ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

12月11日、322回目の「火曜日行動」です。

2018-12-11 21:59:59 | 日記
寒い朝を迎えました。本格的に冬の到来です。友人たちがFBで「あったかくして行ってね」と心あたたまるメーセージをくれました。












今日のレポーターはハルモニ会の横道昭子さん。





写真撮影は松尾和子さんです。寒いけれどよろしくお願いいたします。






火曜バンドリーダーの古賀さんと宣伝カーの鶯嬢西風さんです。今日もよろしくお願いいたします。





古賀さんの黄色い着衣にご注目ください。

(増税を阻止し、最低賃金増額を大統領に約束させたフランスにならって、静かな怒りのイエローゼッケンです。不当な差別や労働運動への弾圧を許さない!!古賀)





横道さんの旦那様が今日も自家製ののぼりを持参しての参加です。今第2弾を考案中だそうです。











和歌山から2時間かけて姜さんが来られました。こんな寒い日に、、、嬉しくて一緒に写真に収まりました。






参加者全員に東大阪初級アボジ会長さんからのカイロが届けられました。コマッスムニダ❣️100人力ですね。





火曜バンドもスタンバイokです。






長崎由美子さんの第一声始まりました。

☆長崎さん

今日は寒いとはいえ、冬の青空が広がっています。
2012年4月17日に第一回目の火曜行動を行ってから、今日で322回目になります。
幼稚班だった子ども達も、もう中学生になっています。
子どもたちの学ぶ権利を保障してほしい、こんな当たり前のことを、何故こんなにも言い続けなければならないのでしょうか。


大阪府、大阪市は在日の方々が多く暮らす地として、全国に先駆けて朝鮮学校に補助金を出してきました。
公立学校は子ども一人に年間約100万円の公費が支出されます。私立学校の場合は一人約35万円の補助金が出ます。朝鮮学校の補助金は一人7万円弱でした。
朝鮮学校への補助金がいかに少なかったかわかりますが、それでも出されてきた意味がありました。
それは、大阪の地で共に暮らす在日の人たちの声を行政が聞き、十分ではないが支給するという意味がありました。


11月28日、最高裁は「大阪府・市の朝鮮学校への補助金支給差別を是認」する不当判決を出しました。
日本の民主主義、司法の自立性が大きく崩れていくのを実感すると共に、大きな怒りがこみ上げてきました。


大阪府は長年交付してきた補助金に対し、不当な要件をつき付けて停止しました。
その手で、お金の準備もない、実績もない森友学園に認可を下ろしました。
総理のお友達であれば、どんなことも通すということです。そして国会ではどんな酷いことも数の力で押し切る、こんなことが続いています。


「高校無償化」裁判で大阪地裁は、「教育基本法」に言う「教育への介入の禁止」とは、戦前の軍部や国家権力の学校教育への介入が、子どもらを戦争へと誘導し、戦争への道を止められなかった。その反省の上にたって、うたっているのだと、地裁判決ははっきりと書いています。
しかし、今回の最高裁判決は、こともあろうに朝鮮学校が民族教育をするのは教育への介入があるからである。民族教育そのものが介入の証であると、教育基本法の主旨を意図的に捻じ曲げているのです。


私たち大人は、どんなことをしても強いものには勝てない、そんなことを子どもたちに教えてはならない。
私たち大人は、たたかっていくことを、子どもたちに伝えなくてはならない。
差別と苦しい生活の中で、ハッキョを守り続けてきた方々に学び、たたかい続けていきたいと思います。












オモニ会の方のアピールです。

☆オモニ

松井知事お元気ですか?
風邪ひかれてませんか?
インフルエンザにかかられてませんか?


松井知事!
子どもたちを朝鮮学校に通わすお母さん達は、インフルエンザになんてかかっている余裕なんてないんです。
寝込んでなんていられないんです。
私たちが倒れると子ども達の未来が無くなる。
私たちが倒れると子ども達に差別社会だけが残る。
私たちが倒れると朝鮮学校はつぶされる。
こんな思いが頭をよぎりインフルエンザなんかに負けてはいられないんです!


私たちが厄介だと思っているのはインフルエンザの風邪ではありません!
朝鮮学校に通う子ども達を孤立させようとする間違った日本社会に吹き荒れる竜巻みたいな、ビュンビュン吹き荒れる風なんです!
今日も風が強いですが、こんな風なんてどっちゅうこと無いんです!
私たちを孤立させよう!受け入れてなんかやるもんか!という日本社会の風が一番頭を痛めるんです。
インフルエンザよりキツイ、辛い風邪なんです!


