あけぼの

アート、文化、健康、国際・教育、音楽、食・レシピ、日記、エッセイ、旅行記、学問

中欧の秘宝、リヴィウの石畳みに映える美男美女~ウクライナ~

2012-10-30 11:29:17 | アート・文化

Dscf4130 Dscf4158

写真のためポーズする新婚さん。この男性が「こんにちは!」と言ってくれた。笑顔の素敵な父子

ニエプル川を眺望できるホテル・ドニプロに初日の予約を入れており、深夜に到着したらグレードが上の良い部屋を頂けた。翌日は満室だったので近くのホテルに予約してくれた。次のホテル、クリシャティークでも、「外がうるさくて眠れない」と訴えたら夜中に特別室に変えてくれたがお値段は同じでいいと。ウクライナは美男美女の国、外観は勿論のこと、内面から輝いている。優しさとプライドで。ウクライナ人としての誇りからロシア語を使わないという人々に会ったが、特にリヴィウではロシア語を聞くことはなかった。ソ連時代にキエフ郊外のチェルノブイリで起きた原発事故により、原子炉内にあった大量の放射能が放出され、風に乗り世界に広がったが、はや26。この博物館へ行きたいと言ったら大学生Andrewが案内してくれた。子どもの犠牲者の写真や遺品のぬいぐるみ人形が痛々しい。福島の大惨事に対し着物を着た人形と心からの哀悼の言葉が掲げてあった。

16世紀の街並み、リヴィウに溢れる新婚さん

 キエフからリヴィウに飛んだがリヴィウは何と良い街であろう。ここでもホテル従業員その他誰もかも親切で笑顔がチャーミングな美男美女ばかり、流行りの言葉ではブッチギリだ。13世紀にルーシーの一公国として発展し、その後ポーランドやハプスブルグ帝国の支配を受けたリヴィウはなんとも懐かし味のある古都、中欧の秘宝とも言える街で旧市街まるごとが世界遺産だ。ある土曜日、新婚さんが写真家の注文に応じてユニークなポーズをとっていた。教会の前、石畳の露地、城壁の前と、街中に写真家を引き連れた新婚さんが溢れていたが、毎週土曜日にみられる光景だそうだ。ポーズの最中筆者に「こんにちは!」と挨拶してくれた。この街では旅行中アジア人には出会わなかったがとても親日的だ。(彩の渦輪)