あれやらこれやら いろいろ沖縄

沖縄に住み30数年の県外居住者が見た沖縄の生活や人情・自然や文化、観光。「あれやらこれやら」気ままに。

沖縄の運転ぐせ あれこれ

2007年05月23日 10時47分58秒 | Weblog
 車の運転について、沖縄の唯一の恥部と思っています。
車の運転マナーや癖については、地方によりそれぞれ違うものですが、沖縄は車社会。観光に来られる方は、是非、一読ください。
 運転マナーの悪いのはタクシー。技術も悪いのではないかと、最近、そう思っています。
客を捉まえるために、のろのろと公道を走らせる。複車線あるところなら追い越しも出来るけど、片道一車線のところでも平気でゆったり。お客が手を揚げようものなら、急停車はもちろん、曲がり角でも歩道上でもお構いなし。「迷惑かけてごめんね」と頭を下げるでなし、軽く会釈をするでもない。左にウインカーを上げていて、突然、右折シグナルを出したかと思った瞬間、同時に右折行動に入る。沖縄に住んで20年を過ぎるが、分かっていても肝を冷やす事がたびたびである。
元来、タクシーは乗客次第で考えられない行動を取ることは運転するものの常識ですが、その常識をはるかに超えた運転手が多いこと。
 何と言ってもタクシードライバーはプロのはず、一般のドライバーがこのタクシー運転を見習うかのような無謀な運転を平気でやるからたまらない。
左折、通行区分帯の変更などウインカーを上げずに曲がる。又は曲がりながらウインカーを出すというのが非常に多い。
 ある日、運転歴20年にもなる友人に、
「曲がるときどうしてウインカーを上げるか知っている?」と酒席でたずねたことがある。
「曲がるからだろう」という返事。何度問い返してもこの返事。冗談言っているのだろうと思いつつ、
「前後左右の車に事前に知らせるためだ」と躊躇しながら言うと
「そうなんだあ」と納得気味。切り出した私自身が面喰った。
 往復4車線の道路にわき道から出ようとする車がある。手前の車線が空いたのに出ない。いらいらしながら仕方なく待つ。突然と中央車線へ躍り出る。その先で、右折するため、両車線が空くのを待っていたのである。ひどいのになると反対車線まで一気に抜けるタイミングまで待っている。え?女性の運転だろうって?いえいえ、決して女性だけの特有の行動ではありません。
 「観光立県沖縄のために何とかしなければ駄目だ」とウチナンチュウ(沖縄県民)の友人を相手にご高説を垂れるが
 「道は自分ひとりのものじゃないんだから」と私の考えを窘められる。
挙句は
「全国どこにでもいるだろう」と責められる。これでこの話題は息切れとなる。
20年住むがこの発想はどこから来るのか未だに分からない。いつか沖縄の人々の情に触れるが、それと全くマッチしない。
 いずれにしろ、こうした運転が異常に多い事だけは頭に入れてドライブを楽しんで欲しい。
 大切な事を忘れていた。交差点で黄色の信号でも猛スピードで突っ込んでくる。赤でもしばしば。反面、自衛手段だろう、青に変わっても2秒間くらいは発進させない。これでまた追突しそうになる。
 沖縄は事故率(車一台の事故発生率)で全国1,2を争っているのは、レンタカーが多い所以だけでもなさそうです。
 最後に、大切な事をひとつ。沖縄の道はスリップしやすい。とんでもないところで車がスリップする。レンタカー会社によると塩害らしい。雨天、晴天関係なしにスリップするから正解かもしれない。急ブレーキ、急発進はほどほどに。

 ドライバー全員がそうであるのではない。その割合が実に多いという事を書き添えておきたい。優秀なドライバーやマナー運転を守っている県人のために書き添えておきました。