先に「新バッハ全集刊行終了間近」の項で触れた様に、バッハのフルートのための室内楽作品のいくつかが、真作でないとして除外された。しかしこのことに関して、40年以上が経過した今日に至っても、依然として賛否両論が交錯している。むしろ真作であるという主張が力を増している様に見える。この「私的CD評」で、バッハのフルートのための作品のCDを紹介するに当たって、この問題を解説したいと思う。今回はその1回目として、作品がどのような状態で今日に伝えられているかを見たい。 . . . 本文を読む
| Trackback ( 0 )
|
|