。


先週、「なにわの翼」訪朝団で共和国を訪問したお話をさせてもらいましたが、驚いたのは、日本から、費用は決して安くないのに、一人や友人と共和国を訪問する若者が毎年500人くらいおられるそうです。日本では正しい情報が得られないからです。


私の若い友人、河南町の町議会議員の佐々木希絵さんの訪朝団では、メーデーの運動会に参加させてもらい、綱引きの仲間に入れてもらって盛り上がったそうです。
どこに行っても人の営みは同じです。家族のだんらん、友人との交遊、子どもがいたずらすれば叱る。同じですね。


ピョンヤンの地下鉄に乗った時は5歳くらいの男の子が「エイヤー」とばかりに、プラスチックの刀を差しだすポーズが可愛いくて、笑顔になりました。大阪人のノリで「あ!切られたー」と言えば喜んでくれたかも知れませんね。
博物館の恐竜の前で、スマホで写真を撮り合っている小さな兄妹も微笑ましい情景でした。
日本の共和国に関するマスコミや報道は、人と人との関係が抜け落ちてしまっています。


公開授業で日本の若者たちが、朝鮮学校の子どもたちの生き生きとした笑顔に出会ってほしいと思います。
立命館大学、大阪大学、近畿大学などの大学の先生方も協力してくださっています。


チョソンに行った時も、この活動が7年も続いていることは決して誇りではない。
一日も早く解決するためにも、朝鮮学校の差別に対し、同胞の皆さんと日本人も共にたたかっていきたいと話してまいりました。


火曜行動はどなたでも参加できます。私たちに声をかけてください。一緒にがんばっていきましょう。




















今日、中山さんは出張です、代わりに美女軍団勢ぞろいです^_^







火曜バンドは不滅です。







おお❗️歌舞団から二人も来ましたね^_^










久々エミさんの辛口アピールです。

☆エミさん

府庁で働いているみなさん、ご通行中のみなさん、毎週火曜日お邪魔しております。
毎週うるさいですよね。
この差別を解決すれば静かになります。


安倍さんは条件を付けずに金正恩委員長に会いたいと言っておられますが、私は条件を付けてください、と言いたいです。
植民地支配の清算をする、朝鮮学校の子どもに補助金を出す、高校無償化も適用すると約束をするなら、金委員長も喜んで会ってくれると思います。


足元の差別をおいといて拉致問題、拉致問題というのは、私は個人的にはどうかなと思います。
日本の子どもには年間100万円費用を出すのに、朝鮮学校の子どもには年間7万円弱と聞いています。大阪府・市の朝鮮学校の子どもたちは、それも切られています。
吹田市でも市長が3人の朝鮮学校の子どもの補助金が出せないと言って、補助金を停止してしまいました。どういうことでしょうか。


それでも私たち保護者は朝鮮学校に行かせる意義を大切に、こうして頑張っています。
足元の差別を無くさない限り、大阪は国際社会からおいていかれます。私は本当に危機感を持っています。
どうか自分達の言っていることと、やっていることの矛盾を考えて、ヘイトスピーチ条例に基づいて、より豊かな共生社会を目指して、朝鮮学校への差別を無くしてください。お願いします。









先週は体調を崩された長崎敏和さん、今日は元気なお姿を見せてくださいました。








八尾柏原支部の鄭さん、アピールです。

☆若者

私は2年前まで朝鮮学校に通って、卒業して青年団体に属しています。
高校無償化から除外されたままですが、いつまでこういうことを続けるのですか。
私たちは、ずっと差別と弾圧をされてきて、怒りを抑えることが出来ません。

4・24教育闘争から70年間、差別・弾圧が続いているのです。
私たちはこの差別・弾圧が続くかぎり、最後までたたかい抜きます。
朝鮮学校、朝鮮人に対する差別は止めてください!












