今までまともに育ったことのなかった牛蒡が、今年は生き生き育っている。
秋蒔き牛蒡を抜いている途中でスコップが折れてから、心も折れて
放置していたのを、なんとか抜いた。（春蒔きの収穫時期なのに）。
グロテスクなお姿。でもやっと育った牛蒡。
切ると中にすが入っている。
テンプラにすることにした。少し硬いが味はまずまず。だが物足りない。
再度油の中に入れて、ガリガリにしてみた。
牛蒡の厚切りチップ。いける、いける。歯ごたえ、甘味、風味。
牛蒡がこんなに美味しく感じたのは、はじめて。
売っている牛蒡とは、別物の味。止められない止まらないグロテスク牛蒡。
見目麗しい牛蒡が牛蒡と思っていたのは間違いだった。
グルメな毎日、畑有難う。
毎年蒔けども葉が育たずだった牛蒡が、今年突如育ちはじめた。
こぼれ種も悪条件でもぐんぐん育っている。
美味しいよーと呼んでいるみたい。そうだ味ご飯にしよう。
意外と掘りやすかったので一列抜いて
キュウリを蒔をまく場所も確保。一挙両得。
結構いいのが採れた。やっと私を好きになってくれたらしい。
そしたら、急に泥棒事件で疲弊していた心が嫌になってきた。
沖縄全戦没者追悼式で、安里有生くんの詩を思い出した。
へいわってすてきだね。えがおであそぶ。
やさしいこころがにじになる。よなくにうまがヒヒーンとなく。
みなとにはふぇりーがとまっている。うみにはかめやかじきがおよいでいる。
与那国島は、個人旅行でゆったり回って過ごした島だったので、
情景が目に浮かんで、ひき付けられた。
さあ、明日からは心広く畑とお付き合いしましょう。牛蒡くん有難う。
有生くん、心優しくなれる詩を有難う。
何回作っても、葉の段階でいつの間にか消えてしまっていた牛蒡。
今、流行っている牛蒡茶を、安全な牛蒡で作りたいと、駄目元を覚悟で、
秋に蒔いたのが、願いかなって収穫に漕ぎ着けた。
前作は、ジャガイモだと思う。里芋かネギの後がいいらしが、場所がなかった。
早速、牛蒡茶を作って飲んでいるが、美味しいとは言えない。
冷やしたのを畑へ持って行き、喉が渇いた勢いで飲めば、
苦にならないので続けて飲んでいたが、雨で畑に行けないとなると、
もう、普通のお茶しか飲む気になれない。
南雲式若返りの秘術らしけど、努力が苦手な私、いつまで続くか？・・・・
妹がキンピラにしてくれたのは、美味しかった。自分で作ったと思うと、
なお美味しい。無農薬牛蒡だから心が、なおなお美味しく感じさせる。
やっぱり、コーヒーが美味しいなー。
何度種を蒔いても、まともなものが出来なかった牛蒡。
今回初めて、勢いのいい葉が生えているので、期待して掘った。
まあまあの出来だが、５０センチは掘って市販の種を蒔いたものより
こぼれ種で育った牛蒡のほうが、
真っ直ぐに育っている。種が土地に馴染んだのだろうか。
なにはともあれ、自然栽培の牛蒡が食べられることに、満足、満足。
次は飛び上がるほど美味しい味の牛蒡を目指そう。
