石匠風間ブログ!

読書、音楽、雑学

靖国へ

2007-09-24 | 歴史
先週、商工会議所の研修で靖国神社へ行って来た。ここ数年は毎年行っている。なんら代わり映えしないから暇だろうと詰め将棋の本を持って行ったが、行ったら行ったで結構面白いのだよね。本を読む暇は無かった。

面白いなんて言ったら不謹慎かもしれないが、あそこには日常に存在しない摩訶不思議な空気がある。「日本絶対正義」みたいな主張をためらいなく吐き出すのって、どこのテレビでも雑誌でも無いと思う(マニアックなのは別)。
ぼくは思想的に右よりだけど、靖国の原理主義的な究極国家主義の前ではまるっきりかすんでしまう。

社殿に隣接する博物館内で流すビデオでは日露戦争での日本軍の大活躍を軍艦マーチに載せて勇壮に語る、これがまた痛快で良い。大東亜戦争においてはニュージーランドやマダガスカル島まで戦線を広げていたなんて知らなかった。

誤解されると困るが、ぼくは争いごとは嫌いだ。戦争なんて絶対体験したくない。されども、先祖を悪く言うのはいやだ。正しいとまでは言い切らないが、我々の元である先祖を鬼畜の如く表現するのは人として正しくないと思う。先祖を悪く言うということは天に向かって唾を吐くのと同じだ、自分に落ちてくるのだ。