寒い寒い火曜日です。
今日は卒業を間近に控えた大阪朝鮮中高級学校の3年生たちが来てくれました。参加者の皆さんは百人力を得たと、元気が出たと仰っていました。
応援よろしくお願いいたします。
韓国から来たという青年たちが秦さんと共に写真撮影です。みんな可愛いねぇ。
長崎さんの第一声です。
長崎さん
府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、こんにちは。こちらは火曜日行動、今日は552回目、朝鮮学校に学ぶ子の夢と希望を奪わないでということで、2012年から、実に12年もの間、府庁の前に立ち続けています。
今日は50人に及ぶ大阪朝鮮中・高級学校の生徒さんが見えています。ここにおられる生徒さん、まだ初級学校の時、オンマと手を繋いでこの場に立った生徒さんもおられます。初級学校の生徒さんが高級学校の生徒になっても差別は終わっていません。それぞれの想いをアピールしてもらいます。
火曜日バンドは不滅です❗❗
学生たちと先生がアピールしました。
生徒1
僕は幼稚園から朝鮮学校に通っています。在日朝鮮人というコミュニテイ―で15年間暮らす中で、たくさんの経験をし、たくさんの貴重な出会いがありました。
幼いころから朝鮮語を学び、学生たちに寄り添ってくださる先生方と出会いました。全国各地から応援や支援をしていただいたり、そして何よりも、喜びや悲しみを分かち合い苦楽を共にしたかけがえのない友達と一緒に学生時代を過ごすことができたのが一番の財産です。
しかし今、朝鮮学校は高校無償化や、補助金支給の対象外とされ、学生数が減少し、学校の運営ですら厳しい状況です。僕はこうして自分を育ててくれた朝鮮学校が無くなってほしくありません。どうか朝鮮学校を認めてもらえないでしょうか。
僕は日本が嫌いではありません。日本で生まれ育ったので、むしろ好きです。日本には日本の良さがあり、同様に僕たち在日朝鮮人にも良さがあります。互いに否定しあうのではなく、互いの良し悪しを認め合っていきたいです。
僕は後輩たちにこんな問題を抱えて朝鮮学校に通ってほしくありません。お互いに認め合い、後輩たちが朝鮮学校に堂々と通える日が来ることを、心から願っています。
生徒2
私は幼稚園から今までの15年間を、朝鮮学校で過ごしました。朝鮮学校はたくさんのことを教えてくれ、自分自身を成長させてくれた大切な場所です。勉強とクラブ活動を通して、皆と切磋琢磨しあい、友だちと笑いながら過ごす学校生活は、私にとってかけがえのない時間です。
しかし、楽しい日々、何気ない日常を過ごす中でも、差別を受けていることを実感するときがあります。特に高校無償化から除外されている事実について学ぶたびに、私の心は鉛のように重くなります。
私たちも日本学校の生徒たちと同様に、学び、クラブ活動をし、楽しく学校生活を送る学生なのに、なぜ差別を受けなくてはならないのでしょうか。
また日本は、多様性を尊重する社会を築くことを理念として謳っていますが、差別を国家が堂々としている現状の中で、果たしてその理念は実現することができるのでしょうか。
過去に自国が犯した過ちを認めることなく、むしろ、朝鮮人差別を国家が助長している今の日本は、本来目指すべき平和への道を、逆走しているように思えてなりません。
差別を無くし、共に認め合い、共に前進する社会が訪れることを強く願います。またそのための第一歩である朝鮮学校に対する高校無償化・幼保無償化が適応されることを強く願います。
最後に私たちを手厚く見守ってくださり応援してくださるすべての方々に、心からの感謝を伝えたいです。いつも自分の子どものように熱烈に応援してくださる同胞の方々、毎日丁寧かつ熱心に授業をしてくださるソンセンニム、本当にコマッスムニダ。そして城北朝鮮初級学校の時分に出会った大村先生をはじめとする日本の方々、私たちのために猛暑の日も雨の日も、声をあげ続けてくださりコマッスムニダ。
次は私たちが守る番です。朝鮮学校で学んだ不屈の精神を胸に刻み、どんな困難にもくじけることなく、前に進みたいと思います。そして後輩たちを、次は私たちが守り続けます。
生徒3
