え~、そうこうしているうちに第9次の東日本大震災被災地支援活動がスタートしてしまいました。今回の訪問地は石巻市・雄勝町と気仙沼、そして5月にも訪れた気仙沼大島で、すでに一昨日はラジオ石巻への出演と市内での公演、昨日は雄勝町での公演を終えまして、本日は気仙沼に移動する予定です。
とは言っても今回の…6月活動のご報告は滞在最終日。すでに石巻・女川での活動を終えて東京に帰る途中のお話です。まずこちらのご報告を完了せねば。。
今回の訪問のもう一つの目的。。それはこの4月に警戒区域を解除された福島県・南相馬市を訪ねることでした。震災後、原発事故の影響で市内の一部区域が警戒区域に指定された同市では、ボランティアなどによる瓦礫撤去や泥だしの作業もまったく行われていません。海岸線の近くで津波に遭ったその被害のまま時が止まってしまっているのでした。
地盤沈下のため水没している土地、壊れたままに放置されている家屋。。


そうしてこちらでは、地震のしわざか津波の威力か、道路がずれてしまっています。

あまりに凄まじい光景ですが、1年と3ヶ月が過ぎてもそのままの手つかずである事が恐ろしい。
ぬえは昨年6月に初めて石巻や気仙沼などを訪れたわけですが、そのときに見た光景となんら変わりのない状態でした。
6月に石巻を訪れたとき、「ああ、なんでもっと早くここに来てあげなかったんだろう」、と思いました。そんな気持ちもあって、震災直後のまま被害状況が残されている場所に立つことで、当時の有様を感じ取りたかったのです。
。。帰京もしなければならないために南相馬での滞在の時間が限られていることもあって、ぬえが見たのは南相馬のほんの一部分でしかありませんが、それでも凄まじい被害状況に圧倒されてしまいました。
いまこの地域は住民の立ち入りや商店の営業もできるのですが、宿泊することができないそう。それでは活動の範囲はぐっと狭くなってしまいます。そうして、空には放射線を測定する機器をぶら下げているのでしょうか、一機のヘリコプターがあちこちをゆっくりと旋回していました。
そうしてさらに。。ぬえたちが車を走らせてゆくと、とうとう福島の原発事故による警戒区域の検問所にまで到ってしまいました。当然通行はできず、大きく引き返して、ようやく東京に帰って参りました。

前述のように、いま ぬえたち能楽師有志一行は石巻に滞在しております。この滞在中には2度の花火大会イベントへの参加があって、だんだんと夏まつりが復活してきた様子に喜びを感じております。その一方、やはりいまだに被災建物の撤去が進んでいない地区があったり、原発事故の影響が深刻だったり、複雑な思いもあります。
とりあえずは。。今日の公演を成功させられるよう、がんばって勤めて参ります。。
(この項とりあえず了)
とは言っても今回の…6月活動のご報告は滞在最終日。すでに石巻・女川での活動を終えて東京に帰る途中のお話です。まずこちらのご報告を完了せねば。。
今回の訪問のもう一つの目的。。それはこの4月に警戒区域を解除された福島県・南相馬市を訪ねることでした。震災後、原発事故の影響で市内の一部区域が警戒区域に指定された同市では、ボランティアなどによる瓦礫撤去や泥だしの作業もまったく行われていません。海岸線の近くで津波に遭ったその被害のまま時が止まってしまっているのでした。
地盤沈下のため水没している土地、壊れたままに放置されている家屋。。


そうしてこちらでは、地震のしわざか津波の威力か、道路がずれてしまっています。

あまりに凄まじい光景ですが、1年と3ヶ月が過ぎてもそのままの手つかずである事が恐ろしい。
ぬえは昨年6月に初めて石巻や気仙沼などを訪れたわけですが、そのときに見た光景となんら変わりのない状態でした。
6月に石巻を訪れたとき、「ああ、なんでもっと早くここに来てあげなかったんだろう」、と思いました。そんな気持ちもあって、震災直後のまま被害状況が残されている場所に立つことで、当時の有様を感じ取りたかったのです。
。。帰京もしなければならないために南相馬での滞在の時間が限られていることもあって、ぬえが見たのは南相馬のほんの一部分でしかありませんが、それでも凄まじい被害状況に圧倒されてしまいました。
いまこの地域は住民の立ち入りや商店の営業もできるのですが、宿泊することができないそう。それでは活動の範囲はぐっと狭くなってしまいます。そうして、空には放射線を測定する機器をぶら下げているのでしょうか、一機のヘリコプターがあちこちをゆっくりと旋回していました。
そうしてさらに。。ぬえたちが車を走らせてゆくと、とうとう福島の原発事故による警戒区域の検問所にまで到ってしまいました。当然通行はできず、大きく引き返して、ようやく東京に帰って参りました。

前述のように、いま ぬえたち能楽師有志一行は石巻に滞在しております。この滞在中には2度の花火大会イベントへの参加があって、だんだんと夏まつりが復活してきた様子に喜びを感じております。その一方、やはりいまだに被災建物の撤去が進んでいない地区があったり、原発事故の影響が深刻だったり、複雑な思いもあります。
とりあえずは。。今日の公演を成功させられるよう、がんばって勤めて参ります。。
(この項とりあえず了)