ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

2月5日、329回目の「火曜日行動」です。

2019-02-05 20:10:21 | 火曜日
冬なのに天候がコロコロ変わります。

地震が起きないかなぁと心配しながら府庁前に向かいました。




今日はインフルエンザにかかったり風邪をひいていけないと連絡を下さった方が結構いました。それでも大勢の方々がいらしてくださいました。








今日のレポーターはハルモニ会の陶山さんです。






写真撮影は松尾さんです。よろしくお願いいたします。





長崎由美子さんの第一声始まりました。


⁂長崎さん

小春日和の今日もここ府庁前に立って、朝鮮学校で学ぶ子どもたちの夢と笑顔を奪わないでと訴えています。2012年4月17日から7年にもなろうとしています。

今日は329回目、一日も早く終わらせたいと思います。先週に続き、朝鮮学校の子どもたちを心から愛し、韓国から大きな支援を送り続けてくださった、金福童ハルモニが天に召されて、お葬式がありました。韓国の文大統領も葬儀場を尋ねられて金福童ハルモニの功績をたたえられました。この火曜日行動が始まったばかりの2012年、大阪で「慰安婦は必要だった」という、当時の橋下市長からの発言に、金福童ハルモニ・尹美香代表が韓国から大阪に来られました。


その時この府庁前にも来られて、マイクを持って、自分が少女のころに日本軍慰安婦とされ学ぶことができなかった。そんな思いをまた今、日本で暮らす在日朝鮮人の子どもたちが味わおうとしている。しっかりと子どもたちが学べるようにとマイクで訴えられました。

その後生野の初級学校も訪問されました。朝鮮語でハルモニに話すのを目を細めて眺めておられました。子どもたちに文房具をプレゼントされました。

それに子どもたちがお礼の手紙を送ると、また暖かな靴下と文房具を送ってくださいました。

今回この訃報を受けて、当時金福童ハルモニからプレゼントをもらった生野初級の生徒さん、今は東京の金曜行動に参加されていて、ハルモニの言葉を忘れずに生きていくと発言されたと聞きました。

14歳で戦場に連れて行かれて、大きな苦しみを味わった後で、ハルモニは長いこと沈黙をされていました。人生の後半にやっと自分自身が慰安婦にされてきたことを発言され、それからの行動は目を見張るような形で、世界を駆け回り、訴えをされました。フランスでも国連でもハルモニの訴えは多くの方々の胸を打ちました。私たちがハルモニに出会ったとき私たちが日本人であるから日本で暮らしているから、憎しみや許せない思いをそのまま恨みとして持つのではなく、自分のような悲しい思いは戦争の中から生まれてくる。戦争の中から女性への性暴力は生まれてくる。これを二度と繰り返させない。そのためにしっかり心に刻むこと、そんな思いでハルモニは声をあげてこられました。


その中でも特に朝鮮学校の子どもたちに思いを寄せられ、去年9月27日、無償化裁判の、まっとうな1審勝訴判決を真っ向からひっくり返す敗訴の日、韓国から金福童ハルモニ・吉元玉ハルモニが高齢を押して、金福童ハルモニは病床にもあり、車いすで、私たちを励ますため、そして資材をなげうって、また多くのカンパを集めて、270万ものカンパをもって励ましてくださいました。

金福童ハルモニは凛とした姿でマイクの前に立って、自分が慰安婦だったとカミングアウトしてからずっと闘い続けている水曜デモに90を超して立たれている。そして私たちに「ファイテイン」とエールを送ってくださいました。

ハルモニのことを思い出すと亡くなられた悲しみと同時に、ハルモニの思いを引き継いで朝鮮学校を守っていく勇気が湧いてきます。


 朝鮮学校で学ぶ子どもたちが安心して学べるようにと奨学金を作って毎年送ってくださいました。ナビ基金というのもやっておられます。多くの女性が性暴力で苦しんでいる、そこへも資金援助されています。ナビというのは蝶のことで、金福童ハルモニの葬儀でも蝶のプラカードを持って歩き、ハルモニの魂が蝶のように自由に舞ってほしい、そしてその思いを私たちが引き継ぐ、そんな葬儀の様子が韓国から送られてきました。


日本人として情けなく恥ずかしい思いになります。日本の政府・外務省から一言のお悔みも謝罪もないこと、それどころか大使館の前でこのような行動をしたことを非難する発言がなされています。

