私的CD評
オリジナル楽器によるルネサンス、バロックから古典派、ロマン派の作品のCDを紹介。国内外、新旧を問わず、独自の判断による。
 



バッハの3曲のヴィオラ・ダ・ガムバとチェンバロのためのソナタは、一貫して構想されたものではなく、自筆譜が存在するのはソナタト長調(BWV 1027)のみで、他はバッハ死後の写譜しかなく、作曲年の判定は難しい。これらの3曲のソナタは、既存の他の編成あるいは他の旋律楽器のための作品からの編曲だと主張する意見もあるが、ト長調のソナタに2つのフラウト・トラヴェルソと通奏低音のためのソナタ(BWV 1039)という作品がある以外は、推定の域を出ない。今回は、アネル・ビュルスマがヴォイロンチェロ・ピッコロ、ボブ・ファン・アスペレンがポジティフ・オルガンを演奏して収録したCDを紹介する。 . . . 本文を読む

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