旅をして思うことは、仏教を信仰している国は、控えめだということ。
ラオスは特に。
少数民族の染め織り工房を見学しながら、並べられている作品を
品定めしていると、柵越しに立っている少女を見つけた。
聞くところによると、この少女が織ったのだという。
この1枚しかないとのことで、とても精巧に織られていた。
丁度、孫の年齢ぐらいかと、愛おしくなり、写真をとって、作品を買っが、
声もかけず、ただ作品を持って、立っているだけだったので、
気づくのが遅くなってしまった。
こんなに、綺麗に織れる技術のある少女だ、日本人に生まれていたら、
もっとちがった選択肢で才能を開かせられただろうと思うと、可哀想になった。
一流の織り姫になることを祈るばかり。