松井知事!
日本社会に貢献している朝鮮学校の卒業生は数多くいるんです。
手をつなぎましょう!
寄り添っていきましょう!
力を出し合いましょう!
きっと良い大阪の街がつくれるはずです。


松井知事!
私たちは倒れません!
倒れてなんかいられません!
子ども達のため、社会にもっと貢献できる大人に育てるため頑張ります。
朝鮮学校のお母さんパワーできっと勝ち抜きます。

松井知事! また来ます!






















イケメン三銃士健在です。東大阪初級のアボジ会長さんこんなところにいらっしゃいました。カイロコマッスムニダ❣️





福井県から駆けつけてくださったガンちゃんこと掛谷岩男さんと友人の高槻市在住の杉岡さんです。同じ北大阪アプロハムケの平田さんが紹介してくださいました。




北大阪の低学年の生徒たちと日本学校に通う土曜教室の子どもたちが合同で今年も8月の初旬に熊川宿で宿泊しお世話になったそうです。





杉岡さんがその時の様子を記録されています。











きょは横道さんもタンバリンを持参してバンド入りです。










黙々と演奏を続ける火曜バンドの皆さん❣️




スネさん、忙しい中来られましたね❣️





高さんが李明玉さんのメッセージを代読してくださいました。

☆高さん

今日どうしても参加出来なかったオモニから、アピールを送ってきました。
代読します。しっかり聞いてください。

「本文」


私は東大阪で3人の子どもを育てている母親です。
高校無償化制度から朝鮮学校が除外されると決まった年に朝鮮学校に入学した長女は、今は社会人となって毎日を忙しく暮らしています。長男は今年の春に日本の大学に入学し、ずっと頑張ってきたサッカーを続けています。朝鮮高校時代に対戦相手だった日本の子ども達とチームメイトとなり、練習後に食べるように持たせるおにぎりを分け合って食べたりしながら充実した時間を過ごしています。末っ子は現役の朝鮮高校の生徒です。

私自身も幼稚園から高校まで、朝鮮高校で過ごし、日本の私立大学を卒業しました。私たちの頃は通学するときも民族衣装の制服を着ていたので、右翼の宣伝カーにしつこくつきまとわれて、怖い思いをすることもありました。彼らの決まり文句は「朝鮮に帰れ」でした。子ども心に、ああ、私たちが目障りなんだな、私たちのことが嫌いなんだなと思いました。一方では、彼らは私たちがなぜ日本に住んでいるのか知っているのだという事に疑いを持ったことはありませんでした。

戦争が終わったのが1945年で、私が朝鮮学校に通ったのが70年代から80年代かけての時期だったので、歴史はある意味、生々しさを保っていたのだと思います。
出て行けとは言っても、私がここで暮らしていいのか、民族の名を名乗り、言葉や歴史や文化を学ぶことが、おかしいと言ってるようには感じませんでした。ましてや、ひとりの人間である私に、一人一人の人間である右翼のおじさんが、日本に住む資格を与える、もしくは与えないとい判 断ができると思っているようには見えませんでした。
怖くて嫌だったけれども、それをもって私自身のあり方が揺さぶられるような思いはありませんでした。

私は、実家が関東で義父母もすでにいない中で、子育てをする上でご近所さんには本当に助けられました。近所の公立ではない、遠くの朝鮮学校に通うために朝早くに家を出ると子ども達を心配してくださる方も沢山いました。「もっと楽させてあげてもいいんちゃうの?」と言いながらも、「でも、せっかくそういう風に生まれたんやから、色んなこと勉強できた方が、そら、いいわな」と言ってくれました。
仕事が思いのほか遅くなって、たまたま鍵を持って行かなかった子どもが、ご近所さんのお宅でおやつをご馳走になりながら私の帰りを待 っていたこともありました。
基本的には、私は日本に暮らす大多数の人たちの心を信頼しています。

それでも昨今の高校無償化制度からの除外や、補助金制度の停止を見ていて不安になります。それは、個人の、「ああいう人たちは嫌いや」とか、「なんであんな人間がおんねん」とかいう考えから始まって、等しく納税者である在日の私たちに、「日本におらしたるだけで、あんたらぼろ儲けやろ?」という思いにお墨付きを与えているように感じるからです。インターネットが張り巡らされて世の中で、顔も知らない人が私や私の子どもたちが生きて行く資格について、判定会議みたいなことをしているように感じることがあります。そのことの恐怖を、少なくとも行政に携わる方には想像してほしいと願 っています。私も税金を払っています。

