あけぼの

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鳥肌が立つ騾馬登山だったが、命を頂き地球千鳥足続行

2017-02-12 12:20:02 | 旅行記、多文化教育、国際

 危うく「日本人夫婦遭難!」という新聞記事になるところだったアコンカグア。片側が奈落の底の川になっている細い道を騾馬の背に揺られて結構なスピードで上がったことは思い出すたび鳥肌が立つ。ご承知、高所順応は時間をかける必要があり登山者は上がり下りを繰り返しながら登る。騾馬でもそうすべきだったのだが騾馬使いは早く義務を終えたくて急ぎ、それが夫の落馬や筆者の高山病の原因となったのだ。「変化こそ人生なり」を合言葉とする我々夫婦だが、変化も極限の臨死体験だった。同じアルゼンチンのコルドバでは腹痛と下痢が止まらずホテルに医者を呼んだ。親切女医さんに頂いた下痢止め薬は捨てきれず、7年後の今もリュックのポケットに。薬効期限が切れても感謝の思いの期限は切れない。命を頂き、思い出すたび胸が温まるお医者様たち、有難う!お蔭様で地球千鳥足を続行してきた。が、今は5日後の夫の動脈瘤手術成功を祈るのみ。(彩の渦輪)



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