入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「春」 (56)

2019年05月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうは立夏、そして大型連休の最終日。世間の行楽地の混雑を他所に10日間、ここは平穏な牧場キャンプ地の雰囲気が維持できたのではないかと思う。来場者の多くは顔見知りで、その中に幾組かの新顔が混ざるといったほぼ理想の組み合わせとなった。入笠山を訪れる人は年々増加する一方のようだが、ここは静かで、別天地と言ってもいいだろう。
 連休の前半は生憎の天気だった。それでも5連泊して「ゆっくりできた」と言って帰っていったT川夫妻などは常連で、この独り言の良き理解者でもある。
 この呟きで繰り返し伝えようとしていることは、今のこの牧場を中心とした自然環境がいかに尊く、今後も守るべき大切な対象だということに尽きる。それだから、人はその次になる。ともかくも牧場と周辺を、ありきたりで、落ち着きのない観光地にだけにはにしたくない。縄文の時代よろしく懸命に焚火の用意に奮闘する家長の満身に、酷な批評を浴びせつづけていたあの家族にも、きっとそのことは分かってもらえたと信じたい。




   ボク泣かしてゴメン、またお出で!
 
 昨夜は上に泊まった。きょうは早めにかんとさん、TBIさんと山を下ったが、一日目にしなかっただけでまた山室川の谷の様子が変わった。第2堰堤から目に入る落葉松の緑の色は一段と濃くなったし、少し下った第1堰堤の枝垂桜は正しく今が見ごろとなっていた。これから少しづつ季節は狭い谷を上っていき、もう半月もすれば、牧場は花の時季を迎えることになる。
 
 明日からは気持ちを切り換え、牛守の仕事に就く。連休中に訪れた皆さんには感謝、再訪をお待ちします。海老名出丸さん、待っています。

 営業案内「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」およびその(2)です。下線部をクリックしてご覧の上、どうぞご利用ください。
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