以前、橋下さんが府知事や大阪市長だった頃、朝鮮学校の教育内容が子どものために良くないので救わなくてはならないというような趣旨の発言をしたことがありました。
朝鮮学校の歴史は70年を超えています。第二次世界大戦が終わり、多くの植民地が解放され、植民地の民だった世界中の人々は、本来の自分の価値を自分自身で見出し、認めることの困難さと向き合わざるを得ませんでした。私たち在日朝鮮人も、その流れの中で今なお試行錯誤を繰り返しています。
当事者たちの試行錯誤を無視し、救ってあげようという発想ができ、それを公で言うという行為に私は深く傷つき、腹が立ちました。あなたは、どうすれば自分の子どもたちがのびのびと幸せに暮 らすことができるのかわからないでしょう?あなたにはそういう能力がないんですよと言われたようでした。

行政が市民に対して、お前は無能だという烙印を押すことが許されているのが、私が日々暮らしている、この社会なのかという諦めに近い感情でした。世界中のどれだけの人が、こんなに誰かに見下されるという経験をしているのか、本気で知りたいと思いました。
色んな先入観を捨てて、自分を自分として肯定できる環境について考えてみてください。
それが、子どもを育てる親にとって、どれだけかけがえのないことか想像した上で、朝鮮学校のことやそこに通う子どもたち一人一人の心にほんの少しでも寄り添っていただけたら幸いです。(大阪朝高保護者 李明玉 )
























斎藤さんは最近連続参加ですね^_^















長崎さんが繋ぎます。


☆長崎さん

来年、「なにわの翼訪朝団」と共に訪朝する予定です。
歴史の大きな変わり目の今、共和国のあたたかい皆さんにお会いしたい。
日本で困難の多い中で民族の誇りをもって学んでいる、朝鮮学校の子ども達のことを語り合いたいと思っています。


先日漫才の村本大輔さんが、朝鮮学校のビラを配る子ども達のことを漫才に取り入れて発表されていて、テレビで放映されました。よくぞテレビで言ってくれたと思います。
また、辺野古で闘っている人々を、朝鮮・中国の手先だ、とか金が出ている、金を貰っているなどのフェイクニュースが流されていますが、村本さんは沖縄に70%米軍基地が集中しているのもおかしいと、漫才で言っていました。


先日、生野朝鮮初級学校で公開授業がありました。
近畿大学、淑徳大学、大阪大学、立命館大学から若者が参加してくれました。
その感想文を読んでいると、真実の姿を知ることがほんとうに大切だと実感しました。
韓国から来られた方々は、四世、五世になってもウリマルで話しが出来ることに驚いておられました。図書室に本と30万円ものカンパを持ってきてくださいました。


「高校無償化」裁判高裁判決の日、韓国からモンダンヨンピルのみなさんや、高齢と病身をおして金福童ハルモニと吉元玉ハルモニが応援に駆けつけてくださいました。そして多額のカンパを寄せて下さいました。たいへん勇気をもらい、深く心に残りました。
韓国の民主労組や民主団体からの協力と日本の運動でホンギルトン基金も集まっています。
人と人とのつながりの大切さ、人と人とが力を出し合い、お互いが信頼できる社会を、子ども達を守るためにつくらなくてはなりません。


少し前「沖縄スパイ戦史」という映画を観ました。
改めて沖縄での戦争がいかに悲惨であったかを知らされました。
戦争末期、スパイを養成する陸軍中野学校卒業生42人が沖縄に送り込まれ、軍人の姿を隠して入り込みます。
波照間島の人々は、マラリヤが発生するため人が住めない島に強制的に集団移住させられ、大勢の人が罹患して死んでいきました。
集団移住で残った2000頭の馬と牛は軍の食糧になりました。
戦争に向かう時はお互いの不信や恐怖をバラ撒くことによって、たとえ一人の人間(軍人)が動くことでも戦争になる。映画は訴えていました。







道路を挟んで東大阪の熟女軍団さんたちの元気なお姿が見えます^_^





東大阪初級のオモニ会、大阪朝高オモニ会が合同でアピールとシュプレヒコールと合唱「声よ集まれ歌となれ」です。


☆オモニ

初級学校に子どもを送っている保護者です。
わたし自身も朝鮮学校を卒業しました。朝鮮学校は楽しい思い出しかありません。

朝鮮学校の子ども達もみなさんと変わりない生活をし、楽しく学んでいます。
無関心が一番いけないと思います。一度近くの朝鮮学校を訪ねてみてください。
今日はたくさんのオモニ達が参加しています。
みんなで歌とアピールをします。

歌♪「声よ集まれ 歌となれ」♪

シュプレヒコール

〇子ども達の学ぶ権利を保障せよ!

〇行政は朝鮮学校を差別するな!

〇朝鮮学校に「高校無償化」を適用せよ!