私は朝鮮学校に通っている高校3年生です。私は幼稚園から、小中高と15年間、民族教育を受けてきました。その過程を通して自分自身のアイデンテイテイーを確立してきました。私自身、火曜日行動に小学生のころ参加したことがあります。その時は正直、何について反対の声をあげているのかを理解できませんでした。しかし今は、その理由を身をもって理解することができます。また初めて参加した時から今日まで、権利を獲得できずに、今でも火曜日行動をしなければならないことに疑問を抱いています。
朝鮮学校は現在、大阪市補助金制度除外や幼保無償化制度除外、高校無償化制度除外等、差別を受け厳しい状況にいます。人間が当然持っているはずの学ぶ権利を日本政府は侵害しています。日本政府だけではありません。心無い日本人からもSNSによる誹謗中傷を受けています。私自身も小学校の頃、通学時に見知らぬ男に朝鮮学校に通っているだけの理由で暴言を吐かれたこともありました。日本政府が朝鮮学校を高校無償化から除外することは、差別を助長していることにほかなりません。
在日朝鮮人のバックグラウンドや存在理由を知らないまま、まだ何も知らない幼稚園児や私たちを差別し、権利を侵さないでください。私たちには「自分自身」について学ぶ権利があります。私が言っていることは特別なことではなく、とても普遍的なことです。
今、道を歩いている方も、大阪府庁の方も、朝鮮学校に対して悪い印象を持っているのなら、直接学校を参観して判断してください。国や周りの人に流されず、自分の率直な考えをもって行動してほしいと私は思います。
ソンセンニム(ソキウン)
僕が高校無償化除外の話を聞いたのが中学3年の時でした。その時は何が何か理解できないまま、何か悔しい、自分のすべてを否定されたような感覚を持ったのを、今も強く覚えています。
高校のときは裁判真っ最中だったので、街頭に立ち、いろんなところでアピールしたのを覚えています。ただそれから卒業し10年経った今も、教員として学生たちに教えている今も、解決されず、問題として残っているのが、歯がゆくて憤りを感じています。この問題は裁判闘争敗訴したが、日本社会自体の在り方、ここに対してもう一度見つめなおすような判決であったと思います。
朝鮮人として自分たちのルーツを学び、母国語を学び、朝鮮人としての教育を受けるのは、世界でも当たり前の権利として、学ぶ権利はあると思います。がそれ自体を否定されるのは、人として生きる、尊厳、自主性、それらをすべて否定されるような、そんな感覚になると思います。
これから高校生のトンムたちは、高校無償化から除外されてきた3年間、ここに対してはしっかり忘れずに、より朝鮮人としてたくましく生きていってほしいと思います。必ず朝鮮人の尊厳を取り戻す、その日は来ると思います。その日まで絶対負けない心を持ってともに闘っていきましょう。
今回552回目の火曜日行動です。今まで闘ってきてくださった方たち、これから闘っていくトンムたち、共に差別のない未来に向かって闘い続けることをこの場で決意を込めてアピールします。
丹羽弁護士がアピールされました。
丹羽弁護士
今日は朝鮮学校の3年生が来ると言うので是非とも参加したいと思って来ました。2007年、東大阪市から朝鮮学校のグランドを明け渡せと言う裁判があって、そこから朝鮮学校の裁判にかかわってきました。あれは勝利的和解で、勝利した。
その後大阪府大阪市の補助金カット、高校無償化で唯一朝鮮学校の生徒さんの受給権の権利者である。そして中大阪の土地明け渡しの橋下維新政治裁判。ずっとやってきたその中で唯一大阪地裁で全面勝訴した。安倍政権は省令(ハ)を削除して永久に朝鮮学校の生徒たちを排除しようとした。
これに対して、第一にこれは政治外交的理由だから、違法、無効といった。第二にこの不指定処分は、裁量権の逸脱乱用であって、義務ずけなくてはいけない。ポイントは無償化法は教育の機会均等が主旨。平等にしなければならない。それが政治的内容で教育に介入してこれを排除しようとした、決して許されるものではない。もう一つ重要なのは朝鮮学校の意義を言った。素晴らしい内容だった。
朝鮮学校は民族的自尊心を育む施設であると明確に言った。国際人権条約とかいろいろあるが、これは差別であると言い続けた。国際的な流れとマッチした。たった一つの勝利かもしれないが国際的に広がりのある普遍的な内容だった。自信を持たなければいけない。
