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小田原の端々



毎年、1月と8月の23日と24日に板橋地蔵尊で大祭が行われている。大祭初日は旧東海道沿いに露店が立ち並び、多くの参拝客で賑わいを見せる。このブログを始めてからほぼ毎回、板橋地蔵尊大祭に出かけているが少しずつ無くなっていくものがあったりと大祭時の風景が移り変わっている。板橋地蔵尊大祭の賑わいや様子が大きく変わったのは、2020年のコロナ禍以降。2020年冬の大祭はほぼ平常通りの開催だったが、夏の大祭は露店の出店が中止となり2021年夏まで規模縮小の大祭が続いた。コロナ禍前は境内に所狭しと露店が並んでいたが、先日行われた大祭時には露店の数がかなり減って少し寂しさを感じる風景となった。境内から無くなってしまった露店で一番印象に残っているのが、参道右手にあったお休み処のテント。店先でおでんや焼き鳥を販売していて、テント内に並んだテーブルで飲食できるようになっていた。お休み処の露店は2020年冬の大祭時から出店が無くなっている。大祭時には旧東海道沿いに多くの露店が立ち並ぶが、地元のお店も店先にテントを立てて大祭時の限定商品を販売していた。旧東海道沿いに店を構える盛月は、大祭時に和菓子を中心に販売を行っていたが、近頃閉店してしまったようで看板が撤去され出店も無かった。盛月が板橋地蔵尊大祭時に販売していた限定商品が延命地蔵餅。きなことゴマをまぶした餅が計6個。お店の閉店とともに大祭時のお土産がひとつ無くなってしまった。大祭時に限定商品を販売していたもうひとつの地元店がボンジュール・ベーカリー。大祭時には焼き菓子や菓子パンのほか、大福やあんころ餅の販売も行っていたが残念ながら2019年4月に閉店してしまった。
板橋地蔵尊大祭は、露店の出店が減少傾向で地元店の出店も少なくなってきているが、これからも末永く続いてほしい。

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