〇朝鮮学校補助金を復活せよ!




☆長崎さん

今年4年ぶりに大阪朝高ラグビー部が大阪代表になりました。
設備も十分でない、条件も整わないなかでのラグビー部のこの強さはどこから来るのでしょう。ソンセンニン、アボジ、オモニはじめ多くの同胞に支えられて、胸をはってたたかうことで、みんなを勇気づけたいという思い。
一人はみんなのために、みんなは一人のために、このことが根底にあるからだと思います。
民族の誇りをもって当たり前に生きる姿を多くの人に発信したいという思いがあるからだと思います。

これから各ハッキョでは芸術発表会が行われます。
多くの人に見ていただいて、民族教育の素晴らしさを知っていただきたいと思います。





























今日は圧倒的にオモニ会の方々が頑張りました❣️





診察終わってから駆けつけた秦さん、既にビラが無くなっていたと嬉しい感想❣️








あいも変わらずにこやかに愛のキャンディが配達されます。





一周回って松尾さんが本部席に到着❣️かじかんだ手でメモを取る横道さんと並んで撮影です。








大村さんのアピールです。

☆大村さん

府庁で働くみなさん! ご通行中のみなさん!
322回ここに来て訴えています。

来年一月に上映される映画「アイたちの学校」の試写会がありました。
この映画は歴史をしっかり描いています。
日本は1910年に朝鮮半島全土を植民地化し、子ども達から言葉と文化と歴史を奪い、名前まで奪いました。

1948年この大阪府庁の前で大きなたたかいがありました。
阪神教育闘争です。
金太一少年が警官に射殺されました。
言われているような威嚇の弾が、たまたま当たったのではありません。
警察はたたかっている人々に向かって20発も撃っているのです。

映画ではいつまでも続く差別に、子ども達も立ち上がって、言葉を奪わないでください、とビラを撒いています。1948年子ども達がビラを配ったのです。

でも、今また、この府庁前で、子どもたちが学校が休みになるとビラを配っています。
70年前の姿そっくりそのままなんですね。
100年近く差別と弾圧が続いているのです。

知らなかったでは済まされません。
無知と無関心は差別を生みます。
ヘイトスピーチやヘイトクライムが大手を振ってネットでながされ、無知・無関心な日本人は、朝鮮学校ってそんな所かと信じてしまうのです。

行政が差別をしているのは、公的に差別を認めていることです。
府庁で働いているみなさん! 公務員といわれるみなさん!
無知・無関心は許されません!
どうか映画「アイたちの学校」を観て下さい。映画館に足を運んでください。
そして朝鮮学校の歴史を民族教育のことに考えてください。

私たちは諦めません! 最後に元気にうたいましょう!
「勝利のその日まで」







最後の歌は「勝利のその日まで」❣️





みんなで歌います。









来週も頑張りましょう❣️心ひとつにシュプレヒコールです。




いつものように駐輪場に集まり申し送りです。





平田さんの紹介でお二人も一言ずつ発言されました。

☆福井県熊川宿から参加の掛谷さん

今年、北大阪ハッキョの子ども達を熊川宿に招きました。
田舎ですから近所の人も皆、よく来たねと歓迎してくれました。
火曜行動には前から来たいと思っていました。
今回も大阪に行ってくると言うと、来年も来るように子ども達に伝えと言われました。
区長もいいと言っています。
また、火曜行動に来たいと思います。今日はありがとうございました。






和歌山から来られたカンさんも発言されました。







洪会長も発言です。





ラグビー部のオモニたちも発言しました。












今日も府庁内でロビー活動が行われたと報告がありました。


☆今日のロビー活動は国際部長とラグビー部のオモニたちでした。
議員には会えなかったそうですが、毎日新聞、朝日放送、関西テレビの報道関係と話しができたとのことです。











オモニたちの活躍が目立った322回目の火曜行動でした。


終了後、時間のある方で天王寺に向かい金石出さんの作品展にお邪魔しました。何作かだけアップしますね。






これは山の中に咲くトドクという食することのできる根菜の花なんですって、初めて見ました。他にも素晴らしい絵画が満載でしたが、この花とバックのエメラルドグリーン惹かれずっと立ち止まって見ました。


済州道を描いた作品が多かったです。バックにお月様が連写のように描かれていました。との作品にも、、、







下にはトルハルバン、上にはムグンファが描かれています。色があまりにも美しくて見ほれてしまいました。全ての額は作者の手作りだそうです。あたたかいはずです。





済州道の牛です。鼻輪が日本のものとは異なるそうですよ。わかりますか?





これぐらいにしておきましょう。ではまた来週❣️来週も頑張ります。




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