最後に勝利的和解をした朝鮮学校のグランド、新しいバージョンアップとして、新しい中高級学校を生み出す、これは日本社会の宝です。絶対にこれを守り続ける。こういう差別をする日本国家多数者の政権がやっている。
皆さんと共にずーっとつながりあう、絶対に手をはなさない、決してあきらめない、必ず希望のともしびはここにあると確信を持っていますので、皆さんこれから卒業していろいろ社会的に貢献してくれると思いますが、ともに頑張っていきたいと思います。
労働組合の代表の方もアピールされました。
小林さん(全港湾)
ほとんど来れなくて、支持支援はやっているのですが、大先輩の大野元執行委員に甘えているところがあるのですが、気持ちは、学校教育だけでなく、差別を絶対許さないという立場で、常に労働組合として闘っていると自負しています。今後も支援しながら、できるだけの協力をしていきます。ともに闘っていきましょう。
長崎さん
釜ヶ崎のグランマ号という居酒屋をしている新井さんを紹介します。
新井さん
3年前から店のTシャツを作って2000円で購入してもらって、1000円をホンギルドン基金という形で細々と支援を続けています。
グランマ号がつぶれない限り、続けていきたい。朝鮮学校と共に生き延びていきたい。
皆さんが大人になってお酒を飲めるようになったら、グランマ号で、無償化適用されて、補助金復活されたら、お祝いできたらなと思っています。
オモニ会の方がアピールされ、シュプレヒコール、合唱が続きました。
北大阪オモニ
アンニョンハシムニカ、私は北大阪朝鮮初級学校の父母です。子どもが3人います。毎日楽しく通っています。ですがウリハッキョに通うと目に見える差別、見えない差別がたくさんあります。かわいい子どもたちのために、明るく楽しい未来を現実にしてください。そのためなら、いつでも声をあげていきたいと思います。
オモニ
アンニョンハシムニカ。私は日本に住んでいて納税義務も果たしています。でも、ウリハッキョに通うと、目に見える差別、見えない差別たくさんありますおかしいですよね。
今、子どもたちは再編成されたハッキョで、たくさんの友達と楽しく過ごしています。大きな夢をもって進んでいます。かわいい子どもたちのためにも、明るく楽しい未来を現実にしてください。そのためならいつでも何度でも声をあげていきたいと思います。今日もここに来ていろんな方々からパワーをたくさんいただきました。ウリハッキョのためにいつもコマッスムニダ。
歌「声よ集まれ、歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう
大村さんのアピールと音頭で、最後の歌は「勝利のその日まで」❗何百回歌った事でしょう。
大村さん
今日はたくさんの高校生たちが参加してくれました。この高校生が初級部に入った時が、2012年の4月です。火曜日行動が始まった時です。それからずっとこのようにやっていて、彼らは立派に成長しています。
2012年7月に城北ハッキョを訪問しました。1年生がハングルの朝鮮語のアヤオヨから一生懸命勉強していました。学校が楽しくてしょうがない。ウリマルを勉強している姿が、自分が朝鮮人であるということを誇りに思いながら、楽しんでやっている。いろんなことを話してくれました。枚方の子は5時半ごろに起きて6時過ぎにはバスに乗るのだと話してくれました。
ハッキョで自分たちの文化や歴史を学び、社会に巣立っていこうとしています。朝鮮学校がどんなに日本にとって大切な場所であるかということを、日本人としてまざまざとみてきました。
朝鮮学校に対する様々な差別を絶対許してはいけない、そういう思いを込めて、最後に一緒に歌を歌いたいと思います。
歌「勝利のその日まで」
駐輪場での申し送りです。イベントが多数紹介されました。
朝高生たちが集まって総括をしていました。本当にお疲れ様でした。彼ら、彼女らが居るだけで元気をいただけました。来週も頑張れそうです。
古賀さんが金曜行動に参加されるとのことで集合写真を撮りました。