何十年ぶりでしょうか、大阪朝鮮歌舞団に男性歌手が入団しました。希望の星です。今日はアピールや歌の準備までしてきてくれたそうです。







ベテラン平石さんのアピールです。

☆平石さん

府庁で働くみなさん、吉村知事、こんにちは。
吉村知事、あなたは私たちが訴えていることを、解決できるはずであると思っています。


ところが先日、吉村知事が今年は断固としてやりたい、と言われたので、何を言うかと思えば、憲法を変えたいと言っている。
そんなことを考える暇があったら、足元のことを考えてください。


先日、高校無償化法が改正になるというニュースがありました。所得制限を設けるということですが、それよりなにより、朝鮮学校を無償化から排除したままで、何が「改正」ですか。
先ず、コリアンはじめ、すべての外国人に無償化を適用すべきです。


わたしは火曜行動に参加して日は浅いのですが、先ほども若者のアピールがありましたが、コリアンの方が差別について話される度に辛い気持ちになります。
朝鮮学校を70年以上に渡って差別を続けているのです。
日本人にはコリアンのみならず、アジアの人を見下す思想が潜在しています。それが何かの折に出てくるのです。白人に対しては卑屈になるのです。


私たち日本人が真剣に考えなければならないことだと思います。
心から謝罪し、戦後補償をきっちりとすることで、解決するのです。
口先だけの謝罪ではいつまでたっても問題は解決されません。


安倍総理は50億60億する戦闘機を何機も買うのではなく、そんなお金があったら社会保障のために、朝鮮学校の無償化のために使いなさい。と私は強く思います。

私もまだまだ頑張ります。共に頑張りましょう。











我らが平田さん。






井上さん❗️






長崎さんが繋いでくださいます。


☆長崎さん

今、働く人たちの労働権、これを無くそう、空洞化させようとする動きがあります。
私たちの朝鮮学校差別に対するたたかいにも、いつも暖かな支援をしてくれていた、全日建連帯労組という組合がありますが、今、この組合に対し、ほんとうに酷い弾圧が加えられています。

先日、全日建連帯労組の支援集会で、労働者の法律の第一人者である熊沢誠先生が、大変わかりやすい講演をされました。

大阪でG20、先進国の会議が開かれようとしていますが、いわゆる先進国では、イギリスで産業革命が起り労働者が酷い働かせられ方をした。そしてアメリカの大恐慌では労働者が大弾圧された。それをふまえて先進国の中でうたわれている「黄金律」というものがあります。
労働者の権利であるストライキに対して、労働組合は民事的にも刑事的にも責任を問われないという免責条項が二つの「黄金律」としてあります。日本でも法律で保障されています。

だのに全日建では労働者が当然の要求を掲げ企業側と交渉することが、いわゆる「恐喝」だと言って逮捕されています。

子どもの権利条約が日本の中にあり、各自治体で外国人の就職差別を禁ずる条項があり、にも係わらず、こうして朝鮮学校に対する差別が大阪府や市で行われている。これと同じだと思いました。
法律があっても行政がそれを破壊してしまう状況を黙っていては、私たちを守る法律が全て壊されて行くのだと改めて思いました。

私たちのこのたたかいは、すべての人たちが人間らしく過ごしていけるためのたたかいに、必ず繋がっていくと思います。



























岸本さん!





陶山さんもアピールです。

☆陶山さん

府庁で働いておられる皆さん、ご通行中のみなさん、こんにちは。

毎週毎週ここで私たちが訴えているのは、「差別をなくしてほしい」この一点です。
子どもたちは、どの子も幸せに生きる権利があります。


先ほど子どもの権利条約のお話がありましたけれど、本当に世界中で子どもが幸せに暮らせなければならないと思うのですね。
それを保障することが、子どもたちの本当の幸せを願う、大人の役割だと思うのですね。