去年は朝鮮半島が平和と統一に向かって大きく舵を切った年です。南北首脳会談・朝米首脳会談、そして板門店での武装解除。

本来なら日本がこの平和への道を支えていく立場。平和の流れを作っていく一つが在日韓国朝鮮の人々への戦後補償というべき、無年金問題や、朝鮮学校への差別をやめることが日本が一番なすべきことだと思います。


どの国の子どもたちも愛されて育つ権利・学ぶ権利があります。日本政府がこれを踏みにじっていること自身が許されないことです。


2月15日、ジュネーブに行ったオモニたちの国連の人権擁護委員会の報告会があります。国連から朝鮮学校への差別的扱いは問題であると何度も勧告を受けているにもかかわらず、同じ回答を繰り返しています。


これから中国・ロシア・共和国と韓国、これらが提携して、南北をつなぐ鉄道ができる、ロシアからの新しい流れが生まれようとしている。朝米首脳会談が2回目行われようとしていますが、安全保障をしっかりと認めていく流れができれば、経済制裁が変われば南北は大きく変わります。


大阪で万博というならば足元のところで、長年共に暮らしてきた在日韓国朝鮮の人たちと仲良くしていく、そのためにまず何より子どもたちの笑顔を守ろうということが何よりです。


子どもたちの命を守ろうというときに幼児教育の無償化が取り組まれています。これからも2歳3歳の子どもたちが朝鮮学校というだけで排除されている。高校無償化とともに幼児教育の無償化もともに声をあげていきたいと思います。






今日は南大阪地域の方々が大勢いらっしゃいました。






火曜バンドの皆さん、今日もお元気です。







欧州の労働運動に連帯する黄色ベストを着ての撮影です。







火曜バンドのマドンナ井上さん❣️






木村さんもいらして7人勢ぞろいです。




くっすんさんと館山さん!いつも一緒です。







「1%の底力」の皆さんです。

















イケメン三銃士健在です。

























故 金福童ハルモニを追悼して詩を朗読させていただきました。


追悼詩

    最後の言葉を胸に刻み


              ニョニョ


瞼を閉じられるその瞬間にも
日本に暮らす子どもたちを案じ
《在日朝鮮学校の子どもたちへの支援も
 私に代わって最後までおこなって》と
オモニが残された最後の言葉


全身が震えます オモニム
何がそうさせたのでしょう
この世で一番大きな痛みを味わいながら
この世で一番大きな愛を残された
みんなのオモニム 金福童オモニム


《福多き童になれ》と
ご両親が名付けて下さったはずの名前なのに
14歳 余りに幼いころから地獄をあじわい
亡国の民ゆえに訴えることすらできなかった
恨み多き人生を跳ね返し 立ち上がった方


痛む体を引きずり 火曜日正午に
大阪府庁前にいらしたときも
不当判決にがっくりきた裁判の日にも
力を落とすなと 諦めなければ必ず勝つと
車椅子から立ち上がり仰った《ファイティン!》


その力強い声が私たちの胸に
どれほど大きな力をくださったことでしょう
その揺るぎないまなざしが
どれほど多くの良心の胸に
火を焚きつけてくださったことでしょう


まさにオモニムは不死鳥です
締め付けられ抑圧されてきたすべての方々の
オモニであり ハルモニなのです


オモニム
ふわりふわりと空を舞う蝶になり
私たちの子どもを見守ってください
オモニムの最後の言葉を胸に刻み
永遠にオモニを忘れないことでしょう


金福童オモニム
全ての憂いを解きはなち
安らかにお眠りください

        


추도시

마지막 당부 가슴에 새겨


눈을 감으시는 그 순간에도
일본에 사는 아이들 걱정 먼저 하셔
《재일조선학교 아이들 지원도
자신을 대신해 끝까지 해달라》
어머님 남기신 마지막 당부


온몸이 떨립니다 어머님
어찌 그러실수 있습니까
이 세상 가장 큰 아픔을 겪으시면서
이 세상 가장 큰 사랑을 남기신
우리 어머니 김복동어머님


《복동이가 되여라》고
부모님께서 지어주셨을 이름이언데
14살 어린 나이에 지옥을 겪으시고
나라잃은 까닭에 하소연조차 못하던
한많은 인생 박차고 일어서신 분


앓은 몸을 끌고 화요일날
오사까부청앞에 찾아오셨을 때도
부당재판 판결로 저희들 주눅든 날에도
기죽지 말라고 실망 안한다면 이긴다고
차의자에서 벌떡 일어서 부르신 《화이팅!》


