開花寸前の山ユリのツボミです。
山ユリの球根はイノシシの好物なのだが、ここにはイノシシは来ません。
で、他にも2鉢あったが、その2鉢は去年イノシシにやられました。
これが開花した姿です。
こちらでも咲いているが、少し貧弱な咲き方です。
ちなみに・・・・。
ヤマユリは肥料を好むのだが・・・・。
出来るなら「無肥料」で育てることです。
というのも、ヤマユリは肥培すると球根は大きくなってたくさん花を咲かせるが、そのほとんどは翌年に消えてしまいます。
これは肥培することで「メタボな球根」になってしまい、たくさんの花を咲かせて終りになるのです。
いわゆる「帯化」を起して沢山(100輪以上咲くこともあるが)の花を咲かせるが、それで終わってしまうようなのです。
なので、無肥料で大きくしない方が良いのです。
「数輪以内」なら良いが、10輪を超えたら危険なので。
無肥料でも消えることがあるので、保険の意味で受粉はしました。
ちなみに、ユリの花粉にはご注意を。
手に付いてもすぐ色が染みついて取れにくいが、服に着いたら悲劇です。
もうかなり前の話になるが、ある大きな園芸センターで「5万円以上もするブランド物の服に花粉が付いて落ちないので弁償しろ」とクレームを付けた人がいて、それ以来花粉を取って売るところも増えたのでね。
で、最近またイノシシが来るようになり、近隣の家では全部食い荒らされたらしいよ。
我が家でも、この山百合だけは保護しているので無事だが、裏庭に残っていたユリの大半はやられたからね。
さすがに去年ほどひどくはないが、ユリはイノシシの好物なので、ユリばかり狙われるんだよ。
去年はヤブカラシや山芋があったので裏庭全体が掘り返されたが、今年は鉢やプランターに植えたユリだけが狙われているんだよ。
我が家はまだましな方らしく、もっと山に近いところでは農業ができなくなって困っている農家も多いからね。
我が家はアライグマとイノシシだが、これに鹿と猿が加わるのだから、とても防ぎきれないそうなので。