入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「夏」(33)

2023年07月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 激しい雨の音で目が覚めた。午前4時に近かった。しばらく、東京のとある場所から地下鉄に乗って家に帰る方法を反芻していたが、とある場所そのものが実在しないことに気付き、ようやく現(うつつ)に還った。
 夢の中の東京ではよく迷う。それも、不思議なことに見たことも、行ったこともない街や駅ばかりである。また、近郊の山らしくもよく夢に出てくるが、この景色も街と同じく、実在する奥多摩や秩父よりもかなり理想化されていてより美しい。
 長い山の中の暮らしに起因する一種の中毒とでも解釈すれば、そうではなくアルコール中毒だろうと言われそうだ。

 雷の音がして、また一段と雨音が強まってきた。やはり、牛たちのことが気になる。
 昨日、囲いの中の餌鉢にビタミン剤、配合飼料、フスマ、塩を混ぜて持っていった。牛たちを第4牧区に移してから、囲いの中で給餌を試みるのは初めてのことだったが、いつものように警笛を鳴らし、牛たちのいそうな林の方に向かって大きな声で何度か呼んだ。しかし、反応はない。まあそんなことだろうと思って帰ってきた。
 
 しばらく小屋で電話を使って打ち合わせをしながら、ふと囲いの方に目をやったら、木立の隙間から1頭のホルスの移動する姿が見えた。そしてゾロゾロと他の牛たちが続き、たった1頭のジャージーもその群れの中にいた。
 呼ぶ声はちゃんと聞こえていたし、反応は鈍かったが、それでも分っていて来たきたのだ。こんなふうに調教の成果が出ると、やはり牛たちに対する情を新たにするし、いい気分になる。

 昨日の呟きに対して、思いがけずも赤羽さんから「座布団5枚」を頂けると。いつもの路線から少々逸脱したかと思っていましたが、許容の範囲でしたか。有難く落手しました。
 ところで、待望のお爺さんになりましたか。

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  本日はこの辺で。
 


 

 
コメント
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