ワクチン接種予約に市民が殺到し、不安が広がったことから、市は追加の日程を発表し、電話専用とし、即日受付を始めました。
その旨を京都新聞に掲載し、広報車でスピーカーで流しました。
それから、コールセンターに電話が殺到し、かかりにくくなっています。
しかし何割かの人は予約をとりやめるそうです。
というのは、追加日程(8月下旬~)を予約すると、6月1日開始の第二次予約(7~8月)が取れないのです。
(画像黄文字は小原加筆)
市は「6月1日に競争するのを避けたい人は、追加日程を取ればOK」にして混雑を緩和しようという意図で、良いことでしたが、わかりにくかったですね・・。
「市民が広報や発表を全部正しく読んで全体像を理解する」という前提は難しい。ひょっとしたら情報量を減らしてでも、簡略にしなければならないのかもしれません。
役所の人は頭に全部入っていますが、市民はそうじゃありません。全体像がわかって読むのと、真っ白の状態で読むのとではまったく違う・・。
あと、なんでそうしたのかの「意図」を伝えるのが、重要なのかも・・。
私らがビラとか作るときも気をつけなければなりません。書いた本人だけしかわからないかもしれない。
「誰かに読んでもらって意見を聞く」・・根底から否定されるのが怖くてなかなかできないけれど、とても効果的な改善方法です。
ワクチンについての怒りの声を多く聞きます。そこで特徴的なのは、その人が予約を取れさえすればいいという発想で言ってはいないことです。「もっとこういう方法にすればみんな納得できるんちゃうんか!?」という声が多い。
市は市民をもっと信用して、頼っていくべきではないか・・?協働ということも考えさせられます。