高齢化や核家族化によって墓地や葬儀の形態は年々変化してきている。市営霊園の久野霊園でも後継者を必要としない墓地の建設を要望する利用者が多くなってきたことから合葬式墓地が整備されることになった。 小田原市久野の久野霊園は昭和41年9月に開設された市営の霊園。現在まで約2700区画が整備されてきた。小田原の市街地からは離れているので車がないと不便な場所だが、緑豊かで静かな環境にある。 近年の核家族化や少子化によって久野霊園では承継者のいない墓地が増加傾向にあり、また利用者の約4割が後継者を必要としない合葬式墓地の建設を望んでいるため整備が行われることになった。建設予定地は写真中央の駐車場の上段部分。 合葬式墓地の建設予定地は坂道横の木々が生い茂っている場所。今年度は調査と基本設計が行われる。 建設予定地は現在のところ木立の中。運用としては骨壷を20年間収蔵後に、焼骨を袋等に入れて共同で埋葬する形式が予定されている。骨壷収蔵数は1000体で事業費の上限は8000万円。 最後に建設予定地を俯瞰で撮影。まだ周辺に木が多いのでどのような合葬式墓地が出来るのかイメージできないが、南側は開けていて海が見えるのでなかなか良さそうな場所だった。
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