入学式からもう一か月経ちましたが、子ども達は心をわくわくさせながら、初めてのお友達に出会いました。


子どもたちが安心して学校に来れるように、教員と職員はいろいろ準備します。
それなのに府の行政のほうで、子どもたちが安心して、毎日友達に会えるのを楽しみにして学校に通う、そんな環境をつくっておられるでしょうか。
最近は学力、学力と言って、障がい者を排除したりする雰囲気も出てきております。
ちょっとでも障がいがあったら、別扱いしてしまうことがあります。


朝鮮学校を高校無償化から排除してしまう、補助金を出さない。こんなことは絶対に許せないことだと思います。


昨年暮れ、教え子たちの同窓会がありました。
教え子から「先生の近況報告を」と尋ねられて、朝鮮学校のことを話しました。朝鮮学校だけが、無償化や補助金から排除されていることを、ほとんどの子は知りませんでした。


そしたら後から隣の組の男の子が来て「先生、おれ在日やねん」と言いました。
知っていましたが、本人から聞くのは初めてです。
今はインテリアの店を自分で立ち上げたいんだと、言いました。何故かと言うと、日本人に使われたくないんだ、日本人に負けたくないんだ、負けたくないから一所懸命に頑張っている、と言っていました。
そういう気持ちにさせてしまったのだと、ほんとうに悲しく思いました。
みんなが共に頑張れるような社会をつくりたいと思いました。そのために私も頑張ります。


だれもが安心して暮らせる世の中にしていくよう、行政のみなさんは第一に考えてください。よろしくお願いします。















大阪歌舞団新入団員カンサンスさんのアピールです。

☆若者

みなさん こんにちは。
僕は18歳です。
初級、中級、高級と、日本政府の差別を受けながら、朝鮮学校で民族教育を学び続けました。

9年間、自分の民族性やアイデンティティ、ルーツなどすごく重要なことを学びました。
これからも学び続け、後輩の子どもたちにも繋げていきたいと思いました。

けれども差別は増すばかりで、今も無償化の問題や補助金の問題は解決していません。
今、朝鮮学校の生徒の減少が深刻な問題になっています。

僕は昨年高校3年生の時、祖国を訪問することになりました。
そこで舞台で歌をうたう機会をもらい、「やっぱり、ウリノレはいいな」と思い、大阪歌舞団に入ろうと決意しました。
今はまだ必死ですが、歌舞団の団員として日々努力しています。

祖国訪問の帰りの空港の税関で祖国のお土産を取られる事件がありました。
僕の友達の中には、悔しさで涙を流す子がたくさんいました。

その時、祖国はあんなに温かかったのに、どうしてこの国はこんなに冷たいのだろう。
ほんとうにこの国はおかしいと思いました。

これから、僕たちはまだまだ色んな差別を受け続けると思います。
だけど、心折れず、ぜったいに勝つ日がくると思いますので、それまで子どもたちの明るい未来のために、共に力を合わせて、たたかい続けましょう。












アピール後、先輩の元に駆けつけました。褒められたかなあ?^_^







くっすんさんからの愛のキャンディです。







大村さんもアピールします。

☆大村さん

ほんとうに初々しい若者のアピールでしたが、無償化から排除された時、彼はまだ小学生だった。
その彼が、民族教育を受け、このように立派に成長しているのをみて、胸が熱くなりました。

ハッキョを訪ねますと、子どもたちが、この脈々と続いてきた民族教育を継承していこう、そんな思いが育っていく、また、差別に負けないで、しっかりと生きていく姿を、日本人として熱く受け止めています。


この日本ではどうでしょうか。
新しいニュースです。みなさんもご存じだと思います。
大阪から出た国会議員ですよ。
北方領土のことで、「戦争しないとどうしょうもなくはないか」と戦争を容認する発言をしているんですよ。憲法違反ですよ。
この憲法違反が許されるなんて、ほんとうに情けない国になってしまったのではないか。


こんな日本を私たちがつくっていると思うと悔しいし、これから私たちは、この国の中で
色んな人達と手を繋ぎ合って、この国の将来を作っていくのが、当たり前の姿ではないでしょうか。


