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気になったこと

2011-09-05 | 雑記
先日、知人から聞いた話。

こないだ家族にご不幸があって、当然葬儀屋さんに世話になった。その葬儀屋さんの女性スタッフに
「祭壇のある部屋で寝てると故人が出てくるような感覚に襲われた」という体験を告げたところ

「もし夢で故人が出てきても話しかけちゃだめです。49日前まではさまよう霊体だから成仏しなくなっちゃう」

みたいなことを言われたと。

これを聞いて当初ちょっと違和感を感じた。時間が経つにつれ軽い怒りを抱くまでになった。



もちろんぼくが幽霊関係を全否定していることも関係しているかもしれないけどね。

ただ、百歩譲って幽霊をアリと仮定してもだよ、自分の肉親が夢に出ても「話しをするな」というのはちょっとひどいと思った。しかも葬儀業者がそれを言うというのは影響力的に反則技じゃないだろうか?

こういうのって、たとえ幽霊を信じてない人間でも潜在意識下で「しばり」になっちゃうことがあると思う。
と言ってるぼく自身が結構知らず知らず意識してたりするんだけど。



よく霊媒師みたいなのが「先祖供養を怠ったために家庭に不幸が起きる」だとか「あなたのご病気は亡くなった親族の霊が関係してます」とか、よく言うけど、冷静に考えると変だと思うのだ。

いや、先祖供養の励行という観点からはわかるんだけど、
もし自分が霊になったとして、供養が怠慢だからって自分の子や孫に不幸をもたらすか?手塩を賭けて育てた子供を「交通事故で半身不随」になるように仕向けたりするか?



ぼくは断言したい。
先祖や近しい人の霊は、守ってくれることはあっても不幸にしたりしないって。
(ってか、そもそも霊なんて存在しないんだけどねw)

と、いくら訴えても変わらないんだろうな。
案外とここは根深いものがある、なにしろ太古の時代から日本人にある「怨霊信仰」のなれの果てだからね。

「怨霊信仰」については長くなるのでまたの機会に。