新へそ曲がりおじさんの花便り(旧へそ曲がりおじさんの、へそ曲がりなオカヤドカリ飼育法)        

わけあってリニューアルオープンします。オカヤドカリの飼育はやめたので、花便りがメインになります。

敷き砂     追記です

2016-06-20 04:01:28 | オカヤドカリに関する話し
オカヤドカリの飼育には、「脱皮の時潜るための砂が必用」と言われていますが、どの様な砂が良いのだろうか?。
一般的には「サンゴ砂が良い」と言われているのだが、実際はどうなのであろうか?。
サンゴ砂にも、大、中、小、細粒と様々な物が市販されているのだが、果たして本当にサンゴ砂が良いのだろうか?。
私自身は現地(棲息地)を見たわけではないのだが、何となく「オカヤドカリ=南国=サンゴ砂」と言う方程式が出来上がっているように思えてならない。
写真を見たり、現地の話を聞いたりすると、オカヤドカリの棲息しているような場所は、草やアダンなどの植物が生えているような場所なので、砂交じりの土、と言うべきだろう。
「好んで鉢植えのガジュマルの根元に潜り込む」と言うのは、棲息地の状態に似ているからなのではないだろうか?。
しかしながら、限られた狭い飼育容器の中に「自然の状態」を再現する事は「殆ど不可能」と言う事になる。
毎回敷き砂を使い捨てすれば可能ではあるが、それでも水槽の中が泥まみれになって「観賞上問題がある」と言う事になってしまう。
その点、サンゴ砂であれば「乾けば落ちる」と言う利点と、「オカヤドカリ=南国=サンゴ砂」と言う方程式にも合致する。
私の場合は、サンゴ砂、ボレー粉、珪砂、根ぐされ防止用の珪酸白土などの混合で、粒の大きさは5ミリ以下(小・細粒)が殆どです。
次に、「ウエットにするか、ドライにするか」と言う問題であるが、どちらにも「一長一短」があり、私の場合は中間をとって「ドライに近いウエット」を採用しています。
ウエットの場合は、「@が潜るには都合が良いが、雑菌の繁殖が多いので衛生上問題がある」と言う事になり、ドライの場合は「衛生上は有利なのだが、@が潜るには都合が悪い」と言う事になる。
「砂が乾いていると乾燥で・・・・・」と言う話があるが、これは全くの「見当違い」で、試しに、生の木の葉を乾いた砂の中に埋めてみるとよい。
砂の上に置いた葉はじきに萎れてしまうが、砂の中の葉は中々萎れない事からもわかるように、砂が乾燥しているからといって、オカヤドカリが砂の中で干からびるような事は無いのである。
「月に1回か2回は砂を洗う」と言うことが言われているのだが、脱皮のために2ヶ月以上も潜っている事を考えれば「ナンセンス」としか言いようが無い。
出来る限り砂の交換の回数を減らす為にも、ウエットにしない事である。
砂の深さについては「出来る限り深いほうが良い」と言う程度しか言いようが無い。
我が家では、Mサイズの@に対して10センチ余りの深さにしてあるのだが、底まで潜る@もいる事を考えれば、「もっと深い方が良い」と言う事になるのだが、現実的にはスペースの関係で無理である。
「脱皮事故(共食い?)」を心配する人もいるが、「同じ種類のエビやカニ同士は共食いをしない」と言うことを、ある水産関係者から聞いた事があるのだが、我が家でもかなりの過密飼育ではあるが、今のところ事故は起きていない。
砂の交換、レイアウトの変更、霧吹きで水をかける、手に持っていじる、・・・・と言うような事がストレスになって、事故を起こすのではないだろうか?。

2008.04.29.




追記です。


8年も前に書いたのだが、「砂」にこだわる必要はないと思うのだが・・・・。

この記事を書いた後いくつかのことを試してみたが、「砂でなければだめだ」と言うわけではないようです。


比較的手に入れやすいものとして「ハスクチップ(ココチップ)」も良いと思うが。

あまり大きなものよ李は、少し細かめのほうが良いかも。


若干湿っている程度で十分で、強いて洗う必要もなく、@たちも喜んで?潜ります。

落ち(枯れ)葉でも代用できるかも。


落ち葉の種類にもよるが、@の食料になるものもあるので。


食料(餌)ついでに書いておくが、「ホテイアオイ」の葉を入れてやるとよい。

ホテイアオイの葉は、古くなって腐りかけた葉のほうが喜びます。


桜エビやシラス干しなども食べるようだが、個体による好みの差があるかも。
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