新年を寿ぐ賀状の中に昨年罹った病気を羅列したものがあり、脳神経の病からご丁寧に膀胱炎まで書いてあって笑ってしまったが、実は筆者も「負けてはいないわよ!書きたくないけどこっちには黄門さま(当て字)もいるわよ!」過去一年我がBodyは病のデパート、招かれざる客の快適な安宿だったようだ。一昨年来の腰痛にはコルセットを欠かせず、喉からの出血にガン検センターへ走り、心電図異常は心臓内科へ、鉛のような胃、白内障に大腸炎、そしてよれよれの黄門さま。招かれざる客たちはこの宿が気に入ったらしく居座ってきた。
時間が余りない。結婚50周年記念行事として50か国巡りに出かける予定日まで1か月余しかないのだ。一病ずつでは間に合わないので2、3病まとめての医者巡りや入院もしてきた。入院患者さんたちと話すのは楽しかった。大物の居候は最近出て行った。万歳!だがあと2匹、手に負えない客がいる。我が宿がお気に入りらしく、しつこくしがみついている。仕方ない。引き連れて旅に出て行くか。(彩の渦輪)
結婚50周年記念企画
珍夫婦の地球50か国千鳥足
―地球上の人の縁に魅せられ、追い求めて-
異文化比較と異文化共生のヒントを求めて結婚50周年を迎える夫婦が50か国バック・パックの旅を企画した。この旅の主たるテーマは「異文化比較と異文化共生のヒントを求めて」だ。旅は地球上の人の縁に驚愕し、感動することの繰り返しだ。文化の相違点・相似点を見て地球の未来への希望や共生の可能性のヒントも模索出来る。また夫、妻それぞれも小さいテーマを持って出かける。夫は常々海外で楽しんできた温泉探し、妻は常々関心を持ってきたIntegrity(誠実さ)調査、という課題を持ち、簡単なアンケートを携えて出かける
二人合わせて151歳の合言葉、「変化こそ人生、経験こそ財産なり」人生は一度きり、お金をやりくりしての丸腰人生だが、経験の豊かさは心身の活性化をもたらす。我々は死ぬ時は資産ゼロの状態を覚悟している。「変化こそ人生、経験こそ財産なり」が我々夫婦の合言葉だ。縁あって苦楽を共にした一夫婦、79 歳と72歳、合計151歳が、結婚50周年の記念に地球人、日本人として地球50か国バック・パックの旅をすることの意味を同世代や後に続く人々に問い、分かち合いたい。