今日は卒業を間近に控えた大阪朝鮮中高級学校の3年生たちが来てくれました。参加者の皆さんは百人力を得たと、元気が出たと仰っていました。
552回目の「火曜日行動」のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです。
応援よろしくお願いいたします。
韓国から来たという青年たちが秦さんと共に写真撮影です。みんな可愛いねぇ。
長崎さんの第一声です。
長崎さん
府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、こんにちは。こちらは火曜日行動、今日は552回目、朝鮮学校に学ぶ子の夢と希望を奪わないでということで、2012年から、実に12年もの間、府庁の前に立ち続けています。
今日は50人に及ぶ大阪朝鮮中・高級学校の生徒さんが見えています。ここにおられる生徒さん、まだ初級学校の時、オンマと手を繋いでこの場に立った生徒さんもおられます。初級学校の生徒さんが高級学校の生徒になっても差別は終わっていません。それぞれの想いをアピールしてもらいます。
火曜日バンドは不滅です❗❗
学生たちと先生がアピールしました。
生徒1
僕は幼稚園から朝鮮学校に通っています。在日朝鮮人というコミュニテイ―で15年間暮らす中で、たくさんの経験をし、たくさんの貴重な出会いがありました。
幼いころから朝鮮語を学び、学生たちに寄り添ってくださる先生方と出会いました。全国各地から応援や支援をしていただいたり、そして何よりも、喜びや悲しみを分かち合い苦楽を共にしたかけがえのない友達と一緒に学生時代を過ごすことができたのが一番の財産です。
しかし今、朝鮮学校は高校無償化や、補助金支給の対象外とされ、学生数が減少し、学校の運営ですら厳しい状況です。僕はこうして自分を育ててくれた朝鮮学校が無くなってほしくありません。どうか朝鮮学校を認めてもらえないでしょうか。
僕は日本が嫌いではありません。日本で生まれ育ったので、むしろ好きです。日本には日本の良さがあり、同様に僕たち在日朝鮮人にも良さがあります。互いに否定しあうのではなく、互いの良し悪しを認め合っていきたいです。
僕は後輩たちにこんな問題を抱えて朝鮮学校に通ってほしくありません。お互いに認め合い、後輩たちが朝鮮学校に堂々と通える日が来ることを、心から願っています。
生徒2
私は幼稚園から今までの15年間を、朝鮮学校で過ごしました。朝鮮学校はたくさんのことを教えてくれ、自分自身を成長させてくれた大切な場所です。勉強とクラブ活動を通して、皆と切磋琢磨しあい、友だちと笑いながら過ごす学校生活は、私にとってかけがえのない時間です。
しかし、楽しい日々、何気ない日常を過ごす中でも、差別を受けていることを実感するときがあります。特に高校無償化から除外されている事実について学ぶたびに、私の心は鉛のように重くなります。
私たちも日本学校の生徒たちと同様に、学び、クラブ活動をし、楽しく学校生活を送る学生なのに、なぜ差別を受けなくてはならないのでしょうか。
また日本は、多様性を尊重する社会を築くことを理念として謳っていますが、差別を国家が堂々としている現状の中で、果たしてその理念は実現することができるのでしょうか。
過去に自国が犯した過ちを認めることなく、むしろ、朝鮮人差別を国家が助長している今の日本は、本来目指すべき平和への道を、逆走しているように思えてなりません。
差別を無くし、共に認め合い、共に前進する社会が訪れることを強く願います。またそのための第一歩である朝鮮学校に対する高校無償化・幼保無償化が適応されることを強く願います。
最後に私たちを手厚く見守ってくださり応援してくださるすべての方々に、心からの感謝を伝えたいです。いつも自分の子どものように熱烈に応援してくださる同胞の方々、毎日丁寧かつ熱心に授業をしてくださるソンセンニム、本当にコマッスムニダ。そして城北朝鮮初級学校の時分に出会った大村先生をはじめとする日本の方々、私たちのために猛暑の日も雨の日も、声をあげ続けてくださりコマッスムニダ。
次は私たちが守る番です。朝鮮学校で学んだ不屈の精神を胸に刻み、どんな困難にもくじけることなく、前に進みたいと思います。そして後輩たちを、次は私たちが守り続けます。
生徒3
