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小田原の端々



2010年の台風後に酒匂川上流部からの土砂の流出量が多くなり、飯泉取水堰に土砂が滞留するようになってしまった。その土砂を取り除くための浚渫工事が2011年から続いており、今年度も年明けから工事が始まっている。飯泉取水堰に土砂が溜まるようになったのは2010年9月8日に通過した台風9号により、上流域で土砂崩れなどが多数発生したことが原因の一つ。川の流れで運ばれた土砂が取水堰で滞留し浚渫工事が必要となった。浚渫作業用の作業道の入口は飯泉橋上流左岸側に設けられている。飯泉取水堰から搬出される土砂は海岸に運搬されて養浜工事などに利用されている。毎年冬に、その年度の作業道が造成されるので金瀬川と酒匂川の合流点付近は流れが変わる。今年度の作業道の造成では写真左側の池への流れが分断されたので、以前の鮒つり用の池は水位が低くなって澱んだ感じになってしまった。飯泉取水堰で行われる浚渫工事の工事名は酒匂川河川管理委託。発注者は神奈川県内広域水道企業団で工費は税込72,042,588円。工事は5年以上続いていて浚渫にかかる費用が固定化されてきている。何か抜本的な解決策があると良いのだが。

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