温泉といえば大分の久住あたりに行くことが多いのだが、『たまには近場の温泉に行ってみようか』遊びに来た妹を誘って太宰府市に隣接の筑紫野市二日市温泉の銭湯?に行きました。ご隠居は冬が苦手なので『昼間の温泉は風邪引きそうだ』車で送ってくれました。家から10分、電車で一駅。超・近場です。
二日市温泉の開湯は千三百年前。万葉の歌人大伴旅人や明治の文豪夏目漱石なども入ったという。『宰府(さいふ)まいり』(太宰府天満宮にお参りすることを昔の博多の人たちは、そんな風に言った)の帰りに、この温泉で過ごすのも楽しみだったらしい。当時は芸者さん達もいて、賑わった温泉町だが、今は数軒と銭湯を残すのみとなった。 『大丸別荘』は昭和天皇はじめ著名人が訪れた、古風さと閑静な佇まいと3500坪の日本庭園が売りの温泉宿(しかしお値段も庶民の私にはちょっと高い)
私達が行ったのは、銭湯『博多湯』 創業万延元年。加水・加熱を行わない天然かけ流し。湯 質は柔らか。風呂場がそれほど大きくないので、独り占めってわけにはいきません。常連さんも多いようです。二階にある【休憩所】などもリニューアルされて、綺麗になっておりました。
画像はネットから、お借りしました。
単純温泉(弱アルカリ性低張性高温泉) | ||
泉温 |
摂氏44.5度 | |
湧出量 | 毎分157リットル | |
PH | 8.2 | |
ラドン | 5.3M・E | |
知覚 | 無色透明・硫黄臭・無味 | |
効能 | 火傷・アトピー 性皮膚炎・神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消火器病・痔疾・冷え性・病後回復期・うちみ・くじき・関節のこわばり・運動麻痺・五十肩・疲労回復 |
太宰府に住んでウン十年になるのに、一度も行ったことがなかったんです。お湯質がとても気持ちいい。二階の休憩室は新しくてきれいだ。懐かしの【フルーツ牛乳】などを買って畳にごろり。枕もある。火照った身体はぽかぽか。妹とアレコレのお喋り。コレで300円!買い物したりして帰宅するまでポッカポカだった。
近所の方は自宅のお風呂沸かさず、通う人も多いらしい。この博多湯の真向かいに【御前湯】(昔黒田の殿様のお風呂だったので)今は名前だけが残り、筑紫野市のコミュニティーの一環となっている。こっちは入湯料200円。ジェットバスなどもあり広さもあるそうだが、昔ながらの温泉風呂で掛け流しは博多湯の方らしい。常連さんが色々教えてくれた。今度はお向かいサンを覗いてみるかな。
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