그 힘찬 소리 우리가슴에
얼마나 큰 힘을 실어주셨습니까
그 흔들림없는 눈길
얼마나 많은 량심들의 가슴에
불을 지펴주셨습니까


정녕 어머님은 불사조이십니다
압박 받고 짓눌려온 세상사람모두의
어머니이시며 할머니이십니다


어머님이시여
훨훨 하늘을 나는 나비가 되시여
우리 아이들을 지켜봐주십시오
어머님의 마지막 당부 가슴에 새겨
영원히 어머님을 기억하겠습니다


김복동어머님이시여
모든 시름 놓으시고
고이고이 잠드시라

       2019年1月30日







最後は涙が止まらなくてしっかり読めなかったです。ごめんなさい。

*長崎さん


生野初級へハルモニが来られた時、子どもたちに困っていることはないかと聞かれて、「オモニ・アボジが一生懸命働いているのに補助金がなくなって困っている」と聞いて、支援していこうと決意されたそうです。ハルモニの思いにこたえていきたい。子どもたちはハルモニのことはずっと忘れないでしょう。


今日のビラに朝鮮学校の学芸会が載っています。子どもたちの演技の素晴らしさ、レベルの高さをぜひ見に来てください。












井上さん、いつもの笑顔に戻られて良かったです。
















劉先生もアピールされます。


⁂劉先生

朝鮮学校の歴史は半世紀以上やってきました。成果もあげてきました。

大阪が今魅力のある街になっているか。問題を直視してほしいです。

松井知事、大阪府民のことを見て大阪の発展のため、大阪が成熟した魅力ある街になるためにがんばっていただきたいです。

朝鮮学校のことをもう一度見直してください。何がいいのか、何がアカンのか。いいところは良いで評価してください。

もし至らないところがあるなら、ここが至らないと直球で話してください。

ここがだめだから補助金出せないと直球で来てください。逃げないでください。朝鮮学校はいろいろと開放しています。


学芸会、タバコ吸う時間削って見にきてください。公開授業します。朝鮮学校もう一度見てから、大阪万博・国際化・魅力ある成熟した大阪を目指してください。













田中ひろみさん、お疲れ様でした。韓国での市民葬に参加されて帰ってこられました。










オモニ会の方々のアピール始まりました。






申さんの力強いアピールです。

⁂オモニ


朝鮮学校は70年以上の歴史を持って、知名度も高く、大阪で活躍している定着している学校です。

子どもたちが素晴らしく、いい先生たちといいアボジ・オモニたちと、そして私たちを支援してくださる日本の友人の皆さまに囲まれて、幸せな学び舎で学んでいます。

それにもかかわらず大阪府においては補助金を打ち切るという卑劣なことを繰り返しています。過去には補助金もいい関係だったのに、橋下元知事・松井知事は弱者に目を向けず、そして歴史を認めず、私たちの子どもの笑顔を奪っていると思います。

私たちは、喧嘩でなく仲間として、大阪府民としてこの地がよくなることを望んでいます。一緒に盛り上げていきたいと思っています。

わたしたちも府民です。私たちの子どもたちもこれから大阪を背負っていく大切な、日本の学校に通う子どもたちと同じ宝です。

そんなところに目を向けたときに、必ず補助金を再開してください。これはお願いではなく当たり前のことなので、これからも子どもたちの笑顔を守っていくために、この戦いを早く終わらせたいと思うので、大阪府の職員の皆さん、知事に声をあげてください。

これはおかしいとみんなで声をあげて早く解決できるように一緒にがんばってください。









シュプレヒコールと、合唱を交互にみんなで行なっています。



今日もオモニたちの思いを込めて歌を歌います。


歌は勿論「声よ集まれ 歌となれ」です。東京での金曜行動始め、全国の無償化のための運動に連帯しています。




シュプレヒコール

「子どもたちの学ぶ権利を保障せよ」

「朝鮮学校の子どもたちを差別するな」

「朝鮮学校に高校無償化を適用せよ」

「朝鮮学校に補助金を復活せよ」

「行政が差別するな」





































パンチョンジャさんとシンスンジャさんも韓国での市民葬に参加されて今日も参加されています。








愛のキャンディの配達です。





アギさんもアピールします。


⁂オモニ


1年になった長男と次に幼稚班に通うことになる二男と毎日楽しく過ごしていますが、この子どもたちがまだ社会的に保障を復活させてもらっていない、そのことが心に重くのしかかっています。

