ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

「蒼のシンフォニー」二回目観ました。

2016-07-16 13:34:40 | イベント
7月16日、ドーンセンターに於いて「蒼のシンフォニー」を2回目観ました。試写会が昨年の11月1日にあったので8ヶ月が経ったのに、初めて見た様な錯覚に陥るほど新鮮で感動的でした。会場は超満員でした。




パンフレットに映画「ウリハッキョ」を作られた金明俊監督の素晴らしいコメントが掲載されていたのでそれを書きます。私の気持ちを代弁してくれている様に感じたので・・・

「私の『ウリハッキョ』や『60万回のトライ』『ウルボ(泣き虫)ボクシング部』に登場した純粋な瞳たち。だが観客は「蒼のシンフォニー」をつうじて、私たち韓国の監督が撮り得なかった「祖国」を、その瞳たちに映る「根っこ」を、生徒たちと「共に」見つめることになるだろう。

朝鮮学校出身で、今は保護者でもある「在日同胞」朴監督によってこそ、「朝鮮学校物語」は完結版を得た。ついに朝鮮学校は、真の意味で、自分の映画をもったのである。」(金明俊)




映画が終わった後のトークショウでの朴英二監督。




明日からアメリカのダラスで行われる映画祭に参加するため旅立つ監督へのささやかなプレデントを贈呈するオモニ会のシンさん。




素敵な帽子です。良く似合っています。





今日の収益金が無償化連絡会に手渡されました。藤永先生登場です。







藤永先生が裁判の経過などをお話しされました。



映画の中での監督の一言が心に残りました。

「愛があればそこに希望が生まれる」


昨年の試写会の時のブログを貼っておきますね。




長編ドキュメンタリー映画「蒼のシンフォニー」試写会に行って参りました。

何回も何回も涙をぬぐいました。

日本で生まれ育った朝鮮学校の卒業生が日本で生まれ育った朝鮮学校生徒たちの物語を撮り続けました。又新しい歴史が刻まれました。

「異国の空と祖国の空ー、その瞳たちに映る蒼い希望。」パンフレットの表紙に刻まれていた斬新なことば・・・

東北からたった一人で茨城朝高に進学したリョンファ、

彼女が中3だった2011年7月に私は東北のウリハッキョを訪ね彼女に初めて会いました。

団委員長だった彼女はたった一人の教室「リョンファの教室」で中級部3年間を過ごしながら弟、妹たちを震災の時もそのあともしっかり守りました。

卒業後茨城朝高で巡り合った11人の仲間・・・その11人の生徒たちが織り成す数々の感動のドラマ、ごく普通の生徒たちが、困難や逆境の中でも、底抜けに明るく笑い、元気に歌い、そして堂々と前を向き、しっかりと夢を語ります。

日本中の同胞、そして日本の皆さんにも南北祖国の皆さんにも是非観ていただきたいと思いました。

いいえ、世界中の人に見ていただきたいと思いました。カナダ在住のソンさんはじめ友人の皆さん、ロス在住のハさんはじめ友人の皆さん、アメリカ在住のイ・ジュンム先生はじめ在米の皆さん、カリフオルニア在住の水野先生、どしどし海外でも宣伝して下さい。朴監督はどこへでも出かけられますよ。そちらでも上演会開いてくださいね。


勇気の湧く素晴らしい映画です。迷いが吹っ飛びました。










会場に到着したのは6時25分、受付で制作委員の朴監督、尹志守さん、李英哲先生に偶然お会いしました。懐かしい方々です。



これからも応援し続けます。何回でも見たい映画です。素晴らしい表現者の登場に感動が続いています。


朴監督、ナレーション上手過ぎです。茨城の生徒たちのウリマルがとても内容も良く素敵でした。
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京都歌舞団の創立50周年記念公演を観ました。

2016-07-16 09:17:24 | イベント
7月15日、京都府立府民ホール ALTIに於いて京都歌舞団の創立50周年特別企画公演Stage 지금 내가 있는곳 が行われました。



写真撮影は禁止されていたので、最後だけ記念に写しました。ご了承ください。
掲載しています写真は公演の進行の逆から掲載しています。最後のご挨拶からです。
















ゲストのお三方は京都朝鮮中高級学校の卒業生です。


今回の公演を盛り上げて下さったお三方に大きな大きな拍手が送られました。



三人とも良く存じ上げています。分野は違っても在日の文化活動の要かも知れません。とても嬉しく思いました。




25年も歌舞団の団長を務められた具さんや、私のカヤグムとチャンゴの恩師ハジュノン先生の御曹司ハヨンスさん等
全てのゲストの方々が今回の公演の成功に貢献されました、決して出しゃばらず、それでいて、今回の企画の根幹が揺るが無いように素晴らしい演奏を見せてくださいました。




















何よりも現役のユリさん、ミョンヒさん、オッキさんの歌が、演奏が、踊りまでも素晴らしかった。

映像上映のトラブルとかで一時間近く公演の開始が遅くなり、どんなに気を揉んだ事でしょう、泣き叫びたかったかも知れません、でも三人は動じる様子も見せず歯を食いしばって最後まで自分たちの力を出し切りました。本当にお疲れ様でした。



みんなで喜びを分かち合っています。舞台と観客が一つになりました。




















フィナーレ直前の現役団員三人の踊りです。











公演の間は撮影禁止を守りました。

午後6時10分頃に会場に到着してみると写真展が行われていました。

懐かしい方々が写っていました。





















今回の公演はプログラムがありませんでした。

第一部「Stage」

第二部「パンノルム」

とだけかかれていたので、曲名などは書いて無く司会も一切ありませんでした。新しい方式なのかは知れませんが、少しわかりずらかったかなぁーと思います。





一部で三人の現役団員が歌った歌が特に素晴らしかったです。オッキさんが歌った「あたたかい祖国の愛」、ミョンヒさんが歌った「モランボン」、ユリさんが歌った「栄えある我が祖国」


三人がなぜこの曲を選んだのか分かるような気がしました。

民族教育を体系的に受け、祖国の愛の中で素晴らしい芸術家に育った彼女たち、パンフレットにあった三人の対談集を読んで良〜くわかりました。時代が変わり環境が変わっても決して変わることのない祖国の愛に対する感謝の想いが私の胸にも届き、一部はずっとウルウルでした。二部はカンエスックさんの素晴らしい話術のお陰でずっと笑いながら50年の歴史、同胞と共に歩んできた京都歌舞団の歴史を振り返りながら、自分自身の青春時代も振り返り感無量でした。

今は一言お疲れさん!とだけ伝えますね。





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