こないだブログを紹介した水野敬也の本。
『夢をかなえるゾウ』がとても面白かったので、いささか期待が大きすぎたかな。
それにしても遅読なぼくでさえ1時間くらいで読み終えるというのは、う~ん・・・正直ちょっとね、物足りない感は否めないな。
度々書いている通りこの著者のセンスにはすごいものがある、「構想力」とでも言うのかな?そこは揺るがない。そこかしこで笑わせてもらったし。
ただ、こうして小説という形態をとるなら文章もそれなりにしてほしいかな。
と、上から目線で語りたくなるようなキャラなんだな、水野さんってw
否定ばかりしているようだが、この作品が伝えたい事はすごく伝わってくる、すごくストレートな物語だから。
あ、もしかしてそこが問題か?いわば「伝わりすぎ」ってことかな。もうちょっとひねった展開でも楽しめるんじゃないかと。
けど、『夢ゾウ』もそうだけど、基本は自己啓発みたいな目的本だから、方向性としては正しいのか。
1時間で読み終わる本は忘れるのも早い気がする。残念だけど。