ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

6月7日、474回目の「火曜日行動」です。

2022-06-07 17:15:00 | 火曜日
天候にも恵まれ、府庁前に集まりました。



南さんが新しいスローガンを作ったと見せてくださいました。

 


今日のレポーターはハルモニ会の井上さんと横道さんです。



写真撮影は松尾さんです。今日も心一つに発信してまいりますね。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

府庁でお勤めのみなさん、ご通行中のみなさん、こんにちは。
今日は暑い中にも爽やかな風が吹く初夏の一日となりました。

朝鮮学校の子どもたちの夢と希望を大人が奪わないで、大阪府が長年全国に先駆けて支給してきた朝鮮学校への補助金が打ち切られて10年を越えようとしている、その一日も早い復活を、教育の機会均等をとつくられた高校無償化から朝鮮学校が除外されて10年、その一日も早い復活を、そして幼児教育の無償化を権利として朝鮮学校、すべての子どもたちが学ぶ幼児施設に、ということで私たちは毎週火曜日にこうしてマイクを持って、様々な人たちが思いを込めてアピールをしています。

自分の子どもたちを朝鮮学校に通わせているオモニ、アボジの方々、お孫さんが朝鮮学校に行っているハルモニ、ハラボジの方々が参加をされています。
自分たちの子どもが在日朝鮮人として、人間として誇りをもって生きていくために朝鮮学校で学ばせたい、しかし、行政の補助金が打ち切られた中で親御さんには大きな経済的負担を強いています。今日来られているオモニの方々は、ハッキョに通う子どものために日頃からダブルワーク、トリプルワークをしながら働いておられます。そんな中でお休みをとってこうして火曜日行動に参加をされています。後ほどオモニの方々からアピールがありますので是非聞いていただきたいと思います。ではマイクを渡していきます。最初に原戸さんお願いします。




火曜日バンドは不滅です❣️



日曜日も「生野統一マダン」で大活躍でした❣️



原戸さんがマイクを持たれました。

☆原戸さん

みなさん、お疲れ様です。労働組合の関係で沖縄に行ってきました。行程のほとんどが雨できれいな海は見れませんでしたが、梅雨の季節、緑がとてもきれいで沖縄の自然を満喫できました。

頭の中で沖縄戦の当時の写真と見比べながら各地を巡りました。軍艦ですきまなく埋め尽くされていた場所で、当時の気持ちになって想像してみました。感覚的には実感することは無理でした。想像を越えていました。
当時を体験した人たちは少なくなっています。戦争は終わっているはずですが、その方たちは、「今もずっと続いている、特に本州の人たちには理解してもらいたい、そして連携してもらいたい」とすごく訴えておられました。映画にもなっていますが、沖縄の少年たちがスパイ扱いされ、村民がスパイ扱いされ、同胞に殺し合いをさせた、同胞の分断が利用されました。国民と在日外国人との分断は、戦時の状況を縮図にしたような状況で、ずっと利用されてきたような感じがしました。

公務員のみなさんも大変だと思いますが、公務員と一般の市民との分断状況があると思います。弱い者を切り捨てて大企業の利益を増やして、そんな構図がどこの行政でも蔓延しています。そういったことも自覚してみなさん、お仕事に就いてほしいと思います。

長崎さんが繋がれます。

☆長崎さん

ありがとうございます。沖縄に行かれて、私たちの想像できない辛い体験、私たちも共に考えていくことを原戸さんからアピールいただきました。





イケメン三人衆、久しぶりに全員集合です^_^






つづいて、朝鮮学校の卒業生で今日はひと言アピールされたいとこちらに来られたそうです。どうぞ。


2回目に来られた金さんがマイクを持たれました。

☆朝鮮学校卒業生

僕たちの先輩は大学に行くために夜間の日本の高校に通って資格をとりました。僕たちの年代の女子バレー部がある大会で優勝しました。その大会は、インターハイの出場がかかっている大会で、当時ニュースステーションにとり上げられました。今は朝鮮学校は大学にも行けますし、甲子園以外は大会に参加していると思います。
朝鮮学校無償化問題は、朝鮮学校在学生だけではなく卒業生までもが問題を抱えているのです。ハローワークに行って、高校卒業の案件に応募できない状況なんです。税金は遅滞なく収めているので公正に税金を分配してほしいです。


☆長崎さん

簡潔で分かりやすいアピールをありがとうございます。ハローワークに行った時に、朝鮮高級学校の卒業が、いわゆる日本の高校卒業という認定をされないで差別を受ける問題についてお話しいただきました。ありがとうございました。











マイクアピールです。

☆ (初めての方)

こんにちは。 今日初めて参加しました。
教員をしていました。教員は政治活動をするなと言われて自粛していましたが、ほんとうにエライことになってきています。
子どもたちを政治的なことで分断・差別することが多くなっています。
これからも火曜日行動に参加したいと思います。
これからも朝鮮学校を支援していきます。よろしくお願いします。


☆ 長崎さん

元教員として子どもたちの分断に対して、また教員の思想信条も侵害されている実情もお話してくださいました。ありがとうございました。



平石さんもマイクを持たれました。

☆ 平石さん

みなさん こんにちは。
たまにしか参加出来ていないのですが、発言の機会を与えてもらってありがとうございます。
すでにご存知だと思うのですが、IRに関して住民投票で住民の意見を聞けという署名が、必要数の15万を超えさらに20万も超えました。無効署名を除いても15万は優に超えると思います。
わたしたちが求めるのは、これだけ反対の声が多い、知事は府民の声をしっかり聞け!ということです。
かつて都構想の時に予想では10%ほど賛成派が多かったのですが、住民投票の結果は逆転しました。