私は朝鮮学校に通っている高校3年生です。私は幼稚園から、小中高と15年間、民族教育を受けてきました。その過程を通して自分自身のアイデンテイテイーを確立してきました。私自身、火曜日行動に小学生のころ参加したことがあります。その時は正直、何について反対の声をあげているのかを理解できませんでした。しかし今は、その理由を身をもって理解することができます。また初めて参加した時から今日まで、権利を獲得できずに、今でも火曜日行動をしなければならないことに疑問を抱いています。
朝鮮学校は現在、大阪市補助金制度除外や幼保無償化制度除外、高校無償化制度除外等、差別を受け厳しい状況にいます。人間が当然持っているはずの学ぶ権利を日本政府は侵害しています。日本政府だけではありません。心無い日本人からもSNSによる誹謗中傷を受けています。私自身も小学校の頃、通学時に見知らぬ男に朝鮮学校に通っているだけの理由で暴言を吐かれたこともありました。日本政府が朝鮮学校を高校無償化から除外することは、差別を助長していることにほかなりません。
在日朝鮮人のバックグラウンドや存在理由を知らないまま、まだ何も知らない幼稚園児や私たちを差別し、権利を侵さないでください。私たちには「自分自身」について学ぶ権利があります。私が言っていることは特別なことではなく、とても普遍的なことです。
今、道を歩いている方も、大阪府庁の方も、朝鮮学校に対して悪い印象を持っているのなら、直接学校を参観して判断してください。国や周りの人に流されず、自分の率直な考えをもって行動してほしいと私は思います。
ソンセンニム(ソキウン)
僕が高校無償化除外の話を聞いたのが中学3年の時でした。その時は何が何か理解できないまま、何か悔しい、自分のすべてを否定されたような感覚を持ったのを、今も強く覚えています。
高校のときは裁判真っ最中だったので、街頭に立ち、いろんなところでアピールしたのを覚えています。ただそれから卒業し10年経った今も、教員として学生たちに教えている今も、解決されず、問題として残っているのが、歯がゆくて憤りを感じています。この問題は裁判闘争敗訴したが、日本社会自体の在り方、ここに対してもう一度見つめなおすような判決であったと思います。
朝鮮人として自分たちのルーツを学び、母国語を学び、朝鮮人としての教育を受けるのは、世界でも当たり前の権利として、学ぶ権利はあると思います。がそれ自体を否定されるのは、人として生きる、尊厳、自主性、それらをすべて否定されるような、そんな感覚になると思います。
これから高校生のトンムたちは、高校無償化から除外されてきた3年間、ここに対してはしっかり忘れずに、より朝鮮人としてたくましく生きていってほしいと思います。必ず朝鮮人の尊厳を取り戻す、その日は来ると思います。その日まで絶対負けない心を持ってともに闘っていきましょう。
今回552回目の火曜日行動です。今まで闘ってきてくださった方たち、これから闘っていくトンムたち、共に差別のない未来に向かって闘い続けることをこの場で決意を込めてアピールします。
丹羽弁護士がアピールされました。
丹羽弁護士
今日は朝鮮学校の3年生が来ると言うので是非とも参加したいと思って来ました。2007年、東大阪市から朝鮮学校のグランドを明け渡せと言う裁判があって、そこから朝鮮学校の裁判にかかわってきました。あれは勝利的和解で、勝利した。
その後大阪府大阪市の補助金カット、高校無償化で唯一朝鮮学校の生徒さんの受給権の権利者である。そして中大阪の土地明け渡しの橋下維新政治裁判。ずっとやってきたその中で唯一大阪地裁で全面勝訴した。安倍政権は省令(ハ)を削除して永久に朝鮮学校の生徒たちを排除しようとした。
これに対して、第一にこれは政治外交的理由だから、違法、無効といった。第二にこの不指定処分は、裁量権の逸脱乱用であって、義務ずけなくてはいけない。ポイントは無償化法は教育の機会均等が主旨。平等にしなければならない。それが政治的内容で教育に介入してこれを排除しようとした、決して許されるものではない。もう一つ重要なのは朝鮮学校の意義を言った。素晴らしい内容だった。
朝鮮学校は民族的自尊心を育む施設であると明確に言った。国際人権条約とかいろいろあるが、これは差別であると言い続けた。国際的な流れとマッチした。たった一つの勝利かもしれないが国際的に広がりのある普遍的な内容だった。自信を持たなければいけない。
最後に勝利的和解をした朝鮮学校のグランド、新しいバージョンアップとして、新しい中高級学校を生み出す、これは日本社会の宝です。絶対にこれを守り続ける。こういう差別をする日本国家多数者の政権がやっている。
皆さんと共にずーっとつながりあう、絶対に手をはなさない、決してあきらめない、必ず希望のともしびはここにあると確信を持っていますので、皆さんこれから卒業していろいろ社会的に貢献してくれると思いますが、ともに頑張っていきたいと思います。
労働組合の代表の方もアピールされました。
小林さん(全港湾)
ほとんど来れなくて、支持支援はやっているのですが、大先輩の大野元執行委員に甘えているところがあるのですが、気持ちは、学校教育だけでなく、差別を絶対許さないという立場で、常に労働組合として闘っていると自負しています。今後も支援しながら、できるだけの協力をしていきます。ともに闘っていきましょう。
長崎さん
釜ヶ崎のグランマ号という居酒屋をしている新井さんを紹介します。
新井さん
3年前から店のTシャツを作って2000円で購入してもらって、1000円をホンギルドン基金という形で細々と支援を続けています。
グランマ号がつぶれない限り、続けていきたい。朝鮮学校と共に生き延びていきたい。
皆さんが大人になってお酒を飲めるようになったら、グランマ号で、無償化適用されて、補助金復活されたら、お祝いできたらなと思っています。
オモニ会の方がアピールされ、シュプレヒコール、合唱が続きました。
北大阪オモニ
アンニョンハシムニカ、私は北大阪朝鮮初級学校の父母です。子どもが3人います。毎日楽しく通っています。ですがウリハッキョに通うと目に見える差別、見えない差別がたくさんあります。かわいい子どもたちのために、明るく楽しい未来を現実にしてください。そのためなら、いつでも声をあげていきたいと思います。
オモニ
アンニョンハシムニカ。私は日本に住んでいて納税義務も果たしています。でも、ウリハッキョに通うと、目に見える差別、見えない差別たくさんありますおかしいですよね。
今、子どもたちは再編成されたハッキョで、たくさんの友達と楽しく過ごしています。大きな夢をもって進んでいます。かわいい子どもたちのためにも、明るく楽しい未来を現実にしてください。そのためならいつでも何度でも声をあげていきたいと思います。今日もここに来ていろんな方々からパワーをたくさんいただきました。ウリハッキョのためにいつもコマッスムニダ。
歌「声よ集まれ、歌となれ」
シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう
大村さんのアピールと音頭で、最後の歌は「勝利のその日まで」❗何百回歌った事でしょう。
大村さん
今日はたくさんの高校生たちが参加してくれました。この高校生が初級部に入った時が、2012年の4月です。火曜日行動が始まった時です。それからずっとこのようにやっていて、彼らは立派に成長しています。
2012年7月に城北ハッキョを訪問しました。1年生がハングルの朝鮮語のアヤオヨから一生懸命勉強していました。学校が楽しくてしょうがない。ウリマルを勉強している姿が、自分が朝鮮人であるということを誇りに思いながら、楽しんでやっている。いろんなことを話してくれました。枚方の子は5時半ごろに起きて6時過ぎにはバスに乗るのだと話してくれました。
ハッキョで自分たちの文化や歴史を学び、社会に巣立っていこうとしています。朝鮮学校がどんなに日本にとって大切な場所であるかということを、日本人としてまざまざとみてきました。
朝鮮学校に対する様々な差別を絶対許してはいけない、そういう思いを込めて、最後に一緒に歌を歌いたいと思います。
歌「勝利のその日まで」
駐輪場での申し送りです。イベントが多数紹介されました。
朝高生たちが集まって総括をしていました。本当にお疲れ様でした。彼ら、彼女らが居るだけで元気をいただけました。来週も頑張れそうです。
古賀さんが金曜行動に参加されるとのことで集合写真を撮りました。