こんばんは。
総選挙ではご支援ありがとうございました。わが党の若手の国会議員を落選させてしまったことは、ものすごく悔やまれるし申し訳ないです。
一方、立憲民主党・社民党・日本共産党の野党3党では大きく議席が伸びたことは、国民が安倍政権とたたかう勢力を求めていることを示していると思います。さらにがんばります。
さて、24日は臨時議会でした。主には新しいメンバーとなった議会の役職を決める議会です。
議長:福島議員(公明党)
副議長:進藤議員(「輝」=民進系+無所属)
監査委員:田村議員(平成クラブ=自民系)
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なんと、自民系の「平成クラブ」が議長ポストを手放しました。
これは40年ぶりとのことです。
以前は、議長+監査委員を平成クラブがつとめるのが恒例でした。それが前回の役員選挙では監査委員を手放し、今回は議長を手放しました。
力関係の変化が起こっています。
今回の議会構成は、前回選挙後とくらべると、日本共産党が5→6人に増え、平成クラブ(自民系)が9→8人に減りました。8人というのは、輝(民進系+無所属)と公明党を足した数と同じなのです。この議席数の変化は、影響したと思います。
公明党が議長をつとめるというのは、「自公」の枠組みで仲良く譲ったというものではありませんでした。
長岡京市議会では慣例として、役職は話し合いで、全会派の一致で決めています。
幹事会でそれぞれの会派から立候補したいポストを出し合い、ぶつかっているところを調整して決めていきます。
今回、まず議長ポストに平成クラブと公明党が手をあげ、ゆずらない状況が続きました。
そこで、他のポストを先に決めていくこととなりました。
副議長は、共産党・「輝」・「日本維新の会と市民派の会」(維新議員と無所属議員の2人会派)が手をあげました。
監査委員は平成クラブだけでした。
日本共産党としては、議会運営は24人の議員が同等の権利をもって全員がなんらかの役職について行うべきこと、役職は会派の人数におうじてわりふるべきことを基本的な考え方とし、その旨で他会派にも申し入れていました。
平成クラブに次ぐ第二会派である日本共産党は、副議長をするのが適当だと考えて手をあげたわけです。
ただ、じゃあ毎回毎回副議長をするのかというと、それも固定的すぎます。共産党はこの2年、副議長をつとめましたので、今回「輝」につとめてもらうのも一理あるかと思いました。
そこで、副議長を降り、監査委員に手をあげようかとも思いましたが、議長を平成と公明で争ってどちらになるか決まっていないもとで、平成が監査委員をうちにゆずるとも思えません。
そこで、当初から要求した建設水道常任委員長と総務産業常任副委員長の絶対確保と、3つの一部事務組合議会議員(消防・環境・福祉)、2つの広域連合(後期高齢者・地方税機構)の確保を要求しました。
結果的には維新が副議長を降りて「輝」に確定、その後平成が議長を降りて公明に確定しました。
共産党としては、建設水道常任委員長と総務産業常任副委員長、3つの一部事務組合議会議員、京都地方税機構議会議員などの役職を得ることができました。役は決して多くないが、実際に仕事ができる場を最大限つくれたと思います。
小原・・会派幹事・総務産業常任副委員長・京都地方税機構議会議員
はまの・・乙訓環境衛生組合議会議員 (建設水道常任委員)
たけやま・・建設水道常任委員長
すみだ・・乙訓福祉施設事務組合議会議員 (文教厚生常任委員)
二階堂・・都市計画審議会委員 (文教厚生常任委員)
ヒロガキ・・乙訓消防組合議会議員 (総務産業常任委員)
このようになりました。よろしくお願いします!
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また今回の役員決め、議長があい譲らずで、「選挙か?」の声もありましたが、最後は話し合いで決定されてよかったです。選挙となれば、仁義なき多数派工作が繰り広げられるのは想像つきますから。
ところでポストに名前を入れる最後で、波乱がありました。
議会運営委員長のポストを獲得した平成クラブ(自民系)が、八木議員の名前を出してきたのです。
平成クラブは平成市民クラブ(三木幹事・4人)と平成西山クラブ(白石幹事・4人)の連合体です。議会運営委員会は会派の幹事で構成するので、議運委員長は三木議員か白石議員でないとやれません。
その旨指摘されると、休憩となりました。そして休憩が明けると、なんと平成自由クラブ(八木幹事・2人)という会派がたった今新たに結成され、それで八木議員が議運委員長をするというのです。
納得いかん、と主張しました。
議運委員長をしたいなら、最初から会派幹事になっておくのが筋ではないか。
ポスト自体、三木幹事と白石幹事との協議で決めたこと。協議の時点で平成自由クラブなど存在しなかったではないか。
三木さんか白石さんが議運委員長をすればいいだけのことではないか。
しかし平成クラブは、「議運委員長が幹事でないと務められないことを忘れていた。また、法的に問題はないと確認した。」と述べました。他の会派も容認の姿勢です。
そこで、それ以上言うのはやめました。問題指摘は議事録に残しましたから、市民に判断してもらおうと思います。
にしてもこんな形でしかやれないのは、自民系会派のガバナンスの現状を露呈していると思います。白石議員が八木議員と幹事を交代する方法だってあったのです。
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とにかく波乱ぶくみですが、新しい議会がスタートしました。
税機構議員は市議会で1人のポストですが連続でゲット。しっかりやってきます!