入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’21年「冬」(26)

2021年12月03日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

photo by Ume氏

 きょうも、囲い罠に入った鹿の殺処分立ち合いで上に行った。ために、昼に松本で食する予定の鰻が逃げていったが、それでも二日続けて、冬枯れの入笠に行けたことの方を良しとする。それほど、今の入笠はいい。
 特に昨日、実はこの呟きのために写真家Ume氏も同道してもらったのだが、あれ以上の天気を期待するのは不可能だと断言できるほどの好天に恵まれた。風もなく、昼を過ぎてから第1牧区へ上がると、まさしくあれこそ蒼穹、視界の半分を占めた広大な空には雲一つなく、西にも東にも前夜降ったばかりの純白に覆われた山並みが見えていた。

 オオダオ(芝平峠)から先は相変わらず通行止め。地下水は凍ることもなく流れ出ていて、一昨日のように激しい雨が降れば崩落はさらに悪化しかねない。しかし入笠を担当地域にしている高遠支所においても、あの林道はあまり優先度が高いとは思えず、あのまま冬を越すまで放置されるのかも知れない。 
 林業関係の車輌は上がっているし、冬期でも点検のため牧場に牧守が上がることは行政も承知しているはず。物理的に車での通行が無理になったとしても、その場合には歩い行くつもりでいる。それに、年にもよるが、どうせ1月半ばを過ぎれば、雪が深くなり車では上がれなくなる。歩くか、富士見のゴンドラを利用するしかないが、そうなれば、鉄砲撃ちの足も遠ざかり山はより静かになる。個人的にはその方がいい。

 冬の営業に関しては、今年は改めて案内を出さないつもりでいる。不思議というしかないが、今のところ全く反響がないからだ。これまたもったいない話だと思う。
 先日、XXXさんへと、特定して呟いたら、「XXXさんとは吾輩のことではないか」と、きょう久しぶりに電話が来た。必ずしも特定の個人一人に限って呟いたわけではないが、彼のこともかなり意識はしていた。だからそう、正直に伝えておいた。彼は入笠を知っているし、またここを気に入ってくれているという自信があった。だからそうした。
 かんとさんも、入笠が呼んでいるらしい。オレもワタシも、と思う人は連絡ください。できるだけ対応するつもりです。
 本日はこの辺で。逃げたと思った鰻が向こうから来てくれた。
コメント
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