あけぼの

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敬愛する医師の母校をぶらぶら歩き

2016-07-03 10:53:18 | 旅行記、多文化教育、国際

    極く最近、ナッシュヴィルを訪問してきたが、それは取材以上の楽しみがあったからだ。前回イーナの家で夫が脳梗塞状況で倒れ、救急病院へ行ったとき L医師に会った。南米ガイアナへ出発2日前だった。CTスキャンの結果を聞き、南米への旅の是非も尋ねた。

L医師:「貴方は脳梗塞では死にません。旅に出ても良いけど犯罪に注意しなさい。ガイアナの首都ジョージタウンは危険な国だから。病院名2つと場所、電話番号をあげましょう。何かあったら行きなさい。私の出身大学バンダービルトの仲間がいます。」

一方、筆者の主治医はガイアナに出かける直前の診察時こう言った。

N医師:「貴女は癌では死なないけど感染症で死にますよ! 出かける国を考えると。」事実、ガイアナの隣国スリナムでジカ熱が発生したばかりであった。が、この2人の医師-夫のL 医師と筆者のN医師-の発言の相違は歴然でしょう?前半は同じで後半が大違い、L医師の方がうんと温かい。筆者はこのL医師に感動、病院の処置室に横たわる夫が載ったJ-Angleの記事を持ってお礼に行った。ナッシュヴィル取材旅行を告げると医師は喜び、医学生時代の思い出を語ってくれた。筆者のバンダービルト医学部キャンパスそぞろ歩きはL医師の面影を追うセンチメンタル・ジャーニーだった。(彩の渦輪)

写真1.ヴァンダービルト大学医学部の一角 2.キャンパス間の道路にまたがる橋 3.ヴァンダービルト大学のキャンパスそぞろ歩きとレンタカー前の自悠人




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