長篠落武者日記

長篠の落武者となった城オタクによるブログです。

40代からの弾丸一人旅 2015 in 因幡、但馬 その1 ~ なぜ40代から弾丸一人旅か~

2015年07月10日 | 
日本各地の名城をいつか見てやろう、見てやろう、と、思っていたら、はや41年。

※天空の城で名高い竹田城

「まぁ、そのうちに。」

と、のんびり構えていたのですが、最近不安になる。
『本当に行けるのだろうか。』
と。

本厄。
実際、自分の行きたい城は、かなりな山の上にあることが多い。道無き道を行くこともある。

定年後に果たして体力が残っているのか。
これから病気とかしやすくなる。親の介護とかの問題も出てくるかもしれない。

と、考えたら案外自分に残された時間は少ないのではないか。

そういう不安に突き動かされ、今までは金がかかるから、疲れが残るから、と、諦めていた遠方の城を落城させることを始める。しかし、金もなければ時間もない。

申し合わせて友人と行く旅は面白いが、幼児がいては長期間の旅行は家族に申し訳ない。
そこで、エアポケットのように突然訪れる自由時間を最大限活かすために、弾丸一人旅を開始したのが昨年。

昨年は、車中泊で一人で0泊2日1,000キロを運転しての四国城攻め。
今年は、旅館宿泊という豪華さをプラスしての1泊2日800キロを運転しての山陰遠征。

鳥取城と太閤ヶ平、竹田城という山城ツアーをやってみて、これは歳食ったらキツイは、と実感。この歳でやっておいて良かった、と、しみじみ思う。やっぱり攻めにくい場所も、身を守るために高低差を利用している城というのは、当然のことながら登るのは骨。
20代からこの弾丸一人旅をやっていれば、と一瞬後悔しますが、定年後に「あと20年早く始めていれば。」と後悔しなくて済むようにやってるから、まぁ、良いかと思ったりする。

さて、こうした城を訪れる楽しみの一つに

地元ならではの資料を買い漁る。

と、いうことがあります。


地元に行くと、コンパクトかつディープ、しかしリーズナブル、という本が出ていることが多く、これらを帰宅後に読むことで知識が深まります。
本当は行く前に読めると良いのですが、行く前には入手しずらいですから仕方ない。もともと予習はせず、復習をするタイプだったので、こうしたスタイルが自分にはあっているのでしょう。

こうした資料を入手するのは地元の資料館へ行くのが一番。

※鳥取市博物館

無料の案内パンフレットも充実してるので、それで現地を攻め、その後資料を買う。
こうしたスタイルも数々の城を攻める中で確立されてきた手法です。

ところでこうした資料は、現地以外では希少価値が出るため、東京や名古屋の古書店を覗いて遭遇すると、とんでもない高値が付いています。まぁ、旅費を考えれば安いのですが、一冊500円の資料が2千円位になっている、というのが経験則です。

売る気はないので、そのまま備蓄に励んでおります。
現在、鳥取城攻防戦を読みこんでおります。この復習が終わり次第、ブログ記事化されることになりますので、今しばらくお待ちを。

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