フォーク・ソングの「戦争を知らない子供たち」は有名ですが、フォークルセダーズの「戦争は知らない」をご存知でしょうか。
私の年代は後者の方が切実で、ダイレクトな共感を覚えます。
寺山修司氏が彼の体験から詩を書いたそうです。
私は昭和19年の生まれ、小学校・中学校のクラスにお父さんを戦争で亡くした子供が複数いました。
戦時中私の父も中国へ派兵後退役し四日市の海軍燃料廠の工場で働いていましたから私が彼らと同じ立場になっていてもおかしくない時代でした。
幸いその後、その子供たちも戦争の無い平和な日本で、歌詞にあるように結婚し今は孫までできて幸せにやっています。
だからこの歌を聴くとき、いつもその友人たちの顔が浮かび大変だったけど幸せになって良かったねと、つくづく思います。
安倍総理の逆流の政策は「戦後レジューム(体制)からの脱却」すなわち、あの侵略戦争と植民地支配を肯定し美化する極右の歴史認識から生まれています。現憲法を無視して安倍・自公政権が進める軍事国家づくりは必ず戦争犠牲者をだすことになります。
この歌のような子供が未来永劫一人も出ないように・・・と最近切に願っています。
「戦争は知らない」
【作詞】寺山修司
【作曲】加藤ヒロシ
野に咲く花の名前は知らない
だけども野に咲く花が好き
ぼうしにいっぱいつみゆけば
なぜか涙が 涙が出るの
戦争の日を何も知らない
だけど私に父はいない
父を想えば あヽ荒野に
赤い夕陽が夕陽が沈む
いくさで死んだ悲しい父さん
私はあなたの娘です
二十年後のこの故郷で
明日お嫁にお嫁に行くの
見ていて下さいはるかな父さん
いわし雲とぶ空の下
いくさ知らずに二十才になって
嫁いで母に母になるの
https://www.youtube.com/watch?v=79Ld-CdgVeg
今年の組合旗開きで、乾杯の音頭の担当になりました。
『戦後70年の今年、これからもずーっと戦後が続きますように…。みんなの力で戦争をしない国にしましょう』と乾杯しました。
東京では毎日のように集会があります。
何とか参加して、意思表示をしたいと思っています。
何にもしないことは賛成と同じだと、感じています。
最近の古館・古賀トラブルなどに見られるようにマスコミも懐柔されていく傾向があります。幸いこの地方の新聞など今回の安保法制案などを強く批判しています。なんとか危険な本質を皆さんに知っていただきたいと思います。