入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「冬」(33)

2021年12月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                    Photo by Ume氏

 この写真は今月2日に撮影されたもの。それから8日から9日にかけて降雪があったから、雪の量はもっと増えた。9日に上に行った時は峠の崩落現場には重機が入っていたが、芝平から峠までの通行はできるようになったろうか。そうなると有難い。峠から牧場の管理棟までは8キロと少々、HALと一緒に何度か歩いている。林道なら法華道と比べ傾斜が緩く、スノーシューズよりか山スキーで行きたい。
 富士見側のゴンドラも、そろそろ営業を再開するだろうと思って問い合わせたら、先週の土曜日、11日から始まったとのこと、これで山はスキーや登山の人でまた賑やかになるだろう。

 ふたご座流星群出現のピークが今夜からになる。まだ上弦の月が残るため、月が沈んだ14日未明の方が観測には向いているようだが、それでも1時間に20個や30個くらいは観測できると国立天文台は言っている。問題は天候だが、どうやら今夜はかなり良さそうだ。
 未明とはいかないが今夜も散歩に出れば、そのころにはふたご座は中天よりやや低い東の空に見えている。散歩の前半は北に向かって広い開田や、伊那谷の一帯を見下ろす高台を歩くから、まず期待できる。
 大体夜の9時に家を出るようにしている。夕方の5時ごろから、夕飯前に普通なら日本酒の熱燗1本と、ビール500ccを1本飲むため、そのころになればアルコールの影響は感じないで約7キロ1万歩を歩くことができる。誰か相手がいればもっと飲むが、最近の実態は一人ならこんなもの。
 散歩などしない方がもとより楽だ。夜、わざわざ、充分かは別にして(笑)暖房のある部屋から抜け出し、暗い山道を登り、広い開田では時に寒風に晒される。大人しくしていた方が身のためかもしれない。にも拘らず、いい年をして歩く。何故か。
 身も蓋もないことを敢えて言えば、暇なのである。することがないのだ。アルコールが入ると、濁った頭に加えて、視力にも影響するのか文字を読むのがかなり疲れる。上にいた時はだから起きているのが面倒くさくなって8時ごろには寝てしまったが、それだと朝が早い。今は寒いから、あまり早起きはしたくない。夜中に起き出すのを控えるのも同じ理由である。
 以上だが、ではなぜこんなことが続くかというと、それはやはり感動があるからだ。広い大きな夜空、冬の星々、静まり返った林、瀬澤川から聞こえてくる冷え切った水の音、そして圧巻とも言うべき眼下に見える天竜川を中心に散らばる夥しいまでの光の帯、そして終えた後の満足感、これだけあればもう充分過ぎる。
 本日はこの辺で。
 

 





 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする