下垣真希さんは名古屋を拠点に活躍されているソプラノ歌手です。
知県立芸術大学卒業後、ケルン国立音楽大学に入学。ドイツ国家声楽教授資格を取得し、同大学卒業。 5年半にわたり、ドイツ国際ラジオ局で DJ として活躍された後帰国され 国内や海外のオーケストラと共演されています。
2000年ドイツ・ハノーバー万博閉幕式でアジア代表として独唱、同年の「ドイツにおける日本年」、2004年の「ドイツの日本デー」でも独唱し「カリスマ的」「非凡な声の芸術」とドイツの新聞で絶賛されました。2005年の愛・地球博でもソロコンサートを開催されました。
最近は「命と平和の尊さ」をテーマに、日本の歌を中心にしたコンサートを全国で開催されています。また「長崎の鐘」の原作者、永井隆博士の平和への祈りを歌と語りでつづった「わが心の歌 長崎の鐘」コンサートで平和の訴えもされています。永井隆博士生誕100年の記念式典に長崎市平和会館で公演されました。
実は、下垣真希さんは、子供の頃田舎の私の自宅のすぐ近くの診療所のお医師さんのお嬢さんで、私の母をはじめ家族が先生に診ていただき先生の優しい人柄もあり親近感をもっていました。そんなこともありお嬢さんの活躍をうれしく思っていました。
初期のCD 「じゃぽねすく」は聴かせていただいていたのですが、今回、ある機会があり新しいCD「平和を」を聴かせていただきました。
多くのコンサートで活躍された経歴が示すように良く伸びるきれいな声で、真希さんの優しい心をあらわす歌唱を聴かせていただきました。
真希さんが「平和を」のコンサートやCDを出された背景には、ドイツの音楽家達がドイツ統一を中心になって訴え、平和的に終えることができたことや、叔父が永井隆博士とともに広島で被爆され奇跡的に生き残られたのですが、島根に戻り1週間後には17歳の短い命を終えられたと叔母から伝えられたことなどが平和への思いを強くされたと聞きます。
クラッシックの分野でも平和を希求しておられることは心強いですね。
YouTubeにも何曲かアップされていました。
https://www.youtube.com/watch?v=rfz8fuQLcXU&list=PL0012D2F185FADD15
ソプラノを聴くアンプは一番上のアンプジラでは声が強く刺激があり、やはり一番下の6550PP真空管アンプが柔らかく広がりが出て良かったです。