バッハのマタイ受難曲は、最初カール・リヒターが1958年に録音した抜粋のLPを聴いて、これは全集を聴かなければと思い手に入れました。
キリスト教や聖書のことは殆ど理解していないのに、この演奏を聴くと、宗教の荘厳さを感じます。もちろん何を歌っているのか理解できませんので解説文は必要です。
リヒターは、このLPの21年後にも録音をしています。新盤はなんとなくゆったりしていて、緊張感が違いました。やはり1958年盤のほうが良いと思います。
この後、コルボとかメンゲルベルク、アーノンクールなど聴きましたが、やはり1958年のリヒター盤が良いと思いました。
また、この録音は、かなり古いにもかかわらずノイズも少なく、音の粒たちもハッキリしていて歌手の定位が分かり驚きます。
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