武将感状記を読んでいると、いろんな知らなかった昔話が出てまいります。
その中で、信長様のエピソードが出てくるのですが、思考回路がドS過ぎて、もはや謎の域に達している話を発見。
〇秀吉の大志、小辱を忍ぶ(続武将感状記)
信長が鷹狩りに出かけて鶉を取ろうとした。鶉の多そうなところを秀吉に見張らせて、まず左右の鶉を取ってから秀吉の場所へ取り掛かったところ、鶉が遠くに這って行ってしまい犬を入れてもどうしようもなかった。信長はこれに怒り、
「猿!お前、何やっとっんだ!立ちながら寝とったか!真菰で皮膚をこすると、どえらい腫れるらしいと聞いたで、やったれ!」
と、信長は命じて秀吉の服を脱がせて裸にし、真菰でこすらせると皮膚が細かく切れて血が流れた。家に帰ってから熱を出して傷がうずくこと甚だしかった。
秀吉はその夜、夜警当番だったので城に行って泊まった。
恨み言を言ったり、うらんでいる様子は無かった。
翌日、信長は秀吉を見つけて笑いながら呼んだ。
秀吉は目も腫れあがって塞がり、見ることもできなかった。足も腫れて歩くこともできず、柱にぶつかって倒れ、起きあがって這って進んだ。
これを見て皆は「なんと恥知らずな。」と嘲った。
しかし、ある人は
「大志がある人は小さな屈辱を憂えない。これは後に大将軍となった古代中国の武将韓信が街のごろつきに絡まれて、ごろつきの股をくぐれといわれたが、自分の将来が大事と恥を忍んでくぐり、身を大事にして出世した。きっと秀吉もそうなるだろう。」
と、いい、そのとおりになった。
と、いうお話。
秀吉が小さな屈辱は耐え忍んで天下を取った、と良い話のようですが、自分としてはどういう経緯で信長は真菰で体をこすると腫れあがるという話を聞き、それを秀吉が鶉の見張りに失敗したときに応用しようと考えたのか、という思考回路が謎過ぎる点が気になってしょうがない。
真菰

たぶん、秀吉が失敗する1週間くらい前に信長は真菰の話を聞き、
『うわー、そりゃ、一体どうなるんかね?気になるね。』
と、思い続けてたところに秀吉が失敗をやらかしたので思わず試した、ということなのでしょうか。
その結果、秀吉は熱は出るは全身腫れあがって目は開かず、歩行困難で這いずり回る羽目になり、しかもその夜当直が当たってたので当直もこなしています。そして、秀吉はそんなになりながらも信長への恨み言を言わない。
しかし、そんな秀吉を見て、信長は笑いながら呼び寄せる。
信長、どんだけサディストだ。
きっと、秀吉が黙って耐えていたか、耐えられずに「勘弁してください。」と言ったかは、わかりませんが、真菰でこすらせているときにも、信長はニヤニヤ笑っていたことが想像されます。
こんな状況が日常茶飯事の織田軍団だったのかもしれません。
こうした恨みつらみが鬱積して、本能寺の変後に秀吉が、織田を見捨てて独立し始めることに繋がったのかもしれません。
なんにせよ、信長の思考回路は、極度のサディスト仕様になっていることは間違いないです。
皆、ようこんな恐ろしい主君に仕えたものです。
その中で、信長様のエピソードが出てくるのですが、思考回路がドS過ぎて、もはや謎の域に達している話を発見。
〇秀吉の大志、小辱を忍ぶ(続武将感状記)
信長が鷹狩りに出かけて鶉を取ろうとした。鶉の多そうなところを秀吉に見張らせて、まず左右の鶉を取ってから秀吉の場所へ取り掛かったところ、鶉が遠くに這って行ってしまい犬を入れてもどうしようもなかった。信長はこれに怒り、
「猿!お前、何やっとっんだ!立ちながら寝とったか!真菰で皮膚をこすると、どえらい腫れるらしいと聞いたで、やったれ!」
と、信長は命じて秀吉の服を脱がせて裸にし、真菰でこすらせると皮膚が細かく切れて血が流れた。家に帰ってから熱を出して傷がうずくこと甚だしかった。
秀吉はその夜、夜警当番だったので城に行って泊まった。
恨み言を言ったり、うらんでいる様子は無かった。
翌日、信長は秀吉を見つけて笑いながら呼んだ。
秀吉は目も腫れあがって塞がり、見ることもできなかった。足も腫れて歩くこともできず、柱にぶつかって倒れ、起きあがって這って進んだ。
これを見て皆は「なんと恥知らずな。」と嘲った。
しかし、ある人は
「大志がある人は小さな屈辱を憂えない。これは後に大将軍となった古代中国の武将韓信が街のごろつきに絡まれて、ごろつきの股をくぐれといわれたが、自分の将来が大事と恥を忍んでくぐり、身を大事にして出世した。きっと秀吉もそうなるだろう。」
と、いい、そのとおりになった。
と、いうお話。
秀吉が小さな屈辱は耐え忍んで天下を取った、と良い話のようですが、自分としてはどういう経緯で信長は真菰で体をこすると腫れあがるという話を聞き、それを秀吉が鶉の見張りに失敗したときに応用しようと考えたのか、という思考回路が謎過ぎる点が気になってしょうがない。
真菰

たぶん、秀吉が失敗する1週間くらい前に信長は真菰の話を聞き、
『うわー、そりゃ、一体どうなるんかね?気になるね。』
と、思い続けてたところに秀吉が失敗をやらかしたので思わず試した、ということなのでしょうか。
その結果、秀吉は熱は出るは全身腫れあがって目は開かず、歩行困難で這いずり回る羽目になり、しかもその夜当直が当たってたので当直もこなしています。そして、秀吉はそんなになりながらも信長への恨み言を言わない。
しかし、そんな秀吉を見て、信長は笑いながら呼び寄せる。
信長、どんだけサディストだ。
きっと、秀吉が黙って耐えていたか、耐えられずに「勘弁してください。」と言ったかは、わかりませんが、真菰でこすらせているときにも、信長はニヤニヤ笑っていたことが想像されます。
こんな状況が日常茶飯事の織田軍団だったのかもしれません。
こうした恨みつらみが鬱積して、本能寺の変後に秀吉が、織田を見捨てて独立し始めることに繋がったのかもしれません。
なんにせよ、信長の思考回路は、極度のサディスト仕様になっていることは間違いないです。
皆、ようこんな恐ろしい主君に仕えたものです。