島暮らし体験ツアーに参加したものの、折りからの寒波で心も凍って
小豆島には住めないと思ったのだが、夫に『どうだった』と問われ、迷いはじめた。
夫に尽くさねばならないような借りはない。むしろ貸しがあるくらいなのに、NO-と言えない。
すっかり、移住する気になって、釣り場情報を楽しげに検索している。
子供たちも、『駄目なら帰ってくればいいから、行けば』と、軽くのたまう。
空き家一覧の、賃貸で便利な場所を探したら、たまたま体験ツアーでみた家が
まだ借り手がないみたいだったので、申し込んだ。
が、島が求める移住者とは、地域の中に溶け込み、地域の新しい人材となって頂ける方
と書いてある。とすると我々には資格がない。
申し込み用紙にも、今後の生活の仕方の欄があった。
多分、この家は貸してもらえないとの予感がしてきた。
落ち着いて調べてみると、島のなかでも最重要観光スポット付近だった。
見本に置いてある家?かもと思いながら、返事を待っている。
嬉しいような、怖いようなドキドキしちゃう私の胸。
トーちゃんに聞いたら何にも言わずに笑っているだけ。困っちやうなー
15年も有機農法で育てた土地、捨てられないし。