Photo by Ume氏
この独り言を始めてから、3000日は優に超えているらしい。その間、主に天気、次に自然、牛、鹿について、とりとめのないことを独り言ちってきた。入笠の極めて一部を取り上げ曖昧に呟き、それを聞いた人がどういう所かを想像するに足るだけの材料を提供できたかといえば、自信はない。案内として読むには不確かであったり、説明の足りない点も多々あったと思う。
牛のことを呟いてみても、遠くから牧歌的な風景を見ただけで満足できる大半の人には、それ以上の関心が湧かなくても当然で、後は余計な牛の落とし物のようなものだったろう。
それにしても、地球上に生息する野生の哺乳類はたった4㌫でしかなく、人間と牛だけで全体のほぼ70㌫を占めるという数字をどのように聞き、感じただろうか。
野生の鹿もまたしかり、怒り、苦労、被害をさんざん語っても、その生態についてはあまり伝えてはいない点は自覚している。増え続ける鹿に対する有効な手段は、避妊薬の開発だという考えは変わらないが、今に至るも話は少しも進まない。
とにかく、話題の主役が入笠の自然と牛、準主役は鹿となるのは仕方ないと思っている。ここは標高1700㍍以上ある山の中、そこににある牧場なのだから。
そうそう、野に働く者として、あまり頼りにならない天気予報も、結構話題にして来たが、今後もきっとそうなるだろう。
3連休が終わり、「混雑させないキャンプ場」から人の姿が消え、また普段の牧に戻った。今朝はいつになく鳥の声がよく聞こえてくる。その中でも、いつも耳にするカッコウの鳴き声より、ウグイスの声がよくする。
下界に帰った人々は炎暑に耐えつつ、時にはここで過ごした快適なひと時を思い出してくれることがあるだろうか。また、行ってみようと思ってくれたら有難い。
なお、「混雑させない」を謳うキャンプ場も7月の29日の野外コンサート及び8月の最終の土、日曜日(26,27日)は例外的に混雑しますのでご承知おきください。
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本日はこの辺で。