ここから眺める風景から牛の姿が消えた。きょうの写真のような牛たちの姿は今までのようには見られなくなるだろう。
今ごろあの牛たちは、囲いの外に思いもしなかった広い放牧地があることを知って、林の中の心地よい緑陰を選び、鹿と一緒になって草を食んでいるかも知れない。
昨日の第4牧区への移動は予定通りで、格別問題もなく上手くいった。幾頭かは心配していた電気牧柵の洗礼を浴びたと思うが、アルミ線が切断されるようなことはなかった。
その後のことがどうしても思い出せないが、多分また草刈りをしていて、その途中だったと思う。様子を見にいったら、全頭が囲いの中に戻ってしまっていた。それも、牛たちは横になって頭だけこっちに向け、まるで牧守が試みたことをからかいでもするかのような素振りだ。そのはなはだ横着で、ふてぶてしい態度、愚鈍な牛に人間が小馬鹿にされてるような絵だと言えよう。
夕暮れ時に外から戻ってきたら、囲いの中に牛たちの姿はなかった。確認のため牧区内に入って探すと、小入笠の頭に続く山腹のほぼ中段に位置する放牧地にいた。しかも、有難いことに群はバラけてはいなかった。
牛たちは、きょうはさらに行動範囲を拡大し、これから1ヶ月以上を過ごすことになる自分たちの置かれた環境が、どのようなものかをより多く知るだろう。
一応、今後も囲いの中へは自由に戻れるようにし、給水や給塩はここで行うつもりでいる。「牧場へ行っても牛がいない」という人たちへのささやかな配慮のつもりだが、これから先のことは彼女たち次第となる。場合によっては、囲いの扉を閉じなければならないことがあるかも知れない。
「三大流星群のペルセウス座流星群まで一月ほどになりました。
あらためて入笠行きの日をお伝えします。
8月10日(木)からの4泊で14日(月)の明け方まで撮影予定です。
坪井さんは11日(金)からの2泊です。
今回、雨は連れて行かないのでご安心ください。」
あらためて入笠行きの日をお伝えします。
8月10日(木)からの4泊で14日(月)の明け方まで撮影予定です。
坪井さんは11日(金)からの2泊です。
今回、雨は連れて行かないのでご安心ください。」
と星の狩人かんとさん。雨のこと、本当に信じてもよいのだろうか 、クク。
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本日はこの辺で。