補助金が支給されないということは朝鮮学校に通っている子どもたちは、あなたたちは認められていないとハンコを押されているような気持になります。

大人たちが子どもたちを温かく見守り、育てることが社会の未来を作ることだと思います。それが私たち大人としての責任と義務だと思います。

朝鮮学校に通う子どもたちも自分の民族を大切にしながら、他者を大切にし友達を大切にし、一緒に社会の中で、自分のやるべきことを見つけ自分のなすべき仕事を見つけ役割を果たしていくと思います。

私は朝鮮学校で自分を見つめアイデンテイテイーを育てることが、社会の中の一員としての役割をしっかりと見つめ果たしていく、そういう力を育てることだと思っています。

そんな朝鮮学校で学んでいる子どもたちは大阪府民の子どもであり大阪市民の子どもです。その子どもたちに大人としてしっかりと向き合ってください。


保護者たちも卒業生たちも関係者たちも大阪府民・市民です。府民・市民の理解が得られないでなく、すべての府民・市民の声を聴いてください。


今保育料無償化、高校生だけでなく小さい子供まで社会のセイフテイネットで支えてくださるような施策をしています。


それは朝鮮学校に通う子どもたちにも必要なセイフテイネットだと思います。そこから私たちを排除しないでください。悲しい気持ちになる大阪の政治はいやです。大好きな大阪になるように私たちに向き合ってください。声を聴いてください。














大村さんもアピールです。

⁂大村さん


金福童ハルモニが亡くなられる前、城北朝鮮初級学校に、台風被害がひどいからと9月28日に子どもたちに義捐金を届けるということでいらっしゃいました。

子どもたち一人ひとりの手を取り「勉強しっかりしいや」と声をかけてくださったことを、思い出します。

その後も子どもたちのことを心配され11月に次の義捐金も届けてくださいました。

金福童ハルモニが亡くなられたのを聞いて子どもたちは大変悲しみ、金福童ハルモニを思い追悼の言葉を届けていました。それを見て胸がいっぱいになりました。

子どもたちは金福童ハルモニからどれだけ励まされて、今も朝鮮学校でしっかり勉強していこうという気持ちを持ってどれだけがんばっているか、そのことを思うと、金福童ハルモニの思いにわたしたちも答えていかなければならないと思います。


先日山形県の知人、私も会ったこともない男性の方ですが、以前電話をいただいて大阪の朝鮮学校のことを聞かれました。通信や手紙で知らせました。

台風被害が大きいからと、お金を送ってくださいました。お金持ちではない年金暮らしの方だと思いますが、弱い立場の人のことが考えられる方だと思います。

山形県の男性は以前に林英大さんの映画「抗う」というのを見て、朝鮮学校のことで、こんなことがあるのか、これは自分が何かしなければいけないということで、毎月全国の朝鮮学校に、自分が細々とためたお金を、毎月1校ずつ、ほんの少しだけどと言って送られるのです。


今年になってからは大阪の学校に送らしてもらうと書かれていました。庶民が朝鮮学校のことが分かった時、どういう風なことで日本人としてできるのか。自分は山形の田舎に住んでいるからこんなことしかできないよと書いた手紙が届きました。


大阪は今万博・カジノで湧いています。大変なお金です。いま出している予算よりもっと膨らむでしょう。会場設備に多額の税金が使われます。


日本政府もそうです。イージスアシェア2機も買って何兆円も使われます。みんな税金です。どうして敵を見据えた機器を買わなければいけないのですか。今朝鮮半島は平和に向かっています。平和に向かう道は後戻りできません。なぜ政府はアメリカの言いなりになって武器を買ったり軍事費に使うのでしょうか。


私たちは最後まであきらめません。


(大村さんがアピールをされているとき中年の男性がわざわざマイクの前まで来て「うるさい!」と怒鳴って過ぎ去りました。悲しいことです。情けないことです。恥ずかしいことだと思います。)


歌を歌います。

「勝利のその日まで」










最後の歌はみんな一緒に「勝利のその日まで」❣️





















駐輪場での申し送りです。






府庁内でのロビー活動についての報告です。







田中さんが金福童さんの告別式に参加された報告をしてくださいました。











パンチョンジャさんも催しに参加をとアピールされました。











最後の納骨式まで参加された申さんも報告をしてくださいました。






涙の多い長崎さんは何回も目を赤くしておられました。





色々な行事の紹介がありました。










来週も頑張ります。





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