戦争することによって敵をつくり、敵をつくることによって武器を買って軍事費を増大させていく。
消費税増税も福祉に当てると旨いこと言っていますが、増税よりも軍事費をどうにかならないのでしょうか。そんなお金があればいくらでも福祉や教育に使えるのではないでしょうか。
国会議員が、戦争が一番の解決だ、こんなことを言うこの国の在り方が今、問われているのではないでしょうか。


☆オモニ

今日私たちは東大阪ブロックから参加しています。
東大阪ブロックというのは、駅で言いますと「布施」が中心になります。

先ず私たちの気持をこめて歌をうたい、シュプレヒコールをします。

「声よ集まれ 歌となれ」をうたいます。
みなさんも一緒にお願いします。









オモニ会、ハルモニ会の合同シュプレヒコールです。歌はもちろん「声よ集まれ 歌となれ」です。

シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金を復活せよ
・行政が差別するな


⁂宋さん

東大阪の取り組みを少しお話します。
先ず今年の二月に私たち子どもを朝鮮学校に通わせている親たちと、支援して下さる日本の友人で、東大阪市役所に行ってきました。
東大阪市から支給されていた補助金が切られて、もう2年ということで、どうにか復活出来ないか訪ねて行ってきました。
即答はもらえませんでしたが、これからの課題として検討して下さるというお話でした。

その後、東大阪だけでなく大阪全体の朝鮮学校に関心を持ってもらおうと、映画「アイたちの学校」の上映会をすることにしました。

4回上映することによって、日本の人たちに私たちの学校を知ってもらいたい。今回日本の方々と共に上映会を行うことになりました。

「アイたちの学校」上映会スケジュール
・5月17日(金)18:30
・5月24日(金)18:30
・5月25日(土)13:30  18:30
会場:布施駅前リージョンセンター


5月26日に東大阪初級学校の運動会があります。
子どもたちの笑顔の元気な姿を見ていただいて、より朝鮮学校のことを知っていただきたいと思います。

私たちはこれからも広範な日本の方々と共に、このたたかいを作っていく決意でおります。
どうかよろしくお願い致します。































最後は歌舞団のニューフェイスーカンサンスさんの音頭で「勝利のその日まで」❗️ みんなうっとりです^_^
































何回見ても絵になりますねぇ^_^






いつものように駐輪場で申し送りです。





国際部の方と一緒に府庁内ロビー活動をされてきた高さんが報告です。

行動後の集会で、国際部長とオモニの府議へのロビー活動の報告がありました。



「維新の会の府議にあったこと、はじめは緊張したが、フランクに話ができたこと。

先入観にとらわれず、こちらから垣根をつくらないで、いろんな議員さんに会って話していきたい。

ことなどをオモニが報告されたことが、印象に残っています。」横道







カンさんも初参加、初アピールの感想を催促されています笑笑







感想も真剣です^_^






珍しい。井上さんが「ニジノキセキ」のPRをしてくださいました。感動したと、大阪でも上映会行われますよ、みんなで行きましょうね^_^


















李鉄さんが韓国で購入してきたとおっしゃって韓国版「コッソンイ」の紹介をしてくださいました。、私も新報社に購入の申し込みをしてありますが、こんなに早く現物を見れるなんて思っていなかったので羨ましそうに見ていたら「先に読みますか?」とおっしゃってくださったので、来週の火曜日までお借りできました、とても嬉しいです^_^コマッスムニダ李鉄さん!

終了しました。府庁前にもお花がいっぱいです。






谷四の交差点を曲がり花を楽しみながら歩きました。

















空を見上げると今にも雨が降りそうですが、なんとか持ちこたえました。













来週も頑張れそうです^_^






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 5月8日の新報に掲載されまし... | トップ | 5月21日、343回目の「火曜日... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

火曜日」カテゴリの最新記事