IRの住民投票を求める会の活動は大きく発展し、怒りが溜まっています。
議員はしっかりと受け止めて、ちゃんと検討してほしい。
IRなんか、さっさと止めてほしい。人の金で儲けようなんて施設をつくるべきではありません。以上です。




館山さんもマイクを持たれました。

☆ 館山さん

大阪のカジノ計画は住民投票で決めようではないかという署名活動に参加して、わたしの住んでいる所でも皆さんと共に訴えました。 

ところで今朝の朝日新聞によりますと、吉村知事はですね、この住民投票について「住民投票は必要ない」と発言されておりましたが、たいへん問題発言ではないかと思います。
吉村知事は住民投票を「しっかり受け止める」と、これまで発言されてきた。吉村知事は住民の声をしっかり聞こうという姿勢だとわたしは受け止めておりました。
吉村知事、あなたはね、なかなか策を弄する方なので本当かな?思っていたら、案の定昨日のような発言をされたわけです。

IR計画カジノ計画について松井知事(当時)は企業秘密であると、根拠を明らかにしていません。
吉村さんは経済効果を鮮やかに数字をあげて説明されたけれど、そんな風に行くのかと、たくさんの人から指摘されています。
経済のことに関してはわたしは今ここで申し上げない。
IRやカジノの問題はギャンブル依存症の問題が大きいのです。よく指摘されていますが「止められない病気である」ということです。深みにハマると抜け出すことが大変困難なのです。そのことを署名活動のなかで一所懸命訴えました。

わたしたちはここ立って、こども達について考え訴えておりますが、IRやカジノの問題は経済の問題であると同時にまさに人間の問題なのです。
山口の4630万円の誤送金も海外のネットカジノで使っていた。吉村知事はIRとカジノは違うと言っておられましたが、それは間違いです。そこにカジノが存在する。それを考えなければならないと思います。

わたしは二つのことを申しあげたい。

一つは知事として地方自治法1条Ⅱ「住民の福祉の増進を図る」、精神保健福祉法2条「精神障害の発生と予防の施策を講じる」、そのために働かなければならないというのが地方自治法の根幹です。

二つ目はギャンブル依存症のことを考えるならば、和歌山の方がおっしゃっていましたが、「今必要であるのは、立ち止まって、そこから立ち返ることの勇気である」ということです。

吉村知事! これは経済的にも大阪のためにはならない。大阪をカジノの町にするな、というわたし達の訴えは必ずや多くの人の支持を得るでしょう。

 大阪が今ほんとうに向き合わなくてはならない問題に取り組む時としなければならないと思います。

勇気をもって原点に立ち返る。住民投票で住民の声を聞く。地方自治体の首長としてぜひやっていただきたい。そういう強い思いで今日はここに立ちました。




横道さんが聞き取りをされています。



村上さん、連続で参加されています。



カンさんが力強いアピールでオモニたちを引っ張ってくださっています。

☆ オモニのみなさんのアピールとシュプレヒコールと歌

大阪府庁のみなさん! ご通行中のみなさん!
おつかれさまです。

わたし達は東大阪朝鮮初級学校に通わせる55人のお母さん、オンマたちを代表して5人のオンマたちが東大阪からやってまいりました。
わたしたちは行政からの補助金が数々カットされて、アッパとオンマは昼も夜もずーっと働き続けてこども達をハッキョに通わせています。

こんな差別はいつまで続くのでしょうか。
わたし達はこども達に差別をしてはいけないと言っています。差別は絶対反対!と教えています。
でも、わたし達のこどもは国や行政から差別を受けているのです。
こども達が貰える当たり前の権利を勝ちとるまでたたかい続けます。
こども達の明るい笑顔の未来のために!

それではみんなで元気よく歌いましょう!

歌「声よ集まれ、歌となれ」

シュプレヒコール

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ

・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ

・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな

・行政が差別するな




大村さんもマイクを持たれました。

☆ 大村さん

みなさんこんにたは。今日で474回目の火曜日行動になります。
新しい仲間も増えてきました。がんばりましょう。

みなさんよくご存知の韓国のアイドルグループ “BTS“が、この前は国連で話をしました。
先日はアメリカのバイデン大統領とホワイトハウスで話をしました。
その時に「違いを認めていく、そのことが平等な社会をつくっていくことになる」「ヘイトクライム、ヘイトスピーチを許さない社会をつくろう」と大統領と話ました。
国の大統領がきちっと考えを出すということは本当に大事なことだと思いました。

それに比べてこの日本はどうでしょうか。
政府や行政が朝鮮学校を差別し在日朝鮮人の人達の権利を平気で踏みにじっていくこの日本を見つめ直さないといけないということを、大好きな “BTS”を見ながら考えました。



歌舞団の舞姫尹団員の音頭で最後の歌は「勝利のその日まで」❣️



行動終了後、いつものように駐輪場での申し送りです。



劇団「タルオルム」の公演のお知らせをしておられます。みんなで応援に行きましょう❣️



終了後、有志で66人展を鑑賞いたしました。



来週も